2007年06月26日

think about death/Danse Macabre

そう、死について、自殺について。

日本は自殺が世界一多い国だと思うが、自殺して死ねると思っている人が多いことをうかがわせる現象であると思う。
宗教感の強い国に住む人なら、自殺ではちゃんと死ねないという教育を受けているからだろう。
そもそも、自殺してちゃんと死ねるのか、つまりちゃんとあの世に行けるのか、というのはほとんどあの世に行って帰ってきた人がいないので、どちらの説も確証はないが、どうも徳をつんで寿命や運命で死んだ人と、ある意味自分の都合で自殺した人が等しく同じ「死」にたどり着けるとはとうてい思えないのだが、どうだろうか。

自殺という考えは、大いに価値のある癒しであると思う。
しかし実際の自殺に、価値や意味はないことのほうが多い。




引っ越しの荷物の大半は、まだ段ボールの中である。
「本」と書かれた段ボールをあけて、本棚に入れていく作業をすると、ああこういう本持ってたな、とついつい読んでしまい、夜更かしすることになる。

昨夜は「キョウコのキョウは恐怖の恐」(諸星大二郎著)を手にし、中の一遍を読んでしまった。
この本は短編集だが、書かれた年代が違うため、1作ごとのタッチが若干違う。

私はこの本の収録作では「秘仏」が一番諸星的で、怖く、なおかつおもしろいと思う。

いったい諸星大二郎という人は、1度死んだことがあるのではないか、と思わせるところがある。

未読の方は、ぜひ。
アマゾンで中古本が安く買えます。


kyo

kishidashin01 at 21:43│clip!読書