2010年08月

2010年08月31日

非常階段単行本今週発売

K&Bパブリッシャーからの非常階段単行本「A Story Of King Of Noise」は9月3日発売です。アマゾンはもちろん、ディスクユニオン、タワーレコード、アルケミーレコードの通販サイトでも購入できます。一般書店でも購入できます。楽天など本の通販サイトでも買えますので、全国のコンビニ受け取りでも買えるはずです。

9月3日は発売記念イベントとして、東京・ディスクユニオン渋谷中古センターで20時から、JOJO広重と筆者の野間易通さんとのトーク、そしてサイン会もあります。お時間ある方は参加ください。
単行本『非常階段 A STORY OF THE KING OF NOISE』&DVD『原爆スター階段|LIVE AT SHINJUKU LOFT 2009.10.10』発売記念トークイベント&サイン会

同日、原爆スター階段のDVDも発売です。
こちらはディスクユニオンさん限定のTシャツ付きバージョンもあります。
アルケミーの通販も特典付きです。ご利用ください。送料無料です。
アルケミーレコード通販サイト

ぼちぼちですが、非常階段本の書評が出ています。

「ROOFTOP」9月号より多田遠志の書評

読書メーター


9月から10月はこの本と原爆スター階段DVDの宣伝もあってメディアにかなり露出します。ライブも多いです。
応援よろしくお願いします!

kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2010年08月30日

書評

非常階段単行本「A STORY OF KING OF NOISE」の取材、インタビュー。

ある新聞の書評欄に掲載の予定です。
近日情報公開しますね!

でも新聞に載るなんて、嬉しいな。

長生きしていると、本当にいろんなことがありますね!


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2010年08月29日

大阪へ

午後、大阪に帰還。

大阪はやはり東京より温度も湿度も高い。
人もきっと、温かい。
そんな気がするな。


ベアーズへ。

sarry。sarryは昨日の原美術館でのライブに映像と共に出演すると映えるだろうな。幻想的でした。

フリーダムを少し見て、中座させていただきました。

河端くんやスハラくんと少し話せて嬉しかった。

ややお疲れモードかな?今夜は早く寝ますね。




kishidashin01 at 22:40|Permalinkclip!ライブ 

2010年08月28日

BLANK MUSEUM 3日目、「いつか」

東京・北品川・原美術館での「BLANK MUSEUM」3日目。今日はライブで出演。

今日も東京は晴天、暑い中、ほぼ半日を青空の下の芝生で過ごされた観客のみなさんには脱帽。

私は山本精一くんとギターデュオが約20分。少し予定より短かったかな。
インプロ、フィードバック、ノイズといくつかの表現スタイルの応酬となりましたね。見ていた方はどう感じたのだろう。

その後、穂高亜希子さんが入って2曲。「春風」「いつか」。
「いつか」の最後の歌詞は、マイクなしで歌わせていただき、穂高さんとのデュオとなりました。
山本・広重をバックに歌う穂高亜希子さん、とてもしっかりした歌声で、貫禄も。いいライブでしたね。

飴屋さんとは20年ぶりの再開。勝井さんとも約1年ぶりかな。
伊東篤宏+山川冬樹のサウンドと光のパフォーマンスが白眉でした。

いい企画でしたね。
また来年も機会あればやってください。


twitterやblogでつながっているchinatsumoさんがご主人とお子さんを連れて来場。ありがとうございました。
楽しい時間が過ごせました。
子供は本当に素晴らしいですね。
またいつの日か、再会を楽しみにしています。


kishidashin01 at 23:09|Permalinkclip!ライブ 

2010年08月27日

変化

いくつかの出来事があり、ここにはまだ書けないけれど、少しまたまわりに変化がおきそうだ。

停滞している時は、やはり自分から動いて、さざ波をおこすことになる。

波紋が広がる。そしてまわりが動き、風がおこる。
動かないと、風はおこらない。

待っているよりは、自分で風をおこしたほうが、早いね。


おかえり。
久しぶり。

また、なにかができるね。

なにかが変わるはずさ。


kishidashin01 at 23:06|Permalinkclip!日常 

2010年08月26日

BLANK MUSEUM、スタート

本日から4日間、アップリンクと原美術館による、映像、パフォーマンス、音楽ライブによるイベント「BLANK MUSEUM」がスタートした。
BLANK MUSEUM公式サイト


今日はケネス・アンガーの映画特集、灰野敬二+ジム・オルークのライブ演奏があったはずで、おおいに盛り上がっていることと思う。

ケネス・アンガーは1980年代、私の友人が個人的に交流があり、「ルシファー・ライジング」の16mmフィルムをアンガー自身から譲り受け、日本で彼がフィルムの現物を持っていたことがある。
特にサウンドトラックをレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが担当したバージョンということで、彼と1982年〜83年に行った「ルシファー・ライジング・ジミー・ペイジ版」の自主上映会は好評、盛況だった。
私が大学を卒業して東京に出てきた時に始めた会社(ごっこ)の船出にはこの映画にかなり助けてもらった記憶がある。
今日のBLANK MUSEUMでの上映はきっと公式版のボビー・ボーソレイユ版だろう。


私は28日土曜日、このBLANK MUSEUMに出演させてもらいます。
山本精一くんとのデュオ、さらに穂高亜希子さんが参加してのトリオでの演奏を予定しています。16時くらいかな?
当日券もある模様です。天気もよさそうなので、ぜひご来場ください。


kishidashin01 at 19:18|Permalinkclip!ライブ 

2010年08月25日

HMV渋谷店の思い出

私の好きなアーティストで、DOLL BY DOLLというバンドのボーカリストだったジャッキーレヴィン(JACKIE LEVEN)がいます。
1990年代に彼のソロアルバムを購入していたのがHMV渋谷店でした。ジャッキー・レヴィンのコーナーがあったCDショップは、私が知る限りHMV渋谷だけでした。当時のタワーレコード、ディスクユニオン、WAVE、ヴァージンメガストアの都内各店にはジャッキー・レヴィンのCDはなかったんです。 コーナーすらなかったんです。

しかしジャッキー・レヴィンの新譜が出たら、必ず1枚はHMV渋谷には入荷してました。
アマゾンなどない時代、重宝しました。
2010年5月、久しぶりにHMV渋谷を訪れた際、洋楽Jのコーナーを見てみるとジャッキー・レヴィンのコーナー、まだありました。それを見つけた時、たまらなく嬉しかった。

CDショップに行って、好きなアーティストのコーナーがあると、とても嬉しかった。
そんな気分、ありません?
HMV渋谷みたいな大型店がこんな小さな人にも目をむけてくれている。そんな感じ。
1枚仕入れたら売れるけど2枚仕入れたら1枚余るようなバンドのCDがある店(笑)。だから私はHMV渋谷、好きだったんですよ。

HMV渋谷にはいろんな意見もあるでしょう。もしかしたら否定的な意見も。お店が変わったとか、行っても買うものがなかったとか、もしかしたらなにか嫌な思いをしたとか。
でもたったひとりのアーティストのコーナーがあるだけでその店が好きになって他の全部を許してしまえるような(笑)。そんなお客さんもいるんです、ここに。

こんな気持ち、アマゾンで欲しい商品にダイレクトにアクセスできる時代には、きっとなくなりつつある感触でしょうね。
いいとか悪いとかじゃなくて、そういう気持ちを持つことがなくなること、これからの若者がそういう気持ちになる機会が少なくなっていくこと、ちょっと残念に思います。



kishidashin01 at 05:45|Permalinkclip!音楽 

2010年08月24日

ギャラリー・パライソにて

アメリカ村・ギャラリーパライソで開催されている「捨てられないフライヤー展」を見に行く。

懐かしいチラシが続々。
これは見に行った、これは何年でしたっけ、まあ○○さん若い!などなど、いくら時間があっても飽きません。

個人が持ち寄ったものがファイリングされていたりして、見やすい工夫も。
なにより、音楽好きな人なら何時間でも見てしまいそうです。

9月5日まで開催しています。ぜひ足を運んでみてください。



kishidashin01 at 23:26|Permalinkclip!音楽 

2010年08月23日

HMV渋谷閉店を考える



HMV渋谷閉店を考える。


実は、HMV渋谷の閉店に非常階段がインストアライブに出演するというのは、通常では考えにくい。


この日以外のインストアイベント、例えば19日の曽我部恵一presents HMV渋谷 おつかれサマーフェスや22日のFINAL EVENT "REGENERATION" MINI LIVE、DJイベント、中原くんのヘアスタイリクス、最後に飛び入りしたスガシカオなどが正しいのであって、非常階段はあきらかに異質だと思う。

でも21日の非常階段のイベントにはたくさんの人が来たよね。私は300人超とブログで書いたけれど、後から写真や映像を見てみると500人くらい来ているように見える。

それに同じ時間帯には2階でHAL CALIがインストアライブを行っていて、たぶんそちらのほうが動員は少なかったと思うけれど、翌日のスポーツ新聞などのニュースにはHAL CALIがHMV渋谷閉店を惜しんだという記事が掲載され、非常階段のことには触れられていない。
でも、それでいいのだ。HAL CALIは新聞に載るような音楽で、非常階段はそうじゃないから。

非常階段は渋谷系ではない。非常階段はメジャーなバンドではない。そもそもずいぶん長く渋谷でライブも行っていない。新宿や高円寺の地下のライブハウスで数十人の観客を相手にアンダーグラウンドと呼ばれる世界でノイズを演奏しているようなバンドだ。

入場無料という条件があった。非常階段は過激なパフォーマンスバンドというパブリックイメージがあり、HMV渋谷の閉店というニュアンスでなにかお店を破壊するような行為があるのではないかと野次馬根性をそそった条件もないではなかった。

それに今回のイベントは店内の情報でお客さんが集まったというよりは、twitterを主とするネット環境で情報が広がった現象のひとつで、例えばDOMMUNEのustに1万人超の視聴者がついたとか、そういったニュアンスの出来事だと思う。

もちろんHMV渋谷のスタッフさんの英断や、最後だからというやけっぱち精神もあったと思う。そして非常階段をHMVのインストアにという破天荒な企画を遂行したいという意欲もいい方向に動いたと思う。
単行本のリリース、その先行販売、原爆スター階段のDVD発売という最新の情報も加味したとは思う。


それでもねえ、非常階段だよ!(笑)
よーく考えてみな!
オレは今年の7月に江古田でソロのライブやって4人しかお客さん来なかった程度の男だよ。
いくら無料とはいえ、非常階段のライブに入場規制がかかるほどの観客が集まり、ノイズを演奏し、モッシュが起こり、ワーワー騒いで絶叫して、『今度はおしっこするぜぃ!』なんてアホまるだしの50過ぎのおっさんの吠えるアジテーションに若者が拳を振り上げて「うおー!」と答えるなんて、絶対にHMV渋谷には"ありえない光景"ですよね。


じゃあなんでありえないことが起こったの?
それはみんながお店に来たからでしょ。
2010年8月21日土曜日14時、HMV渋谷の3階に300人だか500人だか知らないけれど、たくさんの人が集まったこと。
遠方から来た人もいた、非常階段のファンもいた、でもたぶん半数以上は非常階段という情報は知っているけれどなんだかおもしろそうと集まってくれた音楽ファンだと思う。
普通の音楽ファン、つまり普通の人たちがたくさんたくさん集まって、普通ではありえない瞬間を作り上げたのだと思うよ。
HMV渋谷と非常階段と集まったお客さんでみんなで作った「非・日常的光景」。だからみんな感動したり、笑顔だったり、楽しんだり、達成感があったり、ワクワクしたり、おおいにアホ丸出しだったりしたんじゃないかな。


HMV渋谷の閉店は大きなニュースだよ。音楽業界全体から見ても、超ビッグな出来事だ。
でもみんなにとっては街のCDショップがひとつ消えるというニュースでしかない。もうCDは買わないか、今後はまだ残っている店舗か、HMVオンラインやアマゾンで買うのだよ。
みんなの住む町にある小さな素敵なレストランが消えるという出来事とHMV渋谷の閉店は、実はそんなに大きな差はない。
さみしいよ。残念だ。でもMCでも言ったけれど、これは嫌みでもなんでもなく、みんなが店頭でCDを買わなくなったから実店舗が閉店になるわけで、それは経済事情という、これまた我々の日常生活の延長である現実の出来事でなんの不思議なことでもない。


でも非常階段インストアライブは、非・日常だったね。
そう、みんなが何かのきっかけで動けば、普通は想像も出来ないことがらだって起きる。
みんなの音楽に対するモチベーションが落ちているわけではない。音楽はなくなったりしないし、死んでもいない。
まだまだおもしろいこと、まだまだ想像も出来ないようなことはこれからも起こる。
新しいアーティストも新しい音楽もまだまだいっぱい出てくるし、ちょっとしたきっかけでみんなが出来ることはたくさんある。
そんな希望とか、夢とか、うまく言えないけれど、音楽の未来はまだまだいっぱい残っているんだなあと実感できる瞬間が21日のイベントには確実にあったと思う。だからお客さんもHMV渋谷のスタッフも、オレもみんなニコニコだったんだと思う。

みんなお金ないじゃん。オレもないよ。(笑)
じゃあ、無料でいいじゃない。1969年ウッドストック・フェスティバルに集まった40万人の観客の半分以上はお金を払わないで入場したらしいじゃない。お金のないヤツは音楽聞いたらダメなの?そうじゃないよねえ。
HMVのインストアのイベントも写真・ビデオは撮影禁止だったけれど、みんなバンバンとってすぐにyoutubeにあげてるじゃない。いいじゃん、やっちゃえやっちゃえ。オレは勝手にustreamで放送するヤツいたっておもしろいのにと思ってたんだよ。


何年か前にこのブログに書いたね。今の「音楽」は一旦終わる。でも次の「音楽」が始まる。
8月21日の非常階段HMV渋谷インストアライブは、もしかしたらその古い音楽が終わる瞬間だったのかもしれない。その現場にたくさんの人が立ち会った出来事だったのかもしれない。そしてノイズ演奏して盛り上がってモッシュして絶叫して、それがyoutubeにあがった瞬間が、新しい音楽とやらのスタートした瞬間かもしれない。そのことを実現したのは非常階段ではなく、集まった何百人かの音楽ファンのみなさんだと思いますよ。

オレもアホだよ。
でも非常階段インストアライブを実現したHMV渋谷のスタッフもアホさ。集まったみんなもアホさ。
でもアホが世界を変えるんだよ。現実を超えることだって出来るんだ。

なんか、そんなふうに思ったよ。

でもホント、みんな、ありがとう。
来れなかったみんなも。

HMV渋谷、本当にお疲れさまでした。


kishidashin01 at 03:59|Permalinkclip!音楽 

2010年08月22日

非常階段のライブ&単行本

昨日のHMV渋谷に来られなかった方、もしくは来たけれどまたライブが見たい方、年内の非常階段のスケジュールはこんな感じです。

9月5日(日)
ustream「DOMMUNE」スタジオライブ
夜の7時くらいからかな?

9月19日(日)
新宿ロフト
出演:非常階段、SUBVERT BLAZE(G:シマユウジ)、コンクリーツ、NON BAND、穂高亜希子+吉田悠樹+JOJO広重
これも夜の7時から。

9月26日(日)
駒場・東京大学駒場キャンパス多目的ホール「駒場小空間」 東京
【東京BOREDOM in 東京大学 2010】
出演:非常階段、デラシネ、ふくろ、Limited Express (has gone?) 、Alan Smithee’s MADUniverse、YOLZ IN THE SKY、owllights、のうしんとう、SuiseiNoboAz、 tacobonds、HB、not great men、and Young…、FAR FRANCE、SUPER DUMB、 s-explode、PASTAFASTA、他

12月4日(土)
大阪・なんばベアーズ
出演:非常階段、オシリペンペンズ

ぜひどこかの会場においでください。
9/5のDOMMUNEもスタジオ観戦できるのかな?申し込みが必要かも。
ご自身で調べてみてください。

新宿ロフトは前売りがまだあります。お早めに。

東京BOREDOMはわけあってこの2000円のCDRを購入するスタイルがいいようです。
カンパ制のための仕組みのようです。ご利用ください。


あと、10月にはスイスとイギリスでライブが決まっています。


非常階段単行本は9月3日発売で、ディスクユニオンやタワーレコードなどで発売記念トークイベントができそうです。そちらは私のトークやソロライブなどになりそうです。

非常階段単行本についてはアルケミーレコードのサイト、ディスクユニオン、タワーレコードで購入すると特典がつきます。
アルケミーレコード通販サイト
ディスクユニオン/非常階段
タワーレコード/非常階段

原爆スター階段のDVDも同様に通販できます。
アルケミーレコード通販サイト
ディスクユニオン/原爆スター階段
タワーレコード/原爆スター階段


非常階段単行本についてと、非常階段について、FMNサウンドファクトリーの石橋くんがブログで紹介してくれました。
ずっと僕らはアホでした。
↑思わず笑ってしまいました。


kishidashin01 at 21:51|Permalinkclip!ライブ