2007年01月24日

訃報を受け取る

神奈川で用事を済まし、外に出ると青い空に白い三日月、遠くの山の間に夕焼けに照らされた富士山も見えて、なんだか清々しい気持ちでいた。

そこに美川君から電話。「金子くんが亡くなった」。

え、金子くんと言えば、光速夜の金子寿徳くんしかいないではないか。
昨日、モダーンミュージックにヤボ用で行った時、確か生悦住さんは金子くんと電話で話をしていて、光速夜の昔の映像をDVDで出したいとかの話をしていて、それを私は横で岡田くんとなんとはなしに聞いてた。
つまりは昨日までは元気だったはず。

原因はわからないが、どうも急死の様子。

こんなふうに急に知人の死を受け止めるのは何度もあるけれども、なんとも受け止めようがなく、むなしい。

タバタくんあたりが訃報の連絡をしてまわっている旨も美川くんからきく。
じゃああっこちゃんや西村くんにも連絡はいっているかなと、あいまいに思う。

金子くんともミックとも、私はちゃんと話をしたことがない。
もちろんライブはマイナー時代から何回か見ているし、金子くんとは対バンもしてはいるが、会話を交わした記憶はほとんどないのである。
モダーンキュージックで鉢合わせしたことも1度や2度ではないが、それでも話はしていないのだ。

音楽は何度も聞いているし、私なりの光速夜観、金子くんの音楽への感想も持っているが、それも話したことはない。
年末にあっこちゃんや西村くんと飲みにいった際、IDIOTが光速夜の音楽が好きだった話をしたことが、なんだか最後のことのような気がする。

なんともな気分のまま、東京に向かう電車の中、携帯にモダーンミュージックの生悦住さんから電話。
当然、金子くんのことかと思いきや、「突然段ボールの「不備」のCDはアルケミーにまだあるか」という在庫の問い合わせだった。
今週末大阪に行くからその時に持ってきます、という話をして、それから金子くんの話をしたら、そうなんだよね、という冷静なトーク。

うーん、生悦住さんは、すごい。
自分のレーベルのアーティスト、しかも昨日まで普通に電話で話していたメンバーが亡くなって、なんという冷静さなのだ。
クールというか、気丈というより、非情に近いかもしれない。
そう言えば音楽関係者の訃報で、悲しみにくれている生悦住さんなど見たことがない。
やはり生悦住さんは音楽プロデューサーであって、音楽演奏者ではないことを思い知る。
自分はアルケミー関係者が亡くなって、あんなには冷静ではいられないと思うからだ。

明日から移転したAMSがオープンである。
明日は朝4時半に起きて大阪に向かう。金子くんの葬儀には参列できそうにない。


jutoku

kishidashin01 at 21:18│clip!音楽