2015年06月26日

叫びとささやき

「海街diary」を見て、ベルイマンの「叫びとささやき」も三姉妹の映画だったよなあと思い出して、DVDで鑑賞。

この映画は大学生の時に、どこかの自主上映会で見て、ずいぶん感銘を受けた記憶がある。
完璧な映画というのはたまにあるが、まさに完璧な1本だった。

神の「愛の不在」を描いているのはわかるが、もっと人間そのものの原罪のような、奥の深いものを当時感じたのだろう。今見ても十分に重い内容だ。

三女がかわいいのだけれど、映画を見終わる頃には、すっかり汚らしい女性に見えていたのを覚えている。
美しさと汚らしさは、紙一重だ。

人間って、どうなんだろうねえ。
やっぱり、汚らしい存在?
どうかなあ。


kishidashin01 at 23:26│clip!映画