2010年11月27日

地獄

地獄はあるんだろうか。

あの世というのはどうもある気がする。でないと辻褄があわないことがあるし、占いを随分勉強して崇霊占などもするようになって、だからといって妙に宗教家ぶるつもりもないけれど、霊とか魂の世界というのは肯定的になってしまう。

小学生の頃から幽霊や妖怪、あの世の話、天国と地獄といった観念は大好きだった。神秘主義、神秘学のようなものに、子供の頃から憧れていた部分はあったのだろう。世界の不思議、奇跡、怪奇現象などにも興味を持っていた。

小学4年生の時にクラスで行った演劇で主役に抜擢、あの世に行って閻魔大王の前で裁かれる役を演じた話は以前にもこのブログで書いたが、きっとその演劇体験もその後の自分の人生に影響を与えている気がする。

閻魔大王がもしいるなら、数々の人間の善悪をたくさん見てきて、いったいどういう気分なんだろう。人間の悲しみや喜びを裁量する側の気分や気持ちはどんななのか、とても気になる。そんなものを延々と見続ける仕事って、地獄以外のなにものでもない気もするが、そうでもないんだろうか。

生きていて地獄のような生活をしている人はいくらでもいるだろうが、それとて永遠ではない。死という現世の最終は見えているわけで、死にたくないとさえ思わなければやはり「死ねば万事解決」ではないか。死なない人間など、いない。

地獄があるとしても、それは永遠ではない気がする。地獄でさんざん苦しんだとて、その先があるのではないか。
それに苦痛を永遠に近いほど受け続けたとて、人の心や魂が善に向かうとは思えない。それならもう一度現世に戻したほうが、人が人であることの理にかなっている気がする。

この世で生きていた時にしてきたこと。
善いことと悪いことを天秤にかけて、悪いことが多ければあの世で地獄に堕ちる。
本当にそんな単純なことなんだろうか。
むしろこの世でもらったもの、借りたものを返せない人間が、あの世で返すことになる、そういう考え方のほうがなんとなく納得できる。善いこと、悪いことという考え方は単純すぎるように思える。

まあ、死ねばわかるさ。
そう遠い先のことでもあるまいに。


kishidashin01 at 23:59│clip!日常