2008年03月27日
スターダスト・メモリー
ウディ・アレンの映画「スターダスト・メモリー」がようやく国内版DVDが発売になった。
スターダスト・メモリー
ウディ・アレンは日本でもファンの多い映画監督だと思うが、多作ということもあるのか、この「スターダスト・メモリー」だけは字幕入りのVHSビデオが発売になっただけで、レーザーディスクもDVDも日本版は発売になっていなかった。
ウディ・アレンのDVD-BOXが出た時にもこの映画は割愛されていたので、よほど人気がないのだなと思っていた。
アメリカでは早々にDVDが出ていたので米盤DVDを購入、日本のBSで放送した字幕版をDVDに焼いて、カップリングしてコレクションしていたのである。
国内版ということで、先週とりあえず購入。
映画マニアというほど映画の本数を見たわけではないが、映画館、テレビ放送、ビデオなどで、それなりの本数は映画を見てきたと思っている。で、映画の中で一番好きな作品は何ですかと訊かれることがあれば、まよわず「スターダスト・メモリー」をあげてきた。
そう答えると、たいがいの質問者はこの映画を見ていない。
ウディ・アレンといえば「アニーホール」「マンハッタン」「ハンナとその姉妹」が代表作で、しかし初期のドタバタコメディ好きな方も多い。
「ブロードウェイのダニー・ローズ」「カメレオンマン」「カイロの紫のバラ」あたりのセンチメンタリズム作品も映画通には評価が高いと思う。
「スターダスト・メモリー」はウディ・アレンの個人的な作品という見方が多い。そのため、どうしても他の作品のレベルの高さと比較されると、いまひとつ何を言いたいのかわからない作品と見られるのだろう。
いや、違う。
シニカルなのだ。
そしてそのシニカルにこそ、ウディ・アレンのセンチメンタリズムの極めつけが封じこめられている。
サッチモの「スターダスト」、最高に眩しいシャーロット・ランプリング、最高の幸せとは大好きな女性と過ごすなにげない時間なのだという真実。
ロードショーの間、3度映画館に足を運んだ、おそらく自分の生涯にとって最も大切な映画、かな。
早口で難解なセリフも多く、時系列も入れ替わり立ち替わりなので、DVDで見るにはよい映画だと思います。
一番好きなシーン?
浜辺の象のところです。


ウディ・アレンは日本でもファンの多い映画監督だと思うが、多作ということもあるのか、この「スターダスト・メモリー」だけは字幕入りのVHSビデオが発売になっただけで、レーザーディスクもDVDも日本版は発売になっていなかった。
ウディ・アレンのDVD-BOXが出た時にもこの映画は割愛されていたので、よほど人気がないのだなと思っていた。
アメリカでは早々にDVDが出ていたので米盤DVDを購入、日本のBSで放送した字幕版をDVDに焼いて、カップリングしてコレクションしていたのである。
国内版ということで、先週とりあえず購入。
映画マニアというほど映画の本数を見たわけではないが、映画館、テレビ放送、ビデオなどで、それなりの本数は映画を見てきたと思っている。で、映画の中で一番好きな作品は何ですかと訊かれることがあれば、まよわず「スターダスト・メモリー」をあげてきた。
そう答えると、たいがいの質問者はこの映画を見ていない。
ウディ・アレンといえば「アニーホール」「マンハッタン」「ハンナとその姉妹」が代表作で、しかし初期のドタバタコメディ好きな方も多い。
「ブロードウェイのダニー・ローズ」「カメレオンマン」「カイロの紫のバラ」あたりのセンチメンタリズム作品も映画通には評価が高いと思う。
「スターダスト・メモリー」はウディ・アレンの個人的な作品という見方が多い。そのため、どうしても他の作品のレベルの高さと比較されると、いまひとつ何を言いたいのかわからない作品と見られるのだろう。
いや、違う。
シニカルなのだ。
そしてそのシニカルにこそ、ウディ・アレンのセンチメンタリズムの極めつけが封じこめられている。
サッチモの「スターダスト」、最高に眩しいシャーロット・ランプリング、最高の幸せとは大好きな女性と過ごすなにげない時間なのだという真実。
ロードショーの間、3度映画館に足を運んだ、おそらく自分の生涯にとって最も大切な映画、かな。
早口で難解なセリフも多く、時系列も入れ替わり立ち替わりなので、DVDで見るにはよい映画だと思います。
一番好きなシーン?
浜辺の象のところです。
