2007年10月14日
蜘蛛の糸は必ず切れる
新潟での仕事を終えて、さて乗り込む帰りの寝台列車の発車まで5時間ほどある。
駅の南側は駅ビルがいくつかあるのだが、駅ビル自体が倒産したのか、ゴーストタウン化している。
しかし今日行ってみると、その広大な空きビルをいいことに、ジュンク堂が巨大な本屋を展開していてびっくり。まるで図書館のようだ。おそらく北陸最大の本屋だろう。
どうせ時間もあるので、本を1冊。
諸星大二郎の小説第二弾「蜘蛛の糸は必ず切れる」を購入。
もちろん漫画家としても優れた作家だが、前回の初小説集「キョウコのキョウは恐怖の恐」はおおいに気に入っていたので、今回も期待大。
この本で駅の待合室で読書する。
最初の「船を待つ」で、やられる。
いやー、まいった。これはおもしろい。
まるで悪夢のようだ。
一気に他の2編も読み終え、最後の「蜘蛛の糸は必ず切れる」の途中で乗車時間になった。
乗り遅れてはたいへんと、寝台車に乗り込んで、続きを読み、読み終える。
あの世の話の読後に、カーテンを締め切った寝台車に寝そべっていると、このまま冥府への旅に出るような不思議な気分。
いやいや、現実。
いや、夢のような。
そんな時間を過ごしつつ、列車は深夜を滑っていく。
駅の南側は駅ビルがいくつかあるのだが、駅ビル自体が倒産したのか、ゴーストタウン化している。
しかし今日行ってみると、その広大な空きビルをいいことに、ジュンク堂が巨大な本屋を展開していてびっくり。まるで図書館のようだ。おそらく北陸最大の本屋だろう。
どうせ時間もあるので、本を1冊。
諸星大二郎の小説第二弾「蜘蛛の糸は必ず切れる」を購入。
もちろん漫画家としても優れた作家だが、前回の初小説集「キョウコのキョウは恐怖の恐」はおおいに気に入っていたので、今回も期待大。
この本で駅の待合室で読書する。
最初の「船を待つ」で、やられる。
いやー、まいった。これはおもしろい。
まるで悪夢のようだ。
一気に他の2編も読み終え、最後の「蜘蛛の糸は必ず切れる」の途中で乗車時間になった。
乗り遅れてはたいへんと、寝台車に乗り込んで、続きを読み、読み終える。
あの世の話の読後に、カーテンを締め切った寝台車に寝そべっていると、このまま冥府への旅に出るような不思議な気分。
いやいや、現実。
いや、夢のような。
そんな時間を過ごしつつ、列車は深夜を滑っていく。