2010年08月25日

HMV渋谷店の思い出

私の好きなアーティストで、DOLL BY DOLLというバンドのボーカリストだったジャッキーレヴィン(JACKIE LEVEN)がいます。
1990年代に彼のソロアルバムを購入していたのがHMV渋谷店でした。ジャッキー・レヴィンのコーナーがあったCDショップは、私が知る限りHMV渋谷だけでした。当時のタワーレコード、ディスクユニオン、WAVE、ヴァージンメガストアの都内各店にはジャッキー・レヴィンのCDはなかったんです。 コーナーすらなかったんです。

しかしジャッキー・レヴィンの新譜が出たら、必ず1枚はHMV渋谷には入荷してました。
アマゾンなどない時代、重宝しました。
2010年5月、久しぶりにHMV渋谷を訪れた際、洋楽Jのコーナーを見てみるとジャッキー・レヴィンのコーナー、まだありました。それを見つけた時、たまらなく嬉しかった。

CDショップに行って、好きなアーティストのコーナーがあると、とても嬉しかった。
そんな気分、ありません?
HMV渋谷みたいな大型店がこんな小さな人にも目をむけてくれている。そんな感じ。
1枚仕入れたら売れるけど2枚仕入れたら1枚余るようなバンドのCDがある店(笑)。だから私はHMV渋谷、好きだったんですよ。

HMV渋谷にはいろんな意見もあるでしょう。もしかしたら否定的な意見も。お店が変わったとか、行っても買うものがなかったとか、もしかしたらなにか嫌な思いをしたとか。
でもたったひとりのアーティストのコーナーがあるだけでその店が好きになって他の全部を許してしまえるような(笑)。そんなお客さんもいるんです、ここに。

こんな気持ち、アマゾンで欲しい商品にダイレクトにアクセスできる時代には、きっとなくなりつつある感触でしょうね。
いいとか悪いとかじゃなくて、そういう気持ちを持つことがなくなること、これからの若者がそういう気持ちになる機会が少なくなっていくこと、ちょっと残念に思います。



kishidashin01 at 05:45│clip!音楽