2009年01月13日

あの世とこの世の境はあまりにも薄く

『あの世とこの世の境はあまりにも薄く/怒鳴り散らすぼくの声はあまりにも小さい』

これは私の「神を探しに」という曲の歌詞だけれど、来月発売になるとうめいロボのセカンドアルバム「とうめいなじかん」(発売元・Pヴァイン/2月6日発売)も、実は収録されている歌の多くはなにかとなにかの「境目」を歌っているという。

そう、境目は、本当に少しの幅でしかない。

生と死。
境目は一瞬だ。
例えば今日交通事故にあう人がいるとする。家を出る前に靴の紐が切れた。これで事故をまぬがれることになる。
1秒時間をずらせば死ぬ人も死ななくなり、逆に1秒の差で死ななくてもいい人が死ぬこともある。

絶望と希望も、実は一瞬の差でしかない。
どうしようもない状態が、少しバランスをかえたり目線を少しずらすだけで、まったく違う風景になることがある。
どん底の状態が、実はそれが「底」で、そこから逆転して急上昇することもある。

未来はあきらめるとやってこないが、もしかしたら未来はあるかもしれないと思うだけで前途は少し明るみが増し、未来はあると確信すると一瞬にして目前に展開するのである。

思うこと。それが一番重要なのだ。
だから心にさわやかな風を吹き込み、気持ちをすがすがしくし、深いところまで思うことが出来るようになるようにいろいろなことを学ぶのである。



『いのちの/正体は/愛だよ』(てがみ/とうめいロボ)



kishidashin01 at 23:59│clip!日常