2008年12月01日

ハードスタッフ売れ行き好調

昨日は名古屋に6時間ほど滞在した。日帰り。

朝の10時頃、JR名古屋駅の地下街のカフェで朝食をとって外に出ると、どうもバルザックのHIROSUKEくんだと思われるバンドマンを見かける。昨日スハラくんを見かけたこともあり、さもありなんとも思うが、他に人もいたので声をかけずにすれ違う。

名古屋日帰りは車での移動だったので、大阪に着いて荷物を降ろし、心斎橋アメ村の細い通りの渋滞にはまっていると、車の横をソルマニアのカツミくんが荷物をたくさん持って通り過ぎる。スハラくん、HIROSUKEくんに引き続き、またかと思うが、こちらは車の中なのでカツミくんが気がつく間もなく、すれちがっていった。

普段会っている人も、街で偶然見かけると普段とまるで違う表情をしていることが多い。いつも笑顔のあの人が、こんなコワイ顔して歩いているのかと思った時もあった。自分はどうなんだろう、とも思いますね。
あ、スハラくんは普段と同じ顔つきだったなー。

今夜はマルカバツに顔を出すと、ハードスタッフがよく売れているときく。
私のブログの効果もあるのだろうか、マルカバツを探して初めてこのお店に来たお客さんがハードスタッフを探して買っていく姿が多かったとか。ひとりで3冊も買っていったパンクファッションのお兄ちゃん、かわいい女の子など、おおむね20代と思われる若者が買っていくそうで、おじさん風の人はいないそうだ。

なんだか、うれしいな。若い人がハードスタッフを買っていってくれていることは、すごく気持ちがいい。

アルケミーの事務所にも何人も買いに来てくれています。
こうやって手から手へ伝わっていくこと、みんなに、小西さんに、林くんに、感謝。

読むのは時間がかかると思いますが、まあ1回は普通に読んで、また何ヶ月か後とか、何年後かとかに読み返すといいと思うよ。
林くんのインタビューなんかは、ちょっと読んだだけでは何のことか判らない部分もあると思うけれど、ずっと後になってから『このことか!』とわかることがあると思います。

例えば52ページ、林くんの発言、
『何万円もするレコードが欲しいと。音源としてはCDがあるし、音だけやったら聞ける、でもこれが欲しいんやと。そう思った時に、お金コツコツ貯めたりしてそれを手に入れることはね、自分の為にはいいことだと思うんですよ。人の価値じゃなくて、自分がそこに賭けてもんであるなら。けっしてそれが珍しいからとか人に見せたいとかそういうものではないし。そこで価値というのは変わっていると思うから。手に入れた時に入った、ああ虚しい、その次って思うか、ああ入った、ほなこれを大事にしてずっと持ってて楽しもうと思えるか、余裕があるかどうかみたいな。若い子は頭ええんやからねえ、頭のええ使い方を自分に向けたらええのになあと思いますねえ。結局それでいて人に評価してもらわんと寂しいとか、分かってもらわれへんとかの繰り返しやし。開き直るんじゃなくて、何かもっとやり方はあると思うんですね。』

さらっと読めそうな文だけれど、これってハードスタッフを買った人すべてに対する設問でもある気がするな。
『おまえ、なんでハードスタッフ買って読んでるねん?』とか『ハードスタッフ読んで、自分のこといったいどう思ってる?』みたいな。

おまえはいったいなんやねん。
おまえはいったい誰やねん。
そんなところに行き着くための本とかなのかもしれないなあ。


kishidashin01 at 22:53│clip!日常