映画
2015年07月08日
宵待草
昨年DVD化され、購入していたものの、まだ見ていなかった映画「宵待草」を鑑賞。
いやー、不思議な映画でした。
映画全編をとおしてアフレコ、しかも鼻歌のような大正時代の歌が登場人物によって随所で歌われる、緊張の場面でもみんなヘラヘラしていて、なんだか異常。
高橋洋子がやはりかわいくて。
なんなんだろうなあ。純粋無垢のようで、魔性の女のようで、気がきつそうで、でも繊細そうで、微妙に狂っていて。時代なんでしょうかねー。
撮影の時に台風で列車が来なくなってしまったのでエンディングを変えたというエピソードも強烈で、で、あのラストですか!と、驚愕です。
ええ、まあ、我々も即興演奏ですから、エンディングはその場その場ではありますが、映画ですよね。。。
時代なんですかねー。
今のように、みんなが好きなことを言えて、なにかを作る時になんでも自分の思い通りに作れる時代なんて、つい最近のことなんじゃないかな。
少し前まではもっと不自由で、自分のしたいことがしたいように出来る瞬間はもっと少なかったと思う。それがいいのか悪いのか、よくわからないけど。
いやー、不思議な映画でした。
映画全編をとおしてアフレコ、しかも鼻歌のような大正時代の歌が登場人物によって随所で歌われる、緊張の場面でもみんなヘラヘラしていて、なんだか異常。
高橋洋子がやはりかわいくて。
なんなんだろうなあ。純粋無垢のようで、魔性の女のようで、気がきつそうで、でも繊細そうで、微妙に狂っていて。時代なんでしょうかねー。
撮影の時に台風で列車が来なくなってしまったのでエンディングを変えたというエピソードも強烈で、で、あのラストですか!と、驚愕です。
ええ、まあ、我々も即興演奏ですから、エンディングはその場その場ではありますが、映画ですよね。。。
時代なんですかねー。
今のように、みんなが好きなことを言えて、なにかを作る時になんでも自分の思い通りに作れる時代なんて、つい最近のことなんじゃないかな。
少し前まではもっと不自由で、自分のしたいことがしたいように出来る瞬間はもっと少なかったと思う。それがいいのか悪いのか、よくわからないけど。
2015年07月04日
2015年06月26日
叫びとささやき
「海街diary」を見て、ベルイマンの「叫びとささやき」も三姉妹の映画だったよなあと思い出して、DVDで鑑賞。
この映画は大学生の時に、どこかの自主上映会で見て、ずいぶん感銘を受けた記憶がある。
完璧な映画というのはたまにあるが、まさに完璧な1本だった。
神の「愛の不在」を描いているのはわかるが、もっと人間そのものの原罪のような、奥の深いものを当時感じたのだろう。今見ても十分に重い内容だ。
三女がかわいいのだけれど、映画を見終わる頃には、すっかり汚らしい女性に見えていたのを覚えている。
美しさと汚らしさは、紙一重だ。
人間って、どうなんだろうねえ。
やっぱり、汚らしい存在?
どうかなあ。
この映画は大学生の時に、どこかの自主上映会で見て、ずいぶん感銘を受けた記憶がある。
完璧な映画というのはたまにあるが、まさに完璧な1本だった。
神の「愛の不在」を描いているのはわかるが、もっと人間そのものの原罪のような、奥の深いものを当時感じたのだろう。今見ても十分に重い内容だ。
三女がかわいいのだけれど、映画を見終わる頃には、すっかり汚らしい女性に見えていたのを覚えている。
美しさと汚らしさは、紙一重だ。
人間って、どうなんだろうねえ。
やっぱり、汚らしい存在?
どうかなあ。
2015年06月25日
二度目の「海街diary」
twitterで発言するようになって、ブログの記事を更新することが少なくなった。
twitter自体、もちろん便利なツールだが、残念な気持ちになることも何度かあり、使い方を少し考えてみたくなった。
なので、またブログで書き込みしていく方向性で、今後の発言の仕方を模索していこうと思っています。
おつきあいよろしくお願いします。
で、今日は「海街diary」を映画館で見てきた。月曜日に1回レイトショーで見ているので、2回目。
若い時は同じ映画を映画館で何度か見に行くことをしていたが、最近では珍しい。
この「海街diary」に登場する人々は、みんなやさしい。そしてみんな、そのやさしさの質や内容や、人にやさしくする方法が異なっている。
私は香田千佳役の夏帆ちゃんのやさしさの表現が好きだ。天然っぽいけど、自然に人を愛している感じ。
ああいうやさしさにあこがれるのは、自分にその要素がないからだろう。
信用金庫の係長・坂下さんのやさしさもいいですね。彼が主役のスピンオフ作品できそう。
『神様が考えてくれないなら、こちらが考えるしかないでしょう』
って、本当にいいセリフ。
すずちゃんの
『私がいるだけで、傷ついている人がいる』
も、いいセリフでした。
きっと、JOJO広重がいるというだけで、傷ついている人もいるのだ。
もしかしたら、それはそのまま、誰にでもあてはまるのかもしれないけど。
ラストシーン、ウディ・アレンの「インテリア」を思い出した。
「ハンナとその姉妹」とか、ウディ・アレンにも姉妹もの、ありましたね。
twitter自体、もちろん便利なツールだが、残念な気持ちになることも何度かあり、使い方を少し考えてみたくなった。
なので、またブログで書き込みしていく方向性で、今後の発言の仕方を模索していこうと思っています。
おつきあいよろしくお願いします。
で、今日は「海街diary」を映画館で見てきた。月曜日に1回レイトショーで見ているので、2回目。
若い時は同じ映画を映画館で何度か見に行くことをしていたが、最近では珍しい。
この「海街diary」に登場する人々は、みんなやさしい。そしてみんな、そのやさしさの質や内容や、人にやさしくする方法が異なっている。
私は香田千佳役の夏帆ちゃんのやさしさの表現が好きだ。天然っぽいけど、自然に人を愛している感じ。
ああいうやさしさにあこがれるのは、自分にその要素がないからだろう。
信用金庫の係長・坂下さんのやさしさもいいですね。彼が主役のスピンオフ作品できそう。
『神様が考えてくれないなら、こちらが考えるしかないでしょう』
って、本当にいいセリフ。
すずちゃんの
『私がいるだけで、傷ついている人がいる』
も、いいセリフでした。
きっと、JOJO広重がいるというだけで、傷ついている人もいるのだ。
もしかしたら、それはそのまま、誰にでもあてはまるのかもしれないけど。
ラストシーン、ウディ・アレンの「インテリア」を思い出した。
「ハンナとその姉妹」とか、ウディ・アレンにも姉妹もの、ありましたね。
2014年01月02日
2013年04月09日
2013年01月28日
フラッシュバック・メモリーズ
招待券をいただいたので「フラッシュバック・メモリーズ」を見に行く。
私はGOMAさんとは面識がないが、ディジュリドゥの名奏者、バンドを率いてGOKサウンドでのレコーディング、アップリンクファクトリーや新宿ロフトなど、私ともゆかりのあるスタジオやライブハウスでの演奏シーンなどを見ていると、ものすごく私に近い存在のミュージシャンだということがわかる。
そのGOMAさんが交通事故に遭い、記憶が脳にとどまらない病気になり、消えゆく記憶と戦いながらミュージシャンとして復活していく様を描いたドキュメンタリー映画だ。
いやー、しかし、すごい。
演奏はもちろんすごいのだけれども、そのドキュメンタリーを見ている中で、音楽とはなにか、演奏とはなにか、生きるとはなにか、家族とはなにか、幸せとはなにか、死ぬとはなにか、つながりとはなにか、そういった人生における大きな疑問や答えに近いものがどんどん頭の中をよぎる。
これは1ミュージシャンの生活と事故を描きながら、とてつもなく大きなものを描いているのだなあと思った。
未見の方はぜひぜひ。
私はGOMAさんとは面識がないが、ディジュリドゥの名奏者、バンドを率いてGOKサウンドでのレコーディング、アップリンクファクトリーや新宿ロフトなど、私ともゆかりのあるスタジオやライブハウスでの演奏シーンなどを見ていると、ものすごく私に近い存在のミュージシャンだということがわかる。
そのGOMAさんが交通事故に遭い、記憶が脳にとどまらない病気になり、消えゆく記憶と戦いながらミュージシャンとして復活していく様を描いたドキュメンタリー映画だ。
いやー、しかし、すごい。
演奏はもちろんすごいのだけれども、そのドキュメンタリーを見ている中で、音楽とはなにか、演奏とはなにか、生きるとはなにか、家族とはなにか、幸せとはなにか、死ぬとはなにか、つながりとはなにか、そういった人生における大きな疑問や答えに近いものがどんどん頭の中をよぎる。
これは1ミュージシャンの生活と事故を描きながら、とてつもなく大きなものを描いているのだなあと思った。
未見の方はぜひぜひ。