2008年01月26日

読んでくれてありがとう

ロキシー・ミュージックの「フレッシュ・アンド・ブラッド」の話を数日前に書いたが、このblogを読んでいる人はあまり興味のないアルバムかなと思っていたのだが、「持っています」「愛聴盤です」といったメールをいくつかいただいた。
メールいただいた方、ありがとうございます。

私の世代の感覚だと、こういったひとつのバンドの中途半端な時期のアルバムはあまり聞かれていないと思いがちなのだが、今の時代、多くの人は多種多様な音楽を同時に聞いているのですね。感心しました。

私は1959年生まれで、さすがに60年代の音楽は後追いで聞いたけれども、4才年上の姉がいたおかげで、70年代以降の邦楽洋楽はほぼタイムリーに聞いている。もちろん例えばキング・クリムゾンの存在に気がついた時は「太陽と戦慄」は出ていたわけで、「クリムゾン・キングの宮殿」や「アイランド」などは後から聞いたわけだけれども、数年のタイムラグですんでいる。この聞き方が出来たことは、自分の中の音楽史が構築されたことに大いに役立っている。
なので、それこそ平成生まれのような若い方が、最新の音楽も60-70年代の音楽も同じポジションで聞いている感覚は、私にはやはりわかっていないのかもしれない。
たぶん、聞き方が違うということは、感じ方も微妙に異なると思うからだ。


今日受け取ったある男性のメールには、「フレッシュ・アンド・ブラッド」のことの他に、以前私のblogで三上寛さんの発言「(男の)人生は19才がすべてだと思う」を紹介した時、たまたまその日がその方の19才の誕生日だったこともあり、印象的な出来事になった旨のことが書いてあった。

私は今48才だけれど、自分が19才の時に私の父親は48才だったことになる。
今日メールをくれた彼を含め、十代のリスナーに対して私は父親にはなれないけれど、見てきたことや感じたことを少しづつ伝えたり話せたり出来たらいいなと思う。

デモCDも送られてきたお手紙もちゃんと聞いていますし、ゆっくり読ませていただいています。(明らかに狂気の方と見受けられる場合は無視させていただいておりますが)
全部に返事はできませんが、このblogなどでなんらかの回答も出来たらと思っています。

しかし本当に多くの方に「blog読んでいます」と言われ、驚いています。
もう10年以上会っていない従兄からの今年の年賀状に「blog読んでいます」と書いてあったのには驚きました。(笑)
そんなことを言われると「みんな死んでしまえばいいのに」なんて書けなくなるじゃないですか!(書かなくていいけど)


今日は徳島の小西さんが大阪に用事で来られ、ついでにアルケミーにも寄っていただいた。いつもお気遣いありがとうございます。
ハードスタッフ・林直人追悼号は今年の夏発刊を目指して進行しているとのこと。みなさん、楽しみにしましょう!

おにんこ!のまいこちゃんから電話。明日梅田でライブがあるとのこと。行きたいが明日の夜は予定がつまっていて行けない。
みなさん、私のかわりに見に行ってください。そして感想をみなさんのblogで紹介してください。よろしくお願いします。

kishidashin01 at 20:50│clip!日常