2009年05月31日

song of songs 2日目

アルケミーレコード主催のライブ企画「song of songs」2DAYSの2日目<ダークネスサイド>。


<猿股茸美都子>
インプロ部分が多く、新しいところを模索しているのがわかる。楽屋で聞いていましたが、頭士くんが『昔の螺旋階段みたいな曲だなあ』と猿股茸美都子の曲に合わせてギターをつま弾いていたのが印象的でした。もっとゆっくり聞いてみたかったです。ありがとうね。


<スラップ・ハッピー・ハンフリー3>
JOJO広重+とうめいロボ+添田雄介のユニット。東京のタワーレコード「とうめいロボ・インストアライブ」はこのメンバーでプレイしたので2回目。今回は森田童子さんの曲を1曲、そしてとうめいロボの曲を4曲という構成。森田さんの曲をちひろちゃんが歌うのはきっとこれが最初で最後かな。スタジオ練習も入らずリハであわせただけでしたがうまくいきましたね。とうめいロボの曲は「馬車」「ポケット」「ルルカ・リルカ」「雪」で、とうめい階段風の部分もたくさんあったけれど、この3人ならではのいい雰囲気が出ていたと思います。またいつかどこかで、この3人で演奏しましょう。スラップ・ハッピー・ハンフリー名義のライブはきっとこれが最初で最後です。
ちひろちゃん、添田くん、2日とも出演ありがとう。両日とも素晴らしい演奏でした。次に会う時には必ずどこか成長している君たちは素晴らしいミュージシャンです。自信持って、これからもがんばってね。


<頭士奈生樹>
年に数回しかライブをしない頭士くん、終演後、年内はもうライブをしないと言っていました。1曲目からもう頭士ワールド全開、普段は聞けない曲ばかりと思っていたら、最後の曲は昨日出来たばっかりの新曲とか。それにしてはすごい完成度です。あっこちゃん、利光くん、どうしてここにいないのかね、と言いたくなるような、頭士奈生樹ファンなら卒倒しそうないいライブでした。しびれました。


<高山謙一>
IDIOTはいつもIDIOTで、もうそれだけで素晴らしいのだけれど、この日も貫禄のステージでしたね。R&R、そのものです、君は。


<螺旋階段>
IDIOTと私、私と頭士くん、頭士くんとIDIOTという組み合わせのライブは過去にあったけれど、JOJO広重+高山謙一+頭士奈生樹という3人が一線に並んで演奏するのは1979年以来30年ぶり。そう、螺旋階段は30年ぶりの再結成でした。
これも事前にスタジオ練習に入ることなく、リハで3曲合わせただけなのだけれど、各人が現役ミュージシャンであること、各人が30年前のみんなで作った曲を明確に記憶していたことから、リハですぐに演奏できました。本番も問題なく。ただ、アンコールで演奏した「めまい」は、リハでも合わせていなくて、楽屋で『もしアンコールが来たら「めまい」をやりますかね』と、空のギターでチャチャと合わせただけでしたが、本番は問題なく演奏できました。こうやって練習なくてステージで出来てしまうあたり、逆に30年なんだと思います。30年前に20才だった時に一生懸命演奏した曲は30年たっても覚えているものなんだなあと実感。今の20才のミュージシャン、バンドマン、覚えていてね。


2日間、いい時間を過ごせました。出演してくれた方々、来てくれたお客さんたち、どうもありがとう。いいものを見れました&聞けましたね。絶対という言葉は使いたくないけれど、スラップ・ハッピー・ハンフリーと螺旋階段はもうきっとないと思います。来場者のみなさんの胸の奥に届いたことを信じています。ありがとう。


kishidashin01 at 23:59│clip!ライブ