2010年09月

2010年09月30日

関西人同士

明日、10月1日は渋谷アップリンクファクトリーで美川氏と「ノイズの時間2」、ということでみなさんに来場いただきたいが、同じ関西人同士で渋谷でかぶってますがな。


『Five Finger Discount』リリース記念ライブ
2010年10月1日(金) at :渋谷 Club Quattro
open / start :18:00 / 19:00
出演:Phew with ジム・オルーク/石橋英子/山本精一/山本久土/山本達久/向島ゆり子
共演:七尾旅人


うーん、こういった音楽好きな連中はこのクアトロに行くでしょうねえ。
同じ関西人同士、このコンサートに行くなとは言えません。

なので、純粋にノイズについて考えたい人(そんな人いるのか)、ノイズのことを語る広重さんや美川さんのお話を聞きたい人(こういう人は少しはいると思う)、ぜひ渋谷・アップリンクファクトリーへおいでください。

もちろんクアトロもアップリンクファクトリーも満員になればいいな。


しかし関西人、いつまでも強いですね。


kishidashin01 at 23:47|Permalinkclip!ライブ 

2010年09月29日

10月1日はノイズの時間2

10月1日(金)の夜、渋谷アップリンクファクトリーでトークイベント「ノイズの時間2」が開催される。

2部構成になる予定で、第一部は私と美川くんに、アップリンクの倉持氏が司会・質問・進行役となって、非常階段にとってノイズとはなんなのかをトークによって解析していくもの。

第二部は「美川俊治のノイズ講座」で、主に海外のノイズのLPやCDなどの作品紹介になるのえはという感じです。かなりレアなものも登場する予定。

ノイズという音楽はなかなか語られる機会が少ないと思う。
非常階段の単行本でようやくベールが一枚はがされた、という感じですものね。この金曜日はじっくりトークできたらと思います。
広重/美川コンビのトーク、先だってのDOMMUNEで実証済みですが、かなりおもしろいのでこうご期待。


kishidashin01 at 22:12|Permalinkclip!音楽 

2010年09月28日

事務所の引っ越し

アルケミー事務所の引っ越し。

アルケミーレコードは1984年設立なので、26年も営業している、現存する日本最古のインディーズレーベルである。
当然引っ越しともなると、とんでもない古い資料、写真などが出てくるわけで、懐かしいやら、恥ずかしいから、感動したり、空虚な気分になったり。

自分の若い頃の写真などを見ると、別人のようで笑ってしまう。
お前はいったい何を考えていたのだと、説教したくなるね。

正しいと思っていたけれど、違ったこと。
やればいいのにやらなかったこと。
やりすぎてしまっていたこと、言い過ぎたこと。
なんにも考えていなかったこと。考え過ぎていたこと。
あきらかに間違っていたこと。
惜しいこと。
悲しいこと。

いっぱい思い出もあるし、後悔もある。そう、後悔のない人生なんて、たぶん存在しないのだ。
ああ、それでもそれでよかったのだな、と思えるようになるのは、もう少し時間がかかりそうだ。



kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常 

2010年09月27日

昨夜のライブのこと

昨夜の東大駒場学内で行われたライブイベント「東京ボアダム」、非常階段で出演させてもらったけれど、大学内のイベントとあって、客層が圧倒的に若かった。ほとんどが20代だったんじゃないかな。

東大のイベントだからといって東大生ばかりではない。
いや、運営スタッフすらボランティアや有志のメンバーで構成されていたようで、実際の東大生のほうが少なかったのではないかな。
おそらくwebで呼びかけ、自主コンサートを作り上げようという動きがあったのだろう。私はゆーきゃんの紹介でこの「東京ボアダム」に出演させてもらったが、ゆーきゃんが10年近く前から京都で「ボロフェスタ」をやはり有志による自主企画で運営を行っていたから、なにかアドバイス的なこともしているのかもしれない。

おもしろいものは自分たちで作るんだ。
そういう姿勢はいいね!

『なにかおもしろいことないかな』なんて言って、待っているばかりじゃだめだ。おもしろいことは、自分で動いて、自分で見つけたり、自分でつくるものだよ。「東京ボアダム」のスタッフたちは、それをよくわかっているんじゃないかなあ。

非常階段は1979年の夏に結成。もう結成31年を過ぎて、32年目に突入しているバンドだ。
昨日見に来てくれたお客さんの半分くらいは非常階段のライブ初体験だったと思うけれど、どうだった?おもしろかったかい?
少々ケガくらいはしたかもしれないし、服も汚れたかもしれないけれど、非・日常のエンターテインメントだったろ?
オレたちは君らが生まれる前からこんなことをやっているよ。
そして2010年の今も現役で続けている。
オレは51才だよ。もしかしたらお客さんの何人かは私の半分の年齢だったろう。

でもね、君らの企画した、そして足を運んだライブイベントでトリをつとめさせてもらっているよ。君たちといっしょに大暴れして、汗かいて、絶叫して、爆音のノイズをかまさせてもらった。
こんなに嬉しいことはないねえ。

東大生でも東大生でなくたってかまわないけどさ、これからの未来は間違いなく君たちが作っていくのだ。
しかしきっと壁にぶち当たる。失望して、なにもかも嫌になる時がきっとくる。
もうどうしようもないと思うことがきっとある。
そんな時は昨日のライブを思い出してくれ。

君らの倍くらいの年齢のおっさんが金属バットにマイクをガムテープでくくりつけて客とともに絶叫し、SGのギターを振り回して粉砕、爆音阿鼻叫喚にまぎれて客席でおしっこまでして、アホとノイズの極みをぶちかましたのだ。
これを思い出したら、どんな絶望だって乗り切れるさ。どんなに世の中がおかしくなっても、腐っても、思い通りにいかなくても、これほどの非・日常はまずないよ。それを君らは体験したのだよ。
どんなことだって、なんだって乗り切れる。絶対に。


動け。叫べ。走れ。飛べ。
ノイズってのは、そういうことなのさ。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2010年09月26日

非常階段at東大駒場

非常階段で東大駒場のイベント「東京BOREDOM」に出演。
主催者の予想を上回る600名以上の来場者があったそう。
よかったね!このイベント、運営は大変そうだけど、がんばって毎年続けてください。


非常階段は30分程度の演奏だったかな?
いろいろサービスしましたね。SGも粉砕、20年ぶりくらいにお○っこもしましたよ!
期待していたみなさん、期待どおりのものが見れて(笑)よかったね!
オレもあほやけど、みんなもアホやで!
ははははは!

金属バットにマイクをくくりつけたの、マゾンナ+JOJO広重、原爆スター階段以来3度目でしたけど、ステージからマイクを向けるといい感じでみんな絶叫してくれてよかった!みんなで作り上げているライブだもんなあ。オレだってみんなに参加してほしいし、非常階段の一員になってほしいと思っているんだよ。

みんな、ありがとう!
スタッフのみなさん、お疲れ様!

また会おうぜ!


kishidashin01 at 23:34|Permalinkclip!ライブ 

2010年09月25日

風邪ひいていませんか

大丈夫?

元気?

元気だしてね。

いつもがんばっているのはわかっているよ。

だからたまにはがんばらない日を作ってね。

急に寒くなったね!

風邪には気をつけてね。

おやすみなさい。


kishidashin01 at 23:27|Permalinkclip!日常 

2010年09月24日

sarry

昨日、なんばベアーズで行われたライブ企画「もっと地酒を呑まナイト vol.4」、お客さんも入ってお酒も飲み放題、会場のみんなが手酌をしだして、あちこちでお酒がこぼれてダスターやティッシュが飛び交うあたりで中座させていただきましたが、ライブはsarryがダントツによかったな。

幻想的なプログレッシブロックだと思う。821さんのバックトラックとベースプレイが素晴らしく、延々と聞いていたくなる音だ。何度かsarryの演奏は見たが、昨夜のは特に素晴らしかった。もっと長く、できれば野外なんかで聞いてみたい。

sarryは海外で演奏すればものすごくうけると思います。
来年はぜひ海外進出を。



kishidashin01 at 18:26|Permalinkclip!ライブ 

2010年09月23日

東京BOREDOM in 東京大学 2010

『東京BOREDOM in 東京大学 2010』

というわけで、東京大学の学園祭に非常階段で出演、9月26日日曜日です。
出演は最後なので、7時くらいかな?

学園祭に非常階段で出るのはずいぶん久しぶり。
学園祭なら少々なにか壊しても、なーんていいかげんなことを考えていたら、出演者に事前に送られてくるコンサート運営の案内の中に、しっかり「会場や学校の備品を壊さないでください」と書いてありました。(笑)
これって、私にむけてのお言葉でしょうか?そうですよね、たぶん。

というわけで真面目に(?)非常階段で演奏しようと思います。
いつの日か、日本の将来を背負う世代に、非常階段の雄姿を見てもらいましょう。いいか悪いかは、別にして!


kishidashin01 at 23:15|Permalinkclip!ライブ 

2010年09月22日

モチベーションのありか

ミュージックマガジン最新号に、非常階段単行本のレビュー掲載。
書いてくれたのは音楽評論家の小野島大さん。

小野島さんとは20年くらいのつきあいになるが、もちろん彼は音楽評論のプロなわけで、この本の内容を、それほど多くない文字数で、内容を的確に紹介しながらそこに書かれている意味をつつがなくかいつまんでとりあげてくれている。
将来、音楽評論家などを目指している人がいるなら、ぜひ読んで欲しい文章だ。
観念的に音楽を評論するライターはたくさんいるけれども、小野島さんのようにしっかりした紹介を含む評論を書ける人はだんだん少なくなっているように思うからである。

小野島さんのラスト部分、非常階段単行本メインライターの野間さんもtwitterで『痛いとこを突かれた』と書いていましたね。

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ただ、事実関係の検証を中心に描かれているぶん、首謀者である広重個人の思いや葛藤、感情の襞のようなものは、さほど語られない。
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そう、この単行本には非常階段がどのように結成され、どのようにノイズ音楽が日本に育っていったかは見事に描かれているが、「じゃあ、広重さんはなぜノイズに至ったのか?なんのために演奏を続けているのか」は、実は書かれていない。

例えば1972年、私は中学1年生の時に、頭脳警察のサードアルバムに収録されている楽曲「前衛劇団モータープール」という曲を聞いて、この曲の中間に2度展開されるグシャグシャなインプロ部分のみを演奏するようなバンドはないのかと考え、数年後に山下洋輔トリオに出会った時に「こういった音楽がどこかにあると思っていた」と感じている。
つまりは音楽を聴き始めてごく初期の段階で、非常階段の原型になるような音楽スタイルを考えているのではあるが、じゃあなぜ13才の少年が「前衛劇団モータープール」のインプロ部分に強烈に関心をむけたのかは、この本のどこにも書かれていない。

しかしそんなことを本の中に描くには、まったくもってページ数がたりない。
JOJO広重がなぜノイズ音楽を演奏し続けているのかとか、その源泉を小野島さんはもっと読みたかったと言っているわけで、正直1冊の単行本でそこまでは無理だったと思う。

JOJO広重はいくつもの事柄が複雑に絡み合って出来上がった人間で、そのことのひとつひとつの細かい内容がノイズとか歌とか音楽に染みこんでいる。
例えばkankotoさんがブログで先日の穂高亜希子の「いつか」のバックで私が弾いたギターの音色をほめてくれたけれど、あの音は私にしか出せないし、私のギターがあの音に至る理由も意味ももちろんあるわけで、それを文章にするには膨大な時間がかかる気がする。

ただ、徳島の小西さんがハードスタッフ13号でJOJO広重特集をしてくださることが決定しており、そこでは私個人の成り立ちをずいぶん深いところまでつっこんだ内容になるはずである。小野島さんが知りたかったJOJO広重の「モチベーションのありか」まで必ずハードスタッフ13号に描かれるかどうかはまだ保証できないが、それでも楽しみにしていただければいいなと、思っている。




kishidashin01 at 23:14|Permalinkclip!音楽 

2010年09月21日

動くこと

動かないと、変わらない。

変わらないと、おもしろくない。

本当にどうしようもない時もあるけれど

それでも、なんとか手をつくしてみる可能性まであきらめることはない。


わざわざ運をおとすようなことをして、どうする。

わざわざ人の恨みをかうようなことをして、どうするの?


あやまること。

あやまれば、許されることのほうが圧倒的に多い。

逃げていても、問題は解決しない。


動けば、波紋がおきる。

空気も水も動く。

風がおきる。

その風に乗るのだ。

そすて別の場所に連れてってもらうのだ。



動くこと。

そう、動くこと。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常