2009年08月25日

マリックの話

先週金曜日の東京・渋谷アップリンクファクトリーでのトークイベントは3時間になってしまったのだけれど、Mr.マリックのことは少し話しただけで、きちんと話せなかった。

Mr.マリックの話はこういったトークイベントで話すとけっこううけるので時々使わせてもらっている。
いわく、JOJO広重はMr.マリックを信じている、という笑い話である。

まあ、Mr.マリックの手品を超魔術だと信じているヤツはまあいない。みんな手品だと思っている。でも全部は手品じゃないんじゃないかな、と思わせるエピソードがある。

Mr.マリックが11PMでデビューしたのは1988年で、その年の夏ころ、私が電話した東京の友人の話。そいつのことはネコと話ができるというエピソードで書いたことがあるかもしれない。

Mr.マリックがテレビデビューする前の話である。
「Mr.マリックって知っているか?超能力者で近々売り出すんだけれど、これ、手品ってことになってるんだけど、本物なんだよ。マリックの近くにいると、誰でも超能力者になってしまうんだ。オレもコップの中にボルトをいれて、1週間かかったけれど、念力でまげることができたよ...」

電話でこう語った彼の話をもちろん半信半疑で聞いてはいたが、その少しあとでMt.マリックは大ブレイクした。

確か11PMの番組中だったかと思う。私がテレビを見ていた時、ゲストの稲川淳二のコメントがいかしていた。
「折れたタバコを手の中で元にもどす魔術をやったでしょう。あれ、私、後ろでマリックさんの手の中を見ていたんですよ。するとまるで映画のフィルムの逆回転のように、タバコの細かい葉っぱがシュルシュルシュル!とタバコの中に戻っていくのが見えたんですよ!」

もちろん私の友人が嘘をついているかもしれない。稲川淳二もテレビ宣伝用に見ていないことを嘘をついて誇張して言ったのかもしれない。
しかしどちらか一方なら私も信じなかったかもしれないが、このふたつのエピソードを聞いて、ちょっと信じている。

8割は手品かもしれない。しかしその手品を研究しているうちに、ちょっとヘンな力を身につけたのではないか。それ単体で超能力として売り出すのではなく、手品と複合させることを思いついたのではないか。

なんだかそんなふうに思っている。そう思っていたい。
Mr.マリックには、なにかひかれるものが、どうしてもあるのである。




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