2007年08月04日

まとめて/レツゴー役立たず

テレビからCMのBGMでキング・クリムゾンの「イージー・マネー」や、ユーミンの「卒業写真」をかが流れてくる時、どう反応していますか?
懐かしい?
それとも、ちょっと複雑な気持ち、とか。
ユーミンはともかく、「イージー・マネー」はやっぱりヘンな曲だな、とか。

CMディレクター諸氏、そろそろ音楽にペンペンズか灰野敬二くらい、使ってください。
ムーブラテとかの軽自動車のCMで、灰野敬二、三上寛、JOJO広重とアイドル1名で、ドライブに行くCMとか、当たると思うがどうでしょう、博報堂さん。
アイドル「ドライブ、どこまで行くの?」
3人「地獄までさ!」
アイドル「!(汗)」
三上「冗談だよう!」
全員「わっはっは」
車の行く手の彼方に暗黒の雲がたちこめている。。。とか。

あかんな。



コサカイくんのblogが更新されているのを知る。
http://members2.jcom.home.ne.jp/warmgarden/FUMIPEIJI/fumiuyo.htm

今回はししょうこと、北嶋建也のセカンドを取り上げてくれている。

なかなか言葉にしづらいことを、ちゃんと書いているなあと感心する。
PSF/モラーンミュージックの生悦住さんなんかは「いい音楽は売れない」とか「こんないい音楽が評価されないのは世の中がダメだ」的なことを言う/書くけれど、そうではない。
むしろここにコサカイくんが書いていることのほうが、真実や現実に近い気がする。
コサカイくんは演奏者の方から書きながらも、ちゃんと第三者的視点を持ってリスナー/オーディエンスの方からの見方も持っているからだ。

なかなか他の人のホームページやblogを読む時間がなくて、申し訳ない。
いや、時間がまるでないわけではないが、どうしてもマメにチェックは出来ていない。

で、FNMの石橋くんのblogで
http://news.fmn.main.jp/
7月24日「 レッツ・ゴー役立たず」の項で、私のこのblogの発言を読んで、反応&行動してくれていたことを知る。

ありがとう、石橋くん。
それで、いいです。

この項でも、石橋くんはじょうずに書いているなあ。
コウイチロウのことを『音楽なんか役立たず、音楽どころか自分も含めて役に立つことなんてつまらない、でも役立たずなことをやるのがやるのが最高におもしろい』と、ちゃんと書いてくれたのは石橋くんが初めてな気がする。

ナンセンス、意味がないことに意味がある、アート、ただおもしろいだけやったらあかんの?的な、ちょっととんがった若者がおちいりがちなエラーや、結局考えてしまってできなくなる、もしくはなにもせずに悦にいる的な、もっと深刻なエラー。
そのあたりのちょっと上を、コウイチロウなんかをきっかけに見つけてくれたらと思っていたりも、する、私は。

79年にコウイチロウの作った「おもしろテープ」とマジックで殴り書きされていたテープは、本当におもしろかった。
モタコくんに、佐伯くんに、ミッコくんに、彼らの世代やその下の連中に、もっともっとおもしろい「おもしろテープ(もしくはCDRかなにか)」を私に聞かせてほしいのだ。


コサカイくんも石橋くんも、ちゃんと言葉で話せていいなあ。
私はね。。。
ここ数年、趣味で音楽やったり趣味で音楽のお店経営したり趣味で音楽を紹介するのはやめてほしい、ということを、どうやったらうまく言葉にできるかを考えている。

もうひとつ、やりたいからやっている、作りたいから作った、という音楽(その他のものも多数)がいかに現代に多くて、そしてつまらないかを、これもちゃんと語りたい。


レッツゴー役立たず。
レッツゴー・スペーストラッキン。




kishidashin01 at 23:59│clip!音楽