2010年06月15日

30年ぶりの竹原

山口から大阪へ車で戻る時に、高速を途中下車。
山陽道の途中、広島・竹原に寄ることにしたのだ。


30年ほど前、この竹原を私は訪れている。
たぶん1979年か1980年で、広島の安芸津に住む友人を訪ねた後、ひとりでこの安芸の小京都と呼ばれる竹原の古い町並みを観光に訪れたのである。

原田知代が主演した映画「時をかける少女」が1983年に公開され、この竹原がロケ地であったことから、ずいぶん有名になった。
私が竹原を訪れたのはこの映画公開前で、ガイドブックに掲載されていた西方寺の階段を見下ろした写真にひかれて、どうしてもこの町並みを見たくなったのだったと思う。

思えば私が20才か21才の時で、当時から寺社仏閣探索は好きだったものの、京都に住みながら、遠方の土地の古い町並みを観光するなんて、なんとも変わった青年だったな。

30年前、この西方寺の門から階段を見下ろした光景を私はよく覚えている。
また来れるなんて、夢にも思っていなかった。
ここに来るためにだけ旅行でくることは、なかなか機会がないだろうと思っていたのだ。

今日は30度近い真夏の晴天だった。
もうこの場所に来ることはないだろうか。
それとも、もう1度来ることはあるのだろうか。


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