読書
2014年01月30日
キカイダー映画化
【新品】【書籍・コミック 文庫活字】人造人間キカイダー The Novel
昨年、小説版「人造人間キカイダー」がノベライズされて発売されていたことを知らなかった。アマゾンで取り寄せて読み終えたところ、今日その映画版制作発表が行われた。
映画「人造人間キカイダー」実写化
もちろん私は70年代にテレビ版でキカイダーやハカイダーを楽しんだクチで、特別な思い入れもある。
ロボットも涙を流すのだ、という石ノ森章太郎の発想は斬新だった。
無機質なものにも意識はあるのではないか。
そんなふうに思うことも、子供のころは普通にあった気がする。
ベジタリアンがどうも肯定できないのは、植物だって生きているではないか、という部分に意識がいくからだろう。
さて、映像は本当に楽しみである。
2014年01月15日
本
『みさちゃんのこと JOJO広重ブログ 2008-2010』なんて本を出したのはもう4年も前、そして』『非常階段〜A STORY OF KING OF NOISEも4年前の出版とあって、そろそろ絶版のようだ。
『みさちゃんのこと JOJO広重ブログ 2008-2010』はブログ記事をまとめたものだが、コンパクトにまとまっていて、懐かしい話やエッセイがまとまって読める感じで、なかなかいい本だったと思う。
惜しむらくはオンデマンド出版だったことで、一般書店には並ばなかった。
もう4年たっているし、同じような形態で復刻するのは難しいだろう。
なにかいい再版方法はないかなあ。
『非常階段〜A STORY OF KING OF NOISE』ももうカバーのついたきれいな状態の本は出版社のストックにはないらしい。
この本は非常階段のヒストリー本としてはよくできていたし、近い将来、他の出版社から再版されるのは容易な気がする。
音楽も映画も好きだが、本はもっと好きだ。
もっと本を出したいなあ。
『みさちゃんのこと JOJO広重ブログ 2008-2010』はブログ記事をまとめたものだが、コンパクトにまとまっていて、懐かしい話やエッセイがまとまって読める感じで、なかなかいい本だったと思う。
惜しむらくはオンデマンド出版だったことで、一般書店には並ばなかった。
もう4年たっているし、同じような形態で復刻するのは難しいだろう。
なにかいい再版方法はないかなあ。
『非常階段〜A STORY OF KING OF NOISE』ももうカバーのついたきれいな状態の本は出版社のストックにはないらしい。
この本は非常階段のヒストリー本としてはよくできていたし、近い将来、他の出版社から再版されるのは容易な気がする。
音楽も映画も好きだが、本はもっと好きだ。
もっと本を出したいなあ。
2014年01月10日
アンハッピーエンデイング
音楽よりも小説のほうが奥が深いのではないか。
そう思える瞬間は何度もある。
昔からアンハッピーエンドな話が好きで、例えばテレビ番組なら「怪奇大作戦」「木枯し紋次郎」はとても好きな作品だった。全話、アンハッピーエンドである番組は、テレビドラマ史上この2本しかないのではないかな。
原作の、笹沢佐保の「木枯し紋次郎」は全部読んだ。これがまた凄惨な話が多く、登場人物がほとんど全員死んだり、信じられると思った人物に裏切られたり、助けてくれた恩人を殺すことになったり、善良な人はことごとく悲惨な死に方をしたりと、いったい笹沢佐保は人間のなにがそんなに憎いのか、と思えるほどだ。
しかし、内容は素晴らしすぎるほどに素晴らしい。
絶望は深ければ深いほど、いいなあ。
もっとこんな話が読みたい。
ただただ陰惨なだけの、血まみれなだけの愚作はいらないが。
そう思える瞬間は何度もある。
昔からアンハッピーエンドな話が好きで、例えばテレビ番組なら「怪奇大作戦」「木枯し紋次郎」はとても好きな作品だった。全話、アンハッピーエンドである番組は、テレビドラマ史上この2本しかないのではないかな。
原作の、笹沢佐保の「木枯し紋次郎」は全部読んだ。これがまた凄惨な話が多く、登場人物がほとんど全員死んだり、信じられると思った人物に裏切られたり、助けてくれた恩人を殺すことになったり、善良な人はことごとく悲惨な死に方をしたりと、いったい笹沢佐保は人間のなにがそんなに憎いのか、と思えるほどだ。
しかし、内容は素晴らしすぎるほどに素晴らしい。
絶望は深ければ深いほど、いいなあ。
もっとこんな話が読みたい。
ただただ陰惨なだけの、血まみれなだけの愚作はいらないが。
2013年08月11日
「非常階段ファイル」発売
K&Bパブリッシャーズから、私の著書「非常階段ファイル」が発売になった。
これは私がインタビューを受けて、折原ナナナちゃんがテープおこしをして、吉岡洋美さんが書き起こしてくれたものを私が修正加筆したものだ。
インタビュー、ミチロウさん、原爆、BiSのプー・ルイとミッチェルは吉岡さんが行っている。
昨年から自分の小説を出そうと思っていたが、BiS階段とからめようという企画もあって、こういったドキュメント本になった。
吉岡さんとは不思議なご縁でつながっている。
彼女がロック画報の記事、すなわち野間易通さんが行った私のインタビューを読んでJOJO広重という人物に興味を持ち、情報を集め、CDを聞き、占いの鑑定に足を運ばれ、一時期は断易教室の生徒でもあった。
いつか一緒にお仕事できたらいいですね、などと話していたが、こうやって実現した。
どこかでつながっているんですねえ。
2013年06月15日
さようなら、某出版社さん
ずいぶん待たされてようやく来た某出版社からの返信ががっかりする内容だった。
利益が出なさそうだから、という、出版社の編集者が判で押したように言うセリフ。もちろん赤字になる本を出しましょうとは言わないが、内容を認めるなら、それ以外の理由で断って欲しい。
それに、そういう当たり前の話で断るなら、数ヶ月も待たす必要もないでしょう。
企画書受け取った翌日に返事できる内容だと思います。
いいものを残したい。でも採算がとれるかどうか微妙、赤字になる可能性が高い。
これは出版社に限らず、映画の世界でも漫画の世界でも音楽の世界でも、必ずあるジレンマでしょう。
じゃあ世の中に出ている本がみんな利益が出ているのでしょうか。
社内で絶対赤字になるならないを検討して世に出して、実は売れなくて赤字になった商品など山ほどあるのではないでしょうか。
もっと出版社の方はアイデアをひねりだして、なんとかいいものを世に出していただきたい。そして後世に伝えていってほしいです。
利益が出ないから出さない、という理屈は、利益がでそうなものしか出さない、ということです。それによっていいものがまた埋没する、そういう時代にまたなってきているのだと、最近痛感することが多いです。
利益が出なさそうだから、という、出版社の編集者が判で押したように言うセリフ。もちろん赤字になる本を出しましょうとは言わないが、内容を認めるなら、それ以外の理由で断って欲しい。
それに、そういう当たり前の話で断るなら、数ヶ月も待たす必要もないでしょう。
企画書受け取った翌日に返事できる内容だと思います。
いいものを残したい。でも採算がとれるかどうか微妙、赤字になる可能性が高い。
これは出版社に限らず、映画の世界でも漫画の世界でも音楽の世界でも、必ずあるジレンマでしょう。
じゃあ世の中に出ている本がみんな利益が出ているのでしょうか。
社内で絶対赤字になるならないを検討して世に出して、実は売れなくて赤字になった商品など山ほどあるのではないでしょうか。
もっと出版社の方はアイデアをひねりだして、なんとかいいものを世に出していただきたい。そして後世に伝えていってほしいです。
利益が出ないから出さない、という理屈は、利益がでそうなものしか出さない、ということです。それによっていいものがまた埋没する、そういう時代にまたなってきているのだと、最近痛感することが多いです。
2013年05月12日
万華鏡
刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111) [文庫]
レイ・ブラッドベリの「刺青の男」を再読。
もう数十年前に読んだきりなので、内容はほとんど忘れている。
しかし、いい話だなあ。どの短編も、なにかキラキラと輝いている。
「万華鏡」が一番好きです。
未読の方は、ぜひぜひ。
レイ・ブラッドベリの「刺青の男」を再読。
もう数十年前に読んだきりなので、内容はほとんど忘れている。
しかし、いい話だなあ。どの短編も、なにかキラキラと輝いている。
「万華鏡」が一番好きです。
未読の方は、ぜひぜひ。
2013年02月09日
2013年02月06日
2012年09月27日
あべのぼる自伝
1969年、新宿PIT INNからはじまった あべのぼる自伝
クチコミを見る
あべちゃんの自伝本が出るとは思わなかった。
破天荒な人生を送ったあべちゃん。
山下洋輔トリオの初代マネージャー、関西ロックシーンの立て役者。
葬式には1000人を超える参列者が続いたという。
関西音楽関係者で「あべちゃん」の名前を知らない者はモグリだ。
しかしあべちゃんは裏方の人だ。
たまに歌を歌ったり、後年CDも出したりしていたようだが、マネージャーやブッキング、春一番コンサートの主催スタッフ、ノンストップ、大西ゆかりのマネージメントなどが主体の、スタッフである。もちろんそんな中でも大物中の大物ではあったけれども。
こういった人物の自伝本が出るのは珍しい。
きっと編集部に気合いの入った編集社がいて、がんばって出したのだろう。
だからこういう本は、売れて欲しい。
読んでいて、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」を思い出した。
昭和テイストの、音楽の裏側を歩いた男の自伝本。おすすめです!
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あべちゃんの自伝本が出るとは思わなかった。
破天荒な人生を送ったあべちゃん。
山下洋輔トリオの初代マネージャー、関西ロックシーンの立て役者。
葬式には1000人を超える参列者が続いたという。
関西音楽関係者で「あべちゃん」の名前を知らない者はモグリだ。
しかしあべちゃんは裏方の人だ。
たまに歌を歌ったり、後年CDも出したりしていたようだが、マネージャーやブッキング、春一番コンサートの主催スタッフ、ノンストップ、大西ゆかりのマネージメントなどが主体の、スタッフである。もちろんそんな中でも大物中の大物ではあったけれども。
こういった人物の自伝本が出るのは珍しい。
きっと編集部に気合いの入った編集社がいて、がんばって出したのだろう。
だからこういう本は、売れて欲しい。
読んでいて、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」を思い出した。
昭和テイストの、音楽の裏側を歩いた男の自伝本。おすすめです!