2009年10月
2009年10月31日
なかよし
夕方、とうめいロボのちひろちゃん、昨日サポート演奏に岡山からかけつけて来ていた岡くん、くぼたまこさんと中延で待ち合わせ。
「キッチンなかよし」に夕飯を食べに行く。
先月かな、偶然見ていたテレビ番組でこの食堂が紹介されていて、おいしそうだなと思い、私がさそってみんなで行きましょう、という運びとなった。
昭和35年から営業しているというこの食堂、ハヤシライスがとてもおいしく、ハンバーグ定食も絶品。
五反田から浅草線で二駅という距離ですが、とてもいいお店、他にも良さげなお店がたくさんある商店街でした。今度またゆっくり行ってみたいな。
くぼたさんは初対面ですが、とてもいい歌を歌われるとちひろちゃんから紹介いただきました。CDRをもらったので大阪に帰ったら聞いてみますね。
夜は渋谷LUSHにマディ・ワールドのライブを見に行く。
やはりオルタナというよりはプログレッシブの世界に近いと思う。70年代のソフト・マシーン、ハットフィールド&ザ・ノース、キャラヴァンあたりを聞いたり、ウルトラビデのTaiquiくんが最近セッションしているデイヴ・シンクレアさんなどの演奏に接してみればいいのでは、などと思いました。
2009年10月30日
新宿モーションでライブ
ゆーきゃんの企画ライブに出演。
この日は入場無料、そのかわり2ドリンク(1000円)と投げ銭(カンパ)という形式で、会場内で食事も販売されるスタイル。もちろん通常日程のライブハウスではこういったことはまれで、4周年というお店の企画の中だからできたのだろうが、これはなかなかよかったと思う。70人以上の来場者で会場はほぼ満員だった。
いわゆる「招待」という枠もないし、正味1000円でとうめいロボ、ゆーきゃん、シベールの日曜日、見汐麻衣、JOJO広重と5バンドも見れるわけで、なんだかお得感もあるが、CDRなどの物販などもあるので、会場が了解してくれればこれはなかなかけっこうなスタイルかもしれない。
チャージ2500円とかで実数10人程度しか入らず、バンド仲間の招待で会場を埋めてノルマを払わされるくらいなら、こういった入場無料のほうがよほど正直なのかもしれない。
ライブは見汐さんのソロととうめいロボ+添田+岡のユニットの2つしか見れなかったが、どちらも軽快感もあるいいライブでした。
自分のライブは、今日は他人の歌を歌うスタイルで、5月に新潟・正福寺で行ったライブに近かったかな。穂高亜希子さんの曲を歌わせてもらって、会場にご本人が来られていたので、うーん出来はどうだったかなと思ったけれど、本人からほめてもらえてよかったです。
すみさんという、私に37年前にプログレのイロハを教えてくれた大先輩が今日は友人と会場に見に来てくれていた。そのことも感謝感謝。
山家さんも見に来てくれていましたね。ありがとうね。
なにかを届けられたかな。MCは気弱な(笑)発言が目立ちましたね。笑い流してくださいね。
スハラくん、シベールの日曜日のみなさんには例の件伝えました。乗り気です。あとはよろしくお願いします。
この日は入場無料、そのかわり2ドリンク(1000円)と投げ銭(カンパ)という形式で、会場内で食事も販売されるスタイル。もちろん通常日程のライブハウスではこういったことはまれで、4周年というお店の企画の中だからできたのだろうが、これはなかなかよかったと思う。70人以上の来場者で会場はほぼ満員だった。
いわゆる「招待」という枠もないし、正味1000円でとうめいロボ、ゆーきゃん、シベールの日曜日、見汐麻衣、JOJO広重と5バンドも見れるわけで、なんだかお得感もあるが、CDRなどの物販などもあるので、会場が了解してくれればこれはなかなかけっこうなスタイルかもしれない。
チャージ2500円とかで実数10人程度しか入らず、バンド仲間の招待で会場を埋めてノルマを払わされるくらいなら、こういった入場無料のほうがよほど正直なのかもしれない。
ライブは見汐さんのソロととうめいロボ+添田+岡のユニットの2つしか見れなかったが、どちらも軽快感もあるいいライブでした。
自分のライブは、今日は他人の歌を歌うスタイルで、5月に新潟・正福寺で行ったライブに近かったかな。穂高亜希子さんの曲を歌わせてもらって、会場にご本人が来られていたので、うーん出来はどうだったかなと思ったけれど、本人からほめてもらえてよかったです。
すみさんという、私に37年前にプログレのイロハを教えてくれた大先輩が今日は友人と会場に見に来てくれていた。そのことも感謝感謝。
山家さんも見に来てくれていましたね。ありがとうね。
なにかを届けられたかな。MCは気弱な(笑)発言が目立ちましたね。笑い流してくださいね。
スハラくん、シベールの日曜日のみなさんには例の件伝えました。乗り気です。あとはよろしくお願いします。
2009年10月29日
おなじこころがひとつだけあれば
自分が好きな音楽、しかも誰にも話したくないような特別な音楽を、誰か他の人もその音楽が好きだと知った時、たまらなく心が通じた気分になる。
でも、それは本当に通じているのだろうかと、思うことが多い。
ビートルズが好きだとかストーンズが好きとかじゃなくて、例えばダンカン・ブラウンのソロのセカンドが好きとか、スラップ・ハッピー・ハンフリーが好きだなんて言われたら、私だって「おお!同志よ!」なんて気持ちになってしまう。
でも同じ音楽を、同じように感じていることは、実は少ないのではないか。
私が信じている音楽と、君が信じている音楽は同じ一線で結ばれてはいても、どこかの線は微妙にズレているのではないか。
同じ夕日を見つめていても、同じように感じているとは限らない。
人はどこまでも孤独であり、こころはひとつづつであるからこそ、こころであるからだ。
救いがあるとすれば、見つめている夕日は、いつだってたったひとつだということだろう。
音楽で結ばれなかった君へ。多くの孤独な仲間たちへ。
君たちを思いながら、明日は精いっぱいの声で、歌いたい。
でも、それは本当に通じているのだろうかと、思うことが多い。
ビートルズが好きだとかストーンズが好きとかじゃなくて、例えばダンカン・ブラウンのソロのセカンドが好きとか、スラップ・ハッピー・ハンフリーが好きだなんて言われたら、私だって「おお!同志よ!」なんて気持ちになってしまう。
でも同じ音楽を、同じように感じていることは、実は少ないのではないか。
私が信じている音楽と、君が信じている音楽は同じ一線で結ばれてはいても、どこかの線は微妙にズレているのではないか。
同じ夕日を見つめていても、同じように感じているとは限らない。
人はどこまでも孤独であり、こころはひとつづつであるからこそ、こころであるからだ。
救いがあるとすれば、見つめている夕日は、いつだってたったひとつだということだろう。
音楽で結ばれなかった君へ。多くの孤独な仲間たちへ。
君たちを思いながら、明日は精いっぱいの声で、歌いたい。
2009年10月28日
なにも言わず黙ってそばでお前を見つめているから
30日金曜日のライブ、出演者が少し変更になったようです。
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"aka rui heya"
2009年10月30日 (金) 新宿motion
出演:
JOJO広重
とうめいロボ
見汐麻衣(埋火)
シベールの日曜日
ゆーきゃん
*当初出演予定であったQurageはインフルエンザの為、急遽出演がキャンセルとなりました。
楽しみにしておられた方、ごめんなさい。
DJとして参加予定であった見汐麻衣(埋火)がライブを行います。
場内音楽:
おすし(見汐麻衣)/ ゆーきゃん
FOOD:
motion crew
DECO:
iroha (SUNDANCE!)
CDR専門店:
高円寺サンレインレコーズ
OPEN / START 18:00
DOOR \FREE (2drink、投げ銭制)
*当日、出演者の音源を収録したオムニバスCD-Rを販売します。
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ということで、久しぶりに見汐さんと共演となった。たぶん2月に福岡・四次元で一緒になって以来じゃないかな。
ちなみにこの日限定で販売されるCDRには、その福岡でのライブ音源が収録されています。縁ですね。
この日は今年知り合った穂高さんや山家さんも見に来てくれるらしいし、ほかにも30年来の友人もかけつけてくれるという。
入場料無料だと、こちらも誘いやすいなあ、確かに。
メンツを見ても、この日のテーマは「歌」だろう。
どんな歌を歌おうか、いろいろ準備中。1979年くらいに友人が作った歌を1曲歌うことは決定。そのほかは今年の5月に新潟で歌ったラインでいこうかなと考えています。
いろいろ思いながら、今年してきたことを振り返りながら、来てくれた人になにかを届けられたらいいなあ。できるかな。
人を思うことは、すごく簡単だけれどすごく難しいねえ。
思い続けることはできるのだけれど、うまく伝えることは相変わらず苦手かもしれない。
歌とか、ノイズとかならでいるのに、ヘンだね。
2009年10月27日
私はもちろんさがっています
私は手相看のプロではないけれど、占いをしていますというとたいがいは『じゃあ、見て!』と手を出されることが多いので、若干くらいは看ます。
小指の下から人差し指にむかってる横線が感情線。
人差し指と親指の間から出ている横線が知能線。
親指の上から下にむかって出ているのが生命線。
これくらいはちょっと手相に興味があればわかりますよね。
知能線。
これが下がっている人は、頭が悪いとかじゃなくて、音楽とか芸術とか詩とか、そういった抽象的なことに興味を持ったり、夢中になったりする傾向があります。
だから私のブログを読んだり、アルケミーレコードの出版しているような音楽に興味を持つ人、ミュージシャンなんかは、たいがいこの知能線が下がっていますよね。
悪く言えば、いつも夢みがち、妄想家、いつまでも子供の人。
この線が水平になるにしたがって現実家。
水平より上だったりすると、仕事でけっこう財をなすかもしれません。
まあこのブログ読者では、そんな人はいませんが。(笑)
↓ここ、けっこう詳しいので、興味あれば。
http://www.emi-ka.com/sub1/hand.htm
小指の下から人差し指にむかってる横線が感情線。
人差し指と親指の間から出ている横線が知能線。
親指の上から下にむかって出ているのが生命線。
これくらいはちょっと手相に興味があればわかりますよね。
知能線。
これが下がっている人は、頭が悪いとかじゃなくて、音楽とか芸術とか詩とか、そういった抽象的なことに興味を持ったり、夢中になったりする傾向があります。
だから私のブログを読んだり、アルケミーレコードの出版しているような音楽に興味を持つ人、ミュージシャンなんかは、たいがいこの知能線が下がっていますよね。
悪く言えば、いつも夢みがち、妄想家、いつまでも子供の人。
この線が水平になるにしたがって現実家。
水平より上だったりすると、仕事でけっこう財をなすかもしれません。
まあこのブログ読者では、そんな人はいませんが。(笑)
↓ここ、けっこう詳しいので、興味あれば。
http://www.emi-ka.com/sub1/hand.htm
2009年10月26日
今週金曜日、東京でライブです
今月はライブが多く、5本目のライブは10月30日新宿モーション。
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"aka rui heya"
2009年10月30日 (金) 新宿motion
出演:
JOJO広重
とうめいロボ
Qurage(from 山形)
シベールの日曜日
ゆーきゃん
場内音楽:
おすし(ミシオマイfrom埋火)
FOOD:
motion crew
CDR専門店:
高円寺サンレインレコーズ
OPEN 18:00 / START 18:30
DOOR \FREE (2drink、投げ銭制)
*当日、出演者の音源を収録したオムニバスCD-Rを販売します。
[info]
ゆーきゃん
http://akaruiheya.moonlit.to
youcan@h2.dion.ne.jp
motion
新宿区歌舞伎町2-45-2 ジャストビル5F
TEL/03-6825-5858
http://motion-web.jp/
-----------------------------------------------------
しかし先ほど、元スタジオヴォイス編集長の松村さんからメール!
-----------------------------------------------------
・10月30日(金)
渋谷クラブクアトロ
湯浅湾プレゼンツ〜Your Asss Are One vol.1
開場:18時 開演:19時 料金:3000円(とド
リンク代)
出演:PHEW+HNC、前野健太とDAVID BOWIEたち、相対性
理論、湯浅湾
この日はMOSTから山本精一さんを引いた布陣のPHEW
+HNC、東京国際映画祭で松江哲明監督のドキュメンタリーが上映さ
れた前野健太さんと相対性理論と私たちが出演します。
「俺らのころには客は二十人になっているだろう」と、湯浅氏は不
穏な予言をしていましたが、いちおう湯浅湾がホストです。
出演者をフィーチャーしたセッションも予定しています。
-----------------------------------------------------
かぶってるじゃないですかー。
うーん、東京のおしゃれな音楽ファンはきっとこの日はクラブクアトロに行きますよね。。。
でもせっかく湯浅さんが『俺らのころには客は二十人になっているだろう』とおっしゃっているので、湯浅湾を見ないお客さんはクアトロの帰りに新宿モーションに寄ってください。(笑)
なんせこちらは入場料無料です。(ドリンク代は要)
とうめいロボはこの日の後、11月はライブをお休みするそうです。
私も完全ソロのライブは東京は昨年の「鈴ん小屋」以来でずいぶん久しぶり、この後もしばらく都内は予定はありませんので、よかったら。
いろいろ歌を歌う予定です。
DJは埋火の見汐さん!
タイムテーブルは、
18:00- OPEN / DJ おすし(見汐麻衣from埋火)
18:45 - 19:15 とうめいロボ×添田雄介×岡茂毅
19:30 - 20:00 シベールの日曜日
20:15 - 20:45 Qurage
21:00 - 21:30 JOJO広重
21:45 - 22:15 ゆーきゃん
22:15- DJ おすし
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"aka rui heya"
2009年10月30日 (金) 新宿motion
出演:
JOJO広重
とうめいロボ
Qurage(from 山形)
シベールの日曜日
ゆーきゃん
場内音楽:
おすし(ミシオマイfrom埋火)
FOOD:
motion crew
CDR専門店:
高円寺サンレインレコーズ
OPEN 18:00 / START 18:30
DOOR \FREE (2drink、投げ銭制)
*当日、出演者の音源を収録したオムニバスCD-Rを販売します。
[info]
ゆーきゃん
http://akaruiheya.moonlit.to
youcan@h2.dion.ne.jp
motion
新宿区歌舞伎町2-45-2 ジャストビル5F
TEL/03-6825-5858
http://motion-web.jp/
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しかし先ほど、元スタジオヴォイス編集長の松村さんからメール!
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・10月30日(金)
渋谷クラブクアトロ
湯浅湾プレゼンツ〜Your Asss Are One vol.1
開場:18時 開演:19時 料金:3000円(とド
リンク代)
出演:PHEW+HNC、前野健太とDAVID BOWIEたち、相対性
理論、湯浅湾
この日はMOSTから山本精一さんを引いた布陣のPHEW
+HNC、東京国際映画祭で松江哲明監督のドキュメンタリーが上映さ
れた前野健太さんと相対性理論と私たちが出演します。
「俺らのころには客は二十人になっているだろう」と、湯浅氏は不
穏な予言をしていましたが、いちおう湯浅湾がホストです。
出演者をフィーチャーしたセッションも予定しています。
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かぶってるじゃないですかー。
うーん、東京のおしゃれな音楽ファンはきっとこの日はクラブクアトロに行きますよね。。。
でもせっかく湯浅さんが『俺らのころには客は二十人になっているだろう』とおっしゃっているので、湯浅湾を見ないお客さんはクアトロの帰りに新宿モーションに寄ってください。(笑)
なんせこちらは入場料無料です。(ドリンク代は要)
とうめいロボはこの日の後、11月はライブをお休みするそうです。
私も完全ソロのライブは東京は昨年の「鈴ん小屋」以来でずいぶん久しぶり、この後もしばらく都内は予定はありませんので、よかったら。
いろいろ歌を歌う予定です。
DJは埋火の見汐さん!
タイムテーブルは、
18:00- OPEN / DJ おすし(見汐麻衣from埋火)
18:45 - 19:15 とうめいロボ×添田雄介×岡茂毅
19:30 - 20:00 シベールの日曜日
20:15 - 20:45 Qurage
21:00 - 21:30 JOJO広重
21:45 - 22:15 ゆーきゃん
22:15- DJ おすし
2009年10月25日
水火既済
一昨日も一緒にライブをやったドラマー・岡野太くん、彼にとって最近のマイブームは「JOJO広重」のようである。
岡野くんと演奏したのは8月のベアーズ非常階段ワンマンで坂田明氏とセッション、名古屋で原爆階段、東京で原爆スター階段、一昨日の佐伯くん写真集発刊ライブとどれも好集客で、まるで福の神状態の岡野くんだが、私と演奏できるのが最高に嬉しいようだ。
そんな彼だから、私と一緒にいる時はまるでファンかインタビューアのごとく、私の過去のこと、いまどう思っているか、どう考えているのかなどを多岐にわたって訊いてくる。私も古いことを思い出したり、ブログにはとうてい書けないような超ド級のおもしろいエピソードを話すものだから、岡野くんはご満悦である。
岡野くんは辛酸舐めた人間だから、これからは反動でおもしろいことや超ラッキーなことやびっくりするようなことが起きるはずだ。私は宝くじに当たるようなヤツは今の岡野くんのような男だと思って、ちょっと期待している。
で、一昨日の岡野くんの問いで『いま"JOJO広重"が夢中になっていることは何ですか?やっぱり読書ですか?』というのがあり、ちょっと考えてしまった。
確かに本は読んでいるが、読書が趣味というのはもう音楽とか映画とか同じで、生活とかクセとかのようなもので、特段趣味というレベルのものではない気がする。
おそらく自分が今一番集中しているものは「断易」だろう。断易の素晴らしい解答に出会えた時の感動は、なにものにも代え難いものがあるからだ。
そう、答えは、ある。
どんな悩みにも、どんな悲惨な現実にも、病気にも、いや音楽や、生きることそのものにも、答えはある。解答はある。
それは名答もあれば、悲しいほどに辛辣な答えもある。
悩みの原因は過去にあるが、解答や方法は現在と未来にある。そして本当は心の奥底にこそ、その未来へのハンドルをどう切るかの答えがあるのだ。
自分の未来だろ。
自分で決めたまえ。
占いとは、そういうことへのちょっとしたアドバイスなんだと思う。
あ、道下くん、例の件、易をたてました。
断易は周易とは違うのですが、出た卦は「水火既済」の普変卦でした。
「水火既済」とは"すでになる"という意味です。すでにできあがっているということです。なのでもう「することになっている」という意味でいいんじゃないですかね。あとは君の決断だけです。
断易からするとね、お金はちょっと厳しいかも。。。ゴニョゴニョ。。。でも予定通りビデオをなにすればなんとかなると。。。ゴニョゴニョ。。。(笑)
岡野くんと演奏したのは8月のベアーズ非常階段ワンマンで坂田明氏とセッション、名古屋で原爆階段、東京で原爆スター階段、一昨日の佐伯くん写真集発刊ライブとどれも好集客で、まるで福の神状態の岡野くんだが、私と演奏できるのが最高に嬉しいようだ。
そんな彼だから、私と一緒にいる時はまるでファンかインタビューアのごとく、私の過去のこと、いまどう思っているか、どう考えているのかなどを多岐にわたって訊いてくる。私も古いことを思い出したり、ブログにはとうてい書けないような超ド級のおもしろいエピソードを話すものだから、岡野くんはご満悦である。
岡野くんは辛酸舐めた人間だから、これからは反動でおもしろいことや超ラッキーなことやびっくりするようなことが起きるはずだ。私は宝くじに当たるようなヤツは今の岡野くんのような男だと思って、ちょっと期待している。
で、一昨日の岡野くんの問いで『いま"JOJO広重"が夢中になっていることは何ですか?やっぱり読書ですか?』というのがあり、ちょっと考えてしまった。
確かに本は読んでいるが、読書が趣味というのはもう音楽とか映画とか同じで、生活とかクセとかのようなもので、特段趣味というレベルのものではない気がする。
おそらく自分が今一番集中しているものは「断易」だろう。断易の素晴らしい解答に出会えた時の感動は、なにものにも代え難いものがあるからだ。
そう、答えは、ある。
どんな悩みにも、どんな悲惨な現実にも、病気にも、いや音楽や、生きることそのものにも、答えはある。解答はある。
それは名答もあれば、悲しいほどに辛辣な答えもある。
悩みの原因は過去にあるが、解答や方法は現在と未来にある。そして本当は心の奥底にこそ、その未来へのハンドルをどう切るかの答えがあるのだ。
自分の未来だろ。
自分で決めたまえ。
占いとは、そういうことへのちょっとしたアドバイスなんだと思う。
あ、道下くん、例の件、易をたてました。
断易は周易とは違うのですが、出た卦は「水火既済」の普変卦でした。
「水火既済」とは"すでになる"という意味です。すでにできあがっているということです。なのでもう「することになっている」という意味でいいんじゃないですかね。あとは君の決断だけです。
断易からするとね、お金はちょっと厳しいかも。。。ゴニョゴニョ。。。でも予定通りビデオをなにすればなんとかなると。。。ゴニョゴニョ。。。(笑)
2009年10月24日
未来に続く音
大阪・なんばベアーズにライブを見に行く。
<animanimus>
縁あって、実は音楽以外の部分で全メンバーと知り合いである。(笑)
彼らはアルケミーとは音楽的にはちょっとジャンルの違う世界のバンドなのかなと思っていたら、なんのベアーズに出演(初出演だったらしい)してみれば我々と一緒に演っても何の遜色のないガレージバンドという感じ。
もちろん今年はフジロックの新人バンド枠に選ばれて出演しただけあって、きちんとした演奏と、紅一点・内田さんのボーカルが魅力的。もう少し歌詞が聞き取れるとよかったかな。以前クラブヴィジョンで見た時よりは格段に演奏力アップ、そしてベースのエフェクター効果抜群、これからも楽しみです。黒瀬くん、ブッキングで入れてあげてくださいね。
<YAWN TV>
初見。以前クラブサオマイで演奏した時、対バンがZZ言語「ウ」だったかで、そういったノイジーな若手バンド周辺というものがあるらしく、今日は青野くんも見に来ていたから、間違いなくその手のバンドなんだろう。こういう轟音バンドは疾走感とフレージングが勝負で、例えが古いが1979年当時の「ガセネタ」というバンドが演っていたスタイルに帰結する。ガセネタはメンバーのルックスがあきらかに極悪人、変質者、タチの悪い関西人、今にもキレそうなヤツラばかりで、それだけで十二分に疾走感があったので別格かもしれないが。
<埋火>
「Fuuuuu...」というオープニングの女声コーラスでベアーズの空気が一瞬にして変わる。今日の埋火はコンディション良好、とてもいいライブでした。新曲を演奏してくれたけれど、某映画中に使用される曲のようだ。新曲の流れはもちろん埋火ラインなのだけれど、どこかはっぴいえんどに通じるような、70年代前半に回帰させられる、それでいてフレッシュな感覚だ。
昨年「わたしのふね」をリリースしてから、埋火の次のステップを見汐さんはずいぶん模索していたけれど、この新曲で次回アルバムの姿が見えてきた気がする。P-VAINのIさん、期待大ですよ〜。
ベアーズカウンター前ではLSDマーチの道下くんと、昨夜に続き、例のハナシの続き。もうほとんどラインは決まった気がするが、明日、易を一発立てておきますね。
大阪でもっとおもしろいこと、しようぜ。
<animanimus>
縁あって、実は音楽以外の部分で全メンバーと知り合いである。(笑)
彼らはアルケミーとは音楽的にはちょっとジャンルの違う世界のバンドなのかなと思っていたら、なんのベアーズに出演(初出演だったらしい)してみれば我々と一緒に演っても何の遜色のないガレージバンドという感じ。
もちろん今年はフジロックの新人バンド枠に選ばれて出演しただけあって、きちんとした演奏と、紅一点・内田さんのボーカルが魅力的。もう少し歌詞が聞き取れるとよかったかな。以前クラブヴィジョンで見た時よりは格段に演奏力アップ、そしてベースのエフェクター効果抜群、これからも楽しみです。黒瀬くん、ブッキングで入れてあげてくださいね。
<YAWN TV>
初見。以前クラブサオマイで演奏した時、対バンがZZ言語「ウ」だったかで、そういったノイジーな若手バンド周辺というものがあるらしく、今日は青野くんも見に来ていたから、間違いなくその手のバンドなんだろう。こういう轟音バンドは疾走感とフレージングが勝負で、例えが古いが1979年当時の「ガセネタ」というバンドが演っていたスタイルに帰結する。ガセネタはメンバーのルックスがあきらかに極悪人、変質者、タチの悪い関西人、今にもキレそうなヤツラばかりで、それだけで十二分に疾走感があったので別格かもしれないが。
<埋火>
「Fuuuuu...」というオープニングの女声コーラスでベアーズの空気が一瞬にして変わる。今日の埋火はコンディション良好、とてもいいライブでした。新曲を演奏してくれたけれど、某映画中に使用される曲のようだ。新曲の流れはもちろん埋火ラインなのだけれど、どこかはっぴいえんどに通じるような、70年代前半に回帰させられる、それでいてフレッシュな感覚だ。
昨年「わたしのふね」をリリースしてから、埋火の次のステップを見汐さんはずいぶん模索していたけれど、この新曲で次回アルバムの姿が見えてきた気がする。P-VAINのIさん、期待大ですよ〜。
ベアーズカウンター前ではLSDマーチの道下くんと、昨夜に続き、例のハナシの続き。もうほとんどラインは決まった気がするが、明日、易を一発立てておきますね。
大阪でもっとおもしろいこと、しようぜ。
2009年10月23日
オートバイの失恋
大阪・なんばベアーズでライブ。
『佐伯慎亮写真集『挨拶』発売記念カーニバル!』ということで、私以外はチンポー、オシリペンペンズ、あふりらんぽ、アウトドアホームレスという出演陣とあって、会場は100人超の大入り満員。
佐伯慎亮くんは音楽では私と三上寛さんが師匠というか、熱烈な大ファンとあって、出演依頼をうけた時からこの日は「JOJO広重が三上寛を歌う」というスタイルでいこうと決めていた。
非常階段の新ドラマー、岡野太くんが私のバックでドラムを叩いてくれることになり、ちょっと豪華な「夢は夜ひらく」と、この日のためにと用意した「オートバイの失恋」を歌わせてもらった。
佐伯慎亮くんの写真集「挨拶」を買った人か、写真展を見に行った人なら必ず記憶していると思うが、水辺でうち捨てられた白骨死体(撮影はインド)と、やはり水辺にうち捨てられたバイク(撮影は日本)の2枚の写真が対になっている。
この写真集のハイライトとも呼ぶべき、とても素晴らしいショットだ。
となると、三上寛さんの永遠の名曲「オートバイの失恋」だろうと思った。
人から聞いた話だがナナハン族も逃げ出すような巨大なオートバイが日本海にむかってオイオイ泣いていたという
体を震わせてまるで泣いているように泣いていたという
考えてみればオートバイの悲しみなんて誰も歌にはしないだろうが、それに比べて人間の悲しみの歌はなんて多いことだろう
オートバイの失恋...
こんな歌詞の曲は三上さんにしか書けないが、今夜のライブにはみごとにマッチしたと思う。慎亮くん、写真集発売、本当におめでとう。
他のバンドのライブは多くは見れなかったが、最後のアウトドアホームレスのライブは本当に凄かった。
歌とロックとコミカルとシリアスとシュールとリアリティとシャーマニズムとお祭りと宴会とアートと希望と絶望が混濁した音の渦となって、観客が踊りながらペニスを象ったミッコくんのオブジェが宙を舞わせる姿は、これは絶対に大阪のベアーズでしかありえない、本当にむちゃくちゃなライブだった。
アートであり、アートでない。
こんな存在の仕方は、大阪でしかありえない。
ミッコくんは来年アメリカに留学してアートを学ぶようだが、こんな大阪の濃厚な世界はおそらくアメリカにはないと思う。それ以上のものを彼なら見つけてくるだろうが、大阪のバカは世界一のバカだと思うが、いったいどうだろうか。
『佐伯慎亮写真集『挨拶』発売記念カーニバル!』ということで、私以外はチンポー、オシリペンペンズ、あふりらんぽ、アウトドアホームレスという出演陣とあって、会場は100人超の大入り満員。
佐伯慎亮くんは音楽では私と三上寛さんが師匠というか、熱烈な大ファンとあって、出演依頼をうけた時からこの日は「JOJO広重が三上寛を歌う」というスタイルでいこうと決めていた。
非常階段の新ドラマー、岡野太くんが私のバックでドラムを叩いてくれることになり、ちょっと豪華な「夢は夜ひらく」と、この日のためにと用意した「オートバイの失恋」を歌わせてもらった。
佐伯慎亮くんの写真集「挨拶」を買った人か、写真展を見に行った人なら必ず記憶していると思うが、水辺でうち捨てられた白骨死体(撮影はインド)と、やはり水辺にうち捨てられたバイク(撮影は日本)の2枚の写真が対になっている。
この写真集のハイライトとも呼ぶべき、とても素晴らしいショットだ。
となると、三上寛さんの永遠の名曲「オートバイの失恋」だろうと思った。
人から聞いた話だがナナハン族も逃げ出すような巨大なオートバイが日本海にむかってオイオイ泣いていたという
体を震わせてまるで泣いているように泣いていたという
考えてみればオートバイの悲しみなんて誰も歌にはしないだろうが、それに比べて人間の悲しみの歌はなんて多いことだろう
オートバイの失恋...
こんな歌詞の曲は三上さんにしか書けないが、今夜のライブにはみごとにマッチしたと思う。慎亮くん、写真集発売、本当におめでとう。
他のバンドのライブは多くは見れなかったが、最後のアウトドアホームレスのライブは本当に凄かった。
歌とロックとコミカルとシリアスとシュールとリアリティとシャーマニズムとお祭りと宴会とアートと希望と絶望が混濁した音の渦となって、観客が踊りながらペニスを象ったミッコくんのオブジェが宙を舞わせる姿は、これは絶対に大阪のベアーズでしかありえない、本当にむちゃくちゃなライブだった。
アートであり、アートでない。
こんな存在の仕方は、大阪でしかありえない。
ミッコくんは来年アメリカに留学してアートを学ぶようだが、こんな大阪の濃厚な世界はおそらくアメリカにはないと思う。それ以上のものを彼なら見つけてくるだろうが、大阪のバカは世界一のバカだと思うが、いったいどうだろうか。
2009年10月22日
蘆江怪談集
蘆江怪談集 (ウェッジ文庫)
著者:平山 蘆江
販売元:ウェッジ
発売日:2009-10-20
クチコミを見る
平山蘆江・幻の1冊「蘆江怪談集」が見事復刊された。
「蘆江怪談集」は昭和9年に発行されて以来、実に75年ぶりの復刊らしい。私ももちろんそのオリジナル本を見たことはない。いわゆる稀覯本というヤツだ。
私はこの蘆江怪談集からの1編、『火焔つつじ』を「現代怪奇小説集」というアンソロジー本で読んだことがあるが、それ以外の作品はもちろん初見のものばかり。
この本が今日、予約していた楽天ブックスから届き、さっそく読んだ。
とても興味深く、面白く、時には涙し、ぞっとしながら堪能した。
最近の超残酷描写に慣れた現代人にはものたりないかもしれないが、情念、男女の思い、生き霊、死霊など、人の思いがこの蘆江の怪談話の主人公である。
もちろん恐いが、そこはかとなく悲しい。
『火焔つつじ』はもちろんこの本収録の全タイトルの中でも1、2をあらそう素晴らしいエピソードだが、ほかの話も無駄のない秀逸な短編怪異談ばかりである。
『火焔つつじ』は和田誠監督によって映像化されている。映画は「怖がる人々」というアンソロジーもので、その中の1話だった。この映画はなぜかDVD化されていない。この映画には日影丈吉の『吉備津の釜』も収録されている。残念ながらこの話は映画よりも小説のほうが、恐い。しかし『火焔つつじ』は和田監督によって見事に映像化に成功していると思う。
この文庫本、その和田誠が装丁を行っている。これも素晴らしい縁ですね。
まずは「蘆江怪談集」復刊おめでとうございます。
たくさん売れることを祈っております。
紀田順一郎氏が古い書物からきちんと平山蘆江の作品を選んで「現代怪奇小説集」に収録してくれたこと、それを和田誠監督が映像化したこと、本が出て75年もたっても平山蘆江を覚えている人が何人かいて、その思いがいつしかつながって復刊になったこと。
たとえ少数でも、いいものを伝えていこうという人がひとりでもいる限り、なにかの思いは引き継がれていくということ。
たぶん私のブログ読者のほとんどは平山蘆江という作家を知らないだろう。
YouTubeの『火焔つつじ』をあげておきます。(たぶん著作権違反だけれども、いいよね)
これを見て気持ちがひかれたら、ぜひこの文庫を買ってくださいね。