2010年07月

2010年07月31日

山本精一

昨日はP-VAINの方と久しぶりにゆっくりお話。
話題はやはり山本精一くんのことに。

今の日本の音楽界で、最大の奇人はやはり山本精一だろうと。
そして頭のおかしいヤツで行動もおかしいやつはいくらでもいるけれども、山本精一くんは音楽や歌やギターが最高に素晴らしいこと。それでいて発言や行動がちょっと変わっているところに彼の魅力があるということ。

例えば最新作「山本精一/Playground」のギターの音は、ホントに繊細で美しい。
私もこんなギターの音を聞いたのは、超傑作アルバム「羅針盤/ソングライン」以来で、こんな悲しい、切ない、そして希望の見えるギターの音は、山本精一くんにしか出せないよ。


音楽は音楽だけではない。
技術やセンスだけではない。
音楽は人だ。
でも、いい人だというだけでは、いい音楽はできない。


あのアルバムがどうのこうの、あのエフェクターやギターがどうのこうのというミュージシャンはものすごく多いが、楽器も技術ももちろんだけれども、やっぱり音楽は演奏者の人間力と、その本人の精神力だと思う。

おもしろい人間の演奏する音楽は、おもしろい。


わからない人は、このアルバムを100回くらい聞くといいよ。
本当にいいアルバム!
プレイグラウンドプレイグラウンド
アーティスト:山本精一
販売元:Pヴァイン・レコード
発売日:2010-07-21
おすすめ度:5.0
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kishidashin01 at 10:40|Permalinkclip!音楽 

2010年07月30日

京都shibiでライブ

京都のアートスペース「shinbi」が閉館になるというのでの、最終盤ライブ企画に出演。ハセケンくんのソロの後、大友良英+山本精一+JOJO広重のトリオで演奏。


楽屋で山本くんが『フィードバックトリオと宣伝されたのだからフィードバックでいかんと』と、歌もの封印でフィードバックとノイズギターの応酬でいくことに。演奏は45分くらいでしたか?いかがだったでしょうか。
ずいぶん大人なギターバトルだったように感じました。

終演後のトークはグダグダ、途中で山本さんが先に退場してしまい、大友さんと私とでなにか追加でやりましょう、と。
で、「みんな夢でありました」をノイジーにカバーして、大友さんがギターをかぶせてくれての演奏、いい感じでしたね。

打ち上げはウワサの吉田屋に。
お酒の好きな人にはたまらないアテの連発でしたね。

さようならshibi。
また、いつかどこかで。


kishidashin01 at 03:18|Permalinkclip!ライブ 

2010年07月29日

BLANK MUSEUM



BLANK MUSEUM


8月に品川・原美術館で行われるアップリンクのミックスメディア展「BLANK MUSEUM」。
8月28日に山本精一+JOJO広重で出演することになりました。

穂高亜希子さんも共演の予定です。
300名限定の入場だそうです。
前売りチケットの購入をおすすめします!

kishidashin01 at 15:34|Permalinkclip!ライブ 

2010年07月28日

JOJO広重・第十七回東京鑑定会・2010年8月開催のお知らせ

JOJO広重・第十七回東京鑑定会・2010年8月開催のお知らせ


アップリンク・ファクトリー前「TABELA」での鑑定会、おかげさまで毎回好評です。
本当にありがとうございます。

2010年8月は以下の日程で開催します。
希望の方はご予約ください。

<場所>
渋谷・アップリンクファクトリー前・レストランTABELA
地図はこちら↓
渋谷・アップリンクファクトリー

<日程>
8月22日(日) 12:00-12:30、13:00-14:30(他のコマは埋まりました)
8月29日(日) 13:00-15:00(他のコマは埋まりました)



<料金>
30分5000円、1時間10000円(1時間を少し超えても超過料金はいただきません)
時間内なら何件でも占います。2名1組で来ていただいてもかまいません。
3名以上同時は不可能です。ご了解ください。

お名前、生年月日、希望の日程と時間、鑑定時間30分 or 1時間の希望をメールください。
futuredays@mail.goo.ne.jp


例えば鑑定内容がご自身の恋愛運の1件のみなら30分くらいで収まりますが、ご家族の運気や病気など内容が広がりますと30分ではなかなか難しいです。そのあたり内容によってはご相談ください。

ご希望の日程と時間に添うようにしますが、予約が重なった場合、調整をお願いする場合があります。ご了解ください。


ではご検討よろしくお願いします。

JOJO広重



kishidashin01 at 12:49|Permalinkclip!占い 

2010年07月27日

机/箪笥

どんなものでも30年使えば魂が宿る、ということをおしえてくれたのは、高校時代の宗教学の教授だったと思う。

私の通学していた私立高校はプロテスタントのキリスト教系の学校だったため、毎朝、チャペルに集合して礼拝を行う習慣があった。
賛美歌の合唱、聖書の一部の朗読、教師や招かれた識者が壇上に立ち、30分程度の講話を行う。

よほど面白い話ならともかく、高校生ともなると仲間との私語や会話に夢中で、壇上の話など聞いていない。外から招かれたゲストによる話の時はまだ気をつかって神妙に話を聞いているが、同じ学校の教師の話など、ほとんど耳をかさない。

その日の宗教学の教授の話は、ほとんど誰も聞いていなかったと思う。私も友人と音楽の話かなにかをしていたはずだ。
しかし、ふとその教授の話が耳に入り、先ほどの「どんなものでも30年使った道具には命が宿る」という言葉に興味がわき、周囲の雑音をシャットアウトしてその後の話を聞くことになった。

もう大体は忘れてしまったが、その教授(その時点で60才を超えていたと思う)が、学生時代に自分の兄から譲り受けた机の話だった。兄とは年齢が離れていて、譲り受けた時点でその机はすでに年代もののように、黒光していたという。

その机は当然おさがりなわけで、まだ若かった教授はこんな古い机よりも新しいのが欲しいなと思ったそうだ。

しかしその机を使うと、なんとも気分がいい。
机にむかって勉強すると、なにかに包まれているような気分がする。
その机で勉強し、手紙を書き、食事をし、普段から雑巾で磨いていたそうだ。
その机で勉強して受けた学校に入学し、その机で書いた恋文の相手と結婚したという。

戦争が始まり、出兵することになった。
もちろん家族との別れも悲しかったが、どうしてもその机のことが気になってしかたがなかったそうだ。
教授は藁半紙の紙に「必ず帰る」と書き、その机の裏側に糊で貼り付けたという。

戦争が終わり、帰国した。
家族が言うには、家は空襲で焼けていたが、奇跡的に机は焼けることなく、焼け跡から取り出せたそうだ。

その後机は教授の子供が使い、今は孫が使っているという。


こういうエピソードには、実は時々出会う。
例えばこのように大切に使っていた家具を、ぜんぜん事情を知らない家族が乱暴に扱ったところ大けがをしたとか、仏壇に守られた話なども多い。


ちょっと内容は違うけれど、半村良の小説に「箪笥」という短編がある。
これは箪笥にまつわる能登地方のフォークロアだが、なかなかぞっとする恐怖小説である。未読の方にはおすすめする。

能登怪異譚 (集英社文庫)能登怪異譚 (集英社文庫)
著者:半村 良
販売元:集英社
発売日:1993-07-20
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


kishidashin01 at 12:33|Permalinkclip!読書 

2010年07月26日

やさしい君へ

ホント、そんなこと、言われたの。

それはおちこむねえ。。

お互いに、愛し合っているのにね。

なにがうまくいかないんだろうね。

思っているのに、きつく言ってしまったり。

思ってもいないのに、勢いで言ってしまったり。

お互いには、わかっているのに、わかっていない。

そんなことの繰り返しだね。

つかれるよね。

こころ、いたいよね。


でも、あきらめないでね。

だって、本当は好き同士なんだもの。

すれ違いもあるけれど、本当は通じ合っているから。

電話じゃなくて、メールじゃなくて、会って話してね。

相手の目を見てね。


大切な人だもの。

こころを開いて、もっともっと話をしてみてください。


元気だしてね!

kishidashin01 at 23:19|Permalinkclip!日常 

2010年07月25日

京都でライブ

京都・アバンギルドでライブ。

キツネの嫁入りのメンバーであるマドナシくん、ゆーきゃん、bikke、そして私という出演者。

今日のトピックスは、リハ後この4人で近くの喫茶店で軽食、その時にbikkeがゆーきゃんに行ったインタビューが衝撃的。ぜひ自叙伝をいつか書いてくださいね。君が書かないなら、私が書きます。(笑)

もうひとつは各人のソロ終了後、この4人でノイズセッションを行ったこと。マドナシくんはアコギにエフェクターをつないでの演奏、ゆーきゃんはデスクトップPCの操作、bikkeと私はエレキギターによる即興でした。

楽しかったね!また機会あればやりましょう。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2010年07月24日

メランコフ第2号

自宅PCがネットに繋がらなくなってしまった。
PC側ではなく、ネット回線側の問題のようで、当方ではいたしかたない。
コールセンターに電話するも、まったく繋がらない。NTT西日本、これではいくら光回線をPRしても、クレーム続出だと思われる。
寡占大企業はもっと努力してほしい。


ダウンロード式のフリーペーパー「メランコフ」の第2号が昨夜からダウンロード出来るようになっている。
メランコフ

特集は「大阪」。

◯あふりらんぽ ラスト・インタビュー
突然の解散発表の3日後、まっすぐなふたりはまっすぐな言葉で解散について語った。
あふりらんぽ、8年間のエピローグと、オニピカそれぞれのプロローグ。

◯石井モタコ 二万五千字
インタビュー時間3時間半! オシリペンペンズ石井モタコがペンペンズのことから大阪のこと、マンガのことから歌うことまで語り尽くした二万五千字。

◯neco眠る
いま大阪でもっとも熱いライブをやり続けているneco眠る。近く、モタコ・DODDODOとともに新レーベルを立ち上げる計画も進行中! リーダーの森雄大に聞く過去現在未来。

◯大阪八十年生れ座談会
金本武志(蒼月書房店主)×吉田雅生(紙のおとうた通信)×鈴木裕之(イラストレーター)による大阪放談!
大阪を紐解く膨大な注釈付き!

◯DODDODOと一日大阪デート
大阪アンダーグラウンドのディーバDODDODOと巡るディープミナミツアー。

◯須原敬三 インタビュー
インディーズレーベルGYUUNE CASSETTE代表にして主にベーシストとして数多のバンドに参加、同時に貸しスタジオのオーナーでもある大阪ミュージックシーン影のキーパーソンにお話を伺う!

◯大阪大アンケート
DJ威力/オオルタイチ/KA4U/クリトリック・リス/GOD-J/佐伯慎亮/坂本渉太/砂十島NANI/即宇(ガルペプシ)/中村悠介/NA2ME/ひしだゆうや/道下慎介/迎祐輔/ヨシカワショウゴ

などなど、豪華絢爛。
全60ページ、ダウンロードしてプリントアウトするだけでたいへんかと思いますが、どうぞお楽しみあれ。



しかし、こういった特集を、大阪の人ではなく東京のミニコミ制作チームがやることの凄さ、そして大阪にはこういったまとめかたの出来る人がいないのだという現実も垣間見る気がする。


kishidashin01 at 10:49|Permalinkclip!音楽 

2010年07月23日

マイナス・ゼロ

広瀬正著「マイナス・ゼロ」を読んだ。



マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (集英社文庫)マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (集英社文庫)
著者:広瀬 正
販売元:集英社
発売日:2008-07-18
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


先日、「時の娘」を読んで以来、タイムマシンを扱った小説にはまってしまい、それじゃあ広瀬正の「マイナス・ゼロ」だろうということで、購入。

私はこの本を発表された当時も読んでいないし、人気を呼んだというラジオドラマも聞いていない。
気がついた時は絶版になっており、2008年に復刊されたことも知らなかった。

内容をかいつまんで言えば、昭和38年にあらわれたタイムマシンに乗ってしまった主人公が昭和7年の日本に到着、トラブルがおこり元の時代に帰ることが出来なくなってしまう。さてそこから昭和の時代をどう生きていくか、というお話である。
もちろんタイムパラドックスの趣向は最高におもしろい、美人のヒロインは登場する、段々に辻褄があっていって最後に全ての謎が解決するストーリーは素晴らしい。
しかし、タイムマシンそのものはそれほどには活躍しない。SF的シーンはかなり少なく、むしろ未来から過去の日本に到着した主人公がどのように生活していくかにほとんどのページが割かれている。
昭和7年や20年の銀座、世田谷、その町の人々の風俗、人情などは細かいディテールで描かれており、当然その時代に生まれていない我々の世代はノスタルジーとして楽しむしかないが、それでも一級の「近過去の時代風俗小説」と呼んでも過言ではないかもしれない。

映画「Always 三丁目の夕日」を見ればわかるように、現代はCGで昭和の風景を見事に実像化できる時代である。ぜひこの「マイナス・ゼロ」を実写映画化してほしいと思う。

小説の方は、よく読まないと、この人が後のこの人で、というあたりがこんがらがるかもしれない。それにこれって時空を超えた近親相姦では、と思える部分も。(笑)

まあ登場人物では、タイムスリップした先でやっかいになる「カシラ」の一家が最高です。
実写映像化するなら、この一家のキャストをどうするかがポイントになりそう。


昨年の夏はハインラインの「夏への扉」を薦めましたので、今年はこの「マイナス・ゼロ」をどうぞ。



kishidashin01 at 00:07|Permalinkclip!読書 

2010年07月22日

ポイントdeスクラッチ

7月21日より、ミスタードーナツで「ポイントdeスクラッチ」というキャンペーンを行っている。
misdo Licca

ミスタードーナツとTommyのリカちゃん人形とのコラボは数年前から断続的に行われている。今回はドーナツ購入時に付随するポイントを100点ためてスクラッチカードをもらい、当選すると携帯ストラップかマグカップがその場でもらえる、というものだ。


以前このブログでも書いたが、私は1970年代に好きだった女の子がミスドでアルバイトをしていた経緯がある。だからこの70年代のユニフォームを着たリカちゃんストラップの写真を見た時、なんともいえない思い出がフラッシュバックしてしまった。


このミスドのユニフォームを着た彼女は、自分の彼氏がお店にやってきたのを見て、顔を少し紅潮させながらも、彼氏に一生懸命働いている様子をみせようとはりきって仕事をしていた。

他のお客さんの手前もあるので、当然私にも接客の言葉づかい。なれなれしい話し方はしない。
こちらがコーヒーを飲みながら視線を送っても、気がついているのに気がついていないふり。
おかわりのコーヒーを持ってきてくれた時にだけ、二言三言話をして、そして外へ出た。

入り口で「ありがとうございました!」と言いながら、腰の当たりにおいていた手のひらを少しだけ上にあげて、小さく手を振っていた姿を今も覚えている。
もう30年以上前の光景だ。


このポイントdeスクラッチ、当然チャレンジし、そしてストラップをゲットしましたよ。使うことはないと思いますが。(笑)
期間限定なので、興味のある方はお早めに。


misdo70

kishidashin01 at 14:16|Permalinkclip!日常