2009年01月24日

きりん館閉店

京都・百万遍にあった児童書専門店「きりん館」が昨年末で閉店していた、という情報を友人からもらい、ショックをうける。
きりん館

きりん館は大好きな本屋さんだった。
たしか私が高校時代、1976-77年くらいにオープンした児童書専門店で、学校帰りに自転車でよく通った。
日本の作家のものはもちろん、海外作家の児童文学も幅広く品揃えされ、絵本もたくさんあった。知育玩具、児童教育者のための専門書、保育の専門書もあり、お店に行くとたいがい子供連れのお母さんの姿をみかけた。
店内には聞こえるか聞こえないかのボリュームで、アンビエントな環境音楽がかけられていた。おそらくはお店の経営者は児童教育者のOBの方だったように思う。
大学の頃も、また京都を離れてからも、京都に戻って時間のある時にはお店をのぞいたりしていた。

最後にお店に伺ったのは2005年だったと思う。

お店を閉店するにはいろいろな気持ちがあることはよく知っているし、閉店するお店を惜しむほど自分はその店で商品を買っていたのかと自責の念を持つのも必須だけれども、このきりん館は私の理想のようなお店だっただけに、やはり残念だ。

2000年にアルケミーブックストアを京都に開店(2003年に閉店)した時も、この本屋を足がかりにいずれはきりん館のような素敵な児童書専門店を開く夢も持っていたが、実現しなかった。

シェル・シルヴァスタインの「大きな木」や今井誉次郎の「たぬき学校」を買ったこと、新美南吉の本をここでたくさん買ったことなどを思い出す。



今日は夕方からなんばベアーズへ。
埋火のライブを見て、やはり少し感傷的な気持ちになる。
見汐さんの歌は、新しいのに、懐かしい歌だ。
シガちゃんのコーラス、本当にきれいだね。



kishidashin01 at 23:59│clip!日常