2011年10月05日

100000年後の安全

占いの仕事で毎日渋谷アップリンクファクトリーまで足を運んでいるのに、映画を1本も見ていないのは失礼だということで、今日は2階で映画鑑賞。

で、「100000年後の安全」。

世界唯一、放射性廃棄物の最終処分場として、フィンランドのある島の地下深く作られつつある「オンカロ」と呼ばれる施設をめぐるノンフィクション映画。
マイケル・ムーアのようなユーモアはほとんどなく、この10万年後という途方もない未来への遺恨を残すような施設の是非を問う内容で、原発事故の被害にあっている日本の現状にこんなにタイムリーな上映もないですよね、という感じ。

反原発も原発推進派も関係なく、この放射性廃棄物の処理問題は地球に住むすべての人間の負うべき問題、という大きな投げかけが重い。

この映画、おそらく福島の事故がなければ、マイナーなノンフィクション映画として通り過ぎていただろうと想像されるのが、さらに怖いかも。


映画「100000年後の安全」公式サイト



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