2008年03月30日
鼬の通り道
幽霊の話などを書くと、猿股茸美都子のKさんにウケが良い。
今日は直接話ができた。
私の生家では部屋数が足りず、私が中学3年生、姉が大学生の時にようやく姉の部屋が出来た。それは屋根の上の物干し台(昔の家には物干し台が屋根の上にあったものだ/三丁目の夕日参照)を取り壊して、そこにプレハブのような部屋を増設したものだった。屋根の上に小さな部屋が乗っかっているような感じで、今思うとよく台風などで飛ばされなかったものだと思う。
私が高校3年生の時、姉のその部屋を譲り受けた。姉はたしか近所のマンションに部屋を借りたはずだ。
姉が部屋を空にし、私に譲り渡す日、『この部屋ね、夜中のある時間になると揺れるけれど、揺れるだけだから、気にしないように』と言われた。
その部屋に寝るようになった最初の晩、確か深夜の12時過ぎだったと思う。
どこかからなにかが駆けてくるような物音がしたかと思うと、自分の寝ている部屋の真下をなにかが猛スピードで駆け抜ける音がして、部屋が「ゆっさ」と1回揺れた。
これか!と思ったが、それがなになのかは全然わからない。
動物が駆け抜けるような感じなので、鼬かなにかが駆け抜けているのかとも思うのだが、いつも同じ時間に、というのがヘンである。
また、なにかの動物が駆け抜けたところで物音はするにしても、部屋が揺れるのはどう考えてもおかしい。
それでも怖がることもなく、その一瞬の「ゴッ!」という物音と部屋の揺れも気にならなくなった。
神様か天狗か妖怪かなにかわからないが、私の屋根の上が彼の通り道なのだろう。
そこに部屋を作ってしまったため、その下を通らざるをえなくなったのだ、と思っている。
私が大学を卒業してその部屋をあけるまで、その物音の部屋の揺れは続いた。
その後はその部屋で寝泊まりしていないので、今でも夜中に部屋が揺れているのかどうかはわからない。
でも、きっと今でも毎晩のように「ゴッ!」という物音と部屋の下をなにかが駆け抜けること、そのことによって部屋が揺れている事象は継続している気がする。
でもその正体を、私は見たことがない。
今日は直接話ができた。
私の生家では部屋数が足りず、私が中学3年生、姉が大学生の時にようやく姉の部屋が出来た。それは屋根の上の物干し台(昔の家には物干し台が屋根の上にあったものだ/三丁目の夕日参照)を取り壊して、そこにプレハブのような部屋を増設したものだった。屋根の上に小さな部屋が乗っかっているような感じで、今思うとよく台風などで飛ばされなかったものだと思う。
私が高校3年生の時、姉のその部屋を譲り受けた。姉はたしか近所のマンションに部屋を借りたはずだ。
姉が部屋を空にし、私に譲り渡す日、『この部屋ね、夜中のある時間になると揺れるけれど、揺れるだけだから、気にしないように』と言われた。
その部屋に寝るようになった最初の晩、確か深夜の12時過ぎだったと思う。
どこかからなにかが駆けてくるような物音がしたかと思うと、自分の寝ている部屋の真下をなにかが猛スピードで駆け抜ける音がして、部屋が「ゆっさ」と1回揺れた。
これか!と思ったが、それがなになのかは全然わからない。
動物が駆け抜けるような感じなので、鼬かなにかが駆け抜けているのかとも思うのだが、いつも同じ時間に、というのがヘンである。
また、なにかの動物が駆け抜けたところで物音はするにしても、部屋が揺れるのはどう考えてもおかしい。
それでも怖がることもなく、その一瞬の「ゴッ!」という物音と部屋の揺れも気にならなくなった。
神様か天狗か妖怪かなにかわからないが、私の屋根の上が彼の通り道なのだろう。
そこに部屋を作ってしまったため、その下を通らざるをえなくなったのだ、と思っている。
私が大学を卒業してその部屋をあけるまで、その物音の部屋の揺れは続いた。
その後はその部屋で寝泊まりしていないので、今でも夜中に部屋が揺れているのかどうかはわからない。
でも、きっと今でも毎晩のように「ゴッ!」という物音と部屋の下をなにかが駆け抜けること、そのことによって部屋が揺れている事象は継続している気がする。
でもその正体を、私は見たことがない。