2007年12月26日

最終は精神力、か

清水伯鳳の「極限を生き抜く! 初公開!これがプロボディーガードの非情な世界だ!」(1992年/近代映画社)をようやく入手して、少し読む。

要人のボディガード(SPではない)を経験してきた著者が、その仕事を引退後に書いた本で、けっこうとほうもない内容。おそらくは実話だが、物心ついてからは宙づりの丸太で寝かされていたとか、米は生のまま、鶏は羽をむしって生のまま嘴から骨まで全部食べるとか、ひとこと「半年後に迎えにくる」と言われただけで南米のジャングルにパラシュートで落とされてサバイバル生活したとか、とにかくとほうもない。

もちろん著者は動物的感性や強靱な肉体、強靱な精神力なわけで、格闘技ファンにも1度は読んでいただきたい内容だ。
所詮スポーツの格闘技はルールの中で戦っているだけ、ということは百も承知だが、つまりは生きなくてはいけないのだということがよくわかる。
そう思えば、このとほうもない本が実話かどうかもどうでもよく思える。

娘さんは女優の清水あすかだったり。
世界はわからないですね。


kishidashin01 at 23:59│clip!読書