2011年06月27日

過去・未来

『広重さんはよく昔のことを覚えていますね』、とよく言われるが、私にしてみれば、みんなそんなに忘れているの?とか思うわけで、特に記憶がいいという気分でいるわけではない。

それに昔のことにこだわっているわけでもなくて、非常階段の話をする時に、すぐ1970年代のどらっぐすとぅあや林直人くんのこと、エッグプラントの話になったりするけれど、もちろん少しは誇りに思ってはいるけれど、あの時代がよかったとか、あの頃と今と比べるとかいうこともあまりない。むしろ覚えていることは覚えているけれども、そんなに価値的に思っているわけではない。

よく言うことだけれど、昔のバンドと今のバンドを比べたら、今のバンドのほうが音も内容もいいに決まっている。我々はたまたま早く生まれ、その時代の流れで音楽をスタートさせたにすぎない。

いつも興味は未来の方向にある。
これからどうするのか、どんなふうになっていくのか、それを楽しみにしないでどうする。
どんなに絶望的な状況であれ、それがずっと続くなんていうのはありえないのだ。
若い人たちが我々の想像を超えるようなことをやってくれるに決まっている。
それに乗り遅れないように、我々老人は必死でくらいついていくだけのことである。


kishidashin01 at 23:30│clip!日常