2009年07月

2009年07月21日

Tくんのこと

小学校3年生になった時、初めてのクラス替えがあった。1、2年生の頃のクラスメイトとはほとんど入れ替わり、新しい仲間と2年間を過ごすことになった。その中でTくんという男の子のことが今でも印象に残っている。

Tくんは第一印象からして、ガラが悪そうだった。勉強よりは遊び、スポーツは万能、ケンカも強く、すぐにクラスでは「番長」というあだ名がついた。悪いことをして先生に怒られることもしばしば、教室の前に立たされることも多かったが、負けず嫌いのTくんは口をヘの字にまげて、歯をくいしばっていた。

Tくんはなによりケンカが強かったが、誰かまわず暴力をふるうわけではなかった。私はケンカなんてめっそうもない、どちらかと言えば内向的な読書好きの生徒だった私は、Tくんとトラブルになるのを避け、ほとんど口をきかず、まわりにも近寄らなかったと思う。正直に言えばTくんが恐かったのだ。

TくんにはOくんとKくんという子分がいた。いつも3人で連れ添って、「女ども!どけどけ!」などといって、横柄な態度でクラスをしきっていた。
私はOくんとは家が近く、Tくんとは遊ばなかったがOくんとはよく遊んだ。OくんはTくんがいかにケンカが強いかをよく私に自慢していたが、ある日Tくんのことを『あいつ、日本人じゃないんだぜ』と、蔑んだような言い方をして、私を驚かせた。おそらくTくんは在日韓国人二世だったのだろうが、いつもTくんと仲良くしているOくんが、そのTくんを馬鹿にしたような発言をしたことに対して、なにか友情というものを信じられない気持ちになったのである。

当時、1960年代の終わり頃、マンガでは「タイガーマスク」が大人気だった。小学生だった我々はもちろん夢中になり、テレビでのプロレス番組、当時人気のジャイアント馬場やアントニオ猪木、大木金太郎などの試合を毎週見ていた。当然クラスの男の子の遊びはプロレスごっこになった。
私は小学生に上がる前からプロレスファンだったようで、もう記憶はないが、力道山のファンでもあったようだ。父親は格闘技のテレビ中継が好きで、いっしょにプロレスの試合をよく見ていた。つまり、マンガでにわかプロレスファンになったクラスメイトよりは、私は断然プロレス技を多種類知っていたこともあって、お昼休みや放課後に行われるクラスメイトとのプロレスごっこではけっこう強かった。

ある日学校に行くと、Oくんが手紙を持ってきた。Tくんが私にプロレスの試合を申し込むと書いてある。プロレスごっこで勝ち進んでいる私のことが目立ったのだろう。Tくんにしてみれば、クラスの番長はオレだ、プロレスで強いヤツがいるならオレが叩きのめしてやる、そんな気持ちだったのだと思う。
もちろん私はビビってしまい、クラスで一番ケンカに強いTくんに私が勝てるわけがない、この試合は断ろうと思った。しかしTくんの子分のOくんやKくんは手回しが早かった。私が断る前に、クラス中に「Tくん対広重くんの試合がある」とふれ回ったのである。

Tくんはスポーツマンであったので、女の子にも人気があったが、粗暴なところを嫌う女子も何人かいた。その女の子から「広重くん、Tくんをやっつけてね、がんばって」などと言われたものだから、私のほうもひくにひけなくなっていった。

土曜日のお昼だったと思う。
おそらくはクラス全員の見つめる中、教室の後ろの部分の机を移動して広げたスペースで、私とTくんのプロレス試合は始まった。
プロレスの試合では殴り合うことはない。その点は有利だったが、私はベアハッグという胴を手で締め付ける技をかけられると息が詰まり、それだけが弱点だった。その技さえかけられなければ、殴ってはこないTくんなら勝てるかもしれないと思っていた。Tくんはもちろん私がベアハッグに弱いという情報は知っているので、なんとか私を捕まえようとする。ずいぶん逃げたが、結局Tくんには捕まってしまい、ベアハッグをかけられてしまった。
息が詰まる、と思った瞬間、私は自分の頭をTくんにぶつけていた。いわゆる頭突きである。何発目かの頭突きの後、Tくんは頭を押さえて私から離れた。
私はTくんの頭をヘッドロックし、教室のドアに何度もぶつけていた。すると思わぬことにTくんが「ギブアップ!ギブアップ!」と言ったのである。私は自分の耳が信じられなかった。「え?」と思っていると、急にまわりのクラスメイトが騒ぎ出した。「やったー!広重くんが勝った!!」ふと見ると、子分のはずのOくんやKくんまでが万歳して喜んでいる。
私はなにがなんだかわからなかった。Tくんが頭を押さえて「いたた」と言っている姿を見て、どうやら私が勝ったらしいとは理解できたが、自分でもそれは信じられなかった。


Tくんはその後もクラスの番長だった。しかし私には一目おいてくれて、他のクラスメイトは名字の呼び捨てだったが、私には「広重くん」と、かならず"くん付け"で話しかけてくれていた。
子分だったOくんとKくんは、Tくんが私にプロレスに負けてからは、Tくんとは距離をおいていたように思う。Tくんはひとりでいることが多かった。
私は相変わらずスポーツは苦手だったが、放課後のプロレスごっこには毎回参加していた。Oくんとはプロレスでたくさん遊んだが、Tくんと戦うことは二度となかったと思う。

1度だけ、Tくんが泣いているのを見たことがある。放課後、先生とTくんが誰もいないクラスで話し合っている姿を、たまたま通りがかって見てしまったのだ。Tくんがボロボロに泣いているのを、先生がなにか励ましているように見えた。おそらく、Tくんは自分が在日であることを知らなかったのではないか、それについて(おそらくOくんあたりから)蔑んだ言葉を投げつけられて悔しかったのではないか、そのことを先生は気にするなと励ましていたのではないか。もう記憶は曖昧だが、今でもそう思えてしかたがない。


4年生に進級した時、Tくんは転校していった。
それ以来、Tくんには会っていない。



kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常 

2009年07月20日

レーベルの、行方?

ギューン・カセットの掲示板を見ていると、今年後半&来年のリリース予定がすごいな。

高知の「宇宙人」>来年
キツネの嫁入り>10月ごろにアルバム
平成女性>録音中
LSDマーチ>録音>里帰りリリース
溺れたエビの検死報告書>来年ミニアルバム+映像な作品をリリース
ゑでぃまぁこんのアナログシングル7インチ「茶目子の唄」>今年後半にはリリース

と、いうことでしょうか。

スハラくんは自分が気に入ったものに声をかけてリリースするというスタンス、ずっと継続していますね。
基本的にはファーストアルバムを、というスタンスは、ばるるさんの「この子を京都でライブブッキングしたのはオレが初」というスタンスと似ている気がする。

関西にはインディーズレーベルはギューンだけあればいいね。
あとは個人レーベルか、ライブハウスのレーベルで十分だ。
そんなふうに思いました。



kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2009年07月19日

罪と罰

先日紹介したフリーペーパー「farewall特別号」だが、このブログで紹介したことだけが原因ではないと思うが、問い合わせが増え、品切れしそうだという。
で、PDFでの配布を一部お願いするかもしれないという告知が。
farewell特別号『美人レコード特集』配布についてのお知らせ

私のブログを読み、この「farewell」の存在を知って興味を持ち、郵送を希望された方も多いと思う。
その方々に、お願いがひとつ。
手元に届いて読後でかまわないので、「farewall」の編集部にお礼と感想のメールを必ず送ってほしい。
PDF配布だとメールですむので無料だけれども、冊子を郵送するのは有料だし、手間もかかっている。
手にとっていただければわかるが、いい紙を使用し、写真やデザインも素晴らしく、内容も濃いフリーペーパーである、こんなフリーペーパーには、ぜひ継続して欲しいし、読んだ方も同じくそう思われると思います。
なので、ぜひ編集部に感想を送ってほしいのだ。手紙でもメールでもかまわない。
編集部や発行者は、もちろん自分たちの好きな音楽や映画や漫画やなにかを不特定多数に紹介したいという熱意で動いている。こんな広告もないフリーペーパーならなおさら、その熱意が重要だ。読者の感想ほど、モチベーションがあがる、元気がでる薬はないと思う。
ぜひ、お願いします。

でもこんなにかわいいにせんねんもんだいのきれいな写真のフリーペーパー、現物が欲しいよね。がんばって入手してください。
ほんとにいい写真だねえ!



不特定多数ということについて、もうひとつ。

私のこのブログ、7月9日に書いた「声を出して、立つこと」の中の一文、『沈黙は、罪だよ。』について、ある方から意見をいただいた。

私のような人間から『「罪」というような話をされると経験知の少ない若者からしてみたら、どうしようもない気持ちになります』と、メールが来たのである。

この方の感じる「罪」という言葉と、私の書いた意味の「罪」が同じ意味をなしているのかどうかは、わからない。
ただ、私が「沈黙は罪」であると書いたことに対して、罪というのは言い過ぎではないか、沈黙する側には沈黙するだけの理由があり、それを理解しているはずの広重さんが"罪"というのはきつすぎる、という意味なのではないかと思う。

もちろんシャイな、引っ込み思案な、なかなか思っていることが口に出来ない人の気持ちや性格について、私は一般の人より多くを知っているかもしれない。
むしろ、言葉を発せないという気持ちを、そのやさしいマインドを大切にしてあげたいとも思っている。

でもね、沈黙がものごとを停滞させ、後退させ、多くの人を困らせてしまう例も、私はたくさん知っているよ。
あなたも知っているように私が一言を発して失敗したこともあるように、一言を発しなかったためにすべてが終わってしまったことも、あるのだよ。

50年近く生きてきて、多くのできごとや悲しみも過ぎてきて、それで「沈黙は罪なのだ」という、ひとつの真理にたどり着いたのだよ。人間はどこまでいっても、最初にするべきことは「声を出して、立つこと」なのだ。

「罪」という言葉にむなしさを感じた君こそ、「farewell」のとうめいロボのインタビューを読みたまえ。
「farewell」は誰に頼まれたわけでもなく、自腹で、自分たちが正しいと思っているものを企画し取材し形にし、不特定多数に配布しているのだ。DOLLやスタジオヴォイスの休刊を悲しむだけでなく、それなら自分たちで「これが良い」と思うのを作ればいいのだ、ということを実践している、顕著な例ではないか。

私のブログは不特定多数に向けて書いている。
でも、それは読者の個人個人に向けて書いているのと同じなのだ。
「罪」という言葉が気にかかるなら、もっともっと「罪」について考える必要がある。己の思っている「罪」とはいったいなんなのか、考えること。



本当はね。
「罪」とは四人の人が言っていることと違うことをすること。
「罰」とは四人の人がなにか言っている、ということ。
わからないなら、わかるまで考えること。
宿題ね!



kishidashin01 at 22:43|Permalinkclip!日常 

2009年07月18日

浜松日帰り

とうめいロボのちひろちゃんと昨夜から何度かメール。
言葉に、気持ちに、励まされる。
ありがとうね、ちひろちゃん。


尾谷を連れて車で浜松へ。行きは行程5時間。

浜松・ルクレチア。
対バンは「ウィルス・ルーム」という初見のバンドだったが、これが花電車ミーツ・ダフトパンクな感じ(?)でなかなかよかったです。コズミックサイケな高知・スワンという感じ(?)も。要注目。

私のライブは恋についての歌による1部、インプロの2部、デス系の3部構成。
2度もアンコールいただきました。ありがとう。
アンコール曲はとうめいロボ/雪を歌わせてもらいました。

柳茶屋のメンバーも来場してくれていましたね。
今度は対バンでよろしくお願いします。

終演後、ファンの女の子が『右手を見せてください!』と近寄ってきて、手を見る。
『手の動きが早くて見えなくて。磁石がついているのだと思ってました』と。
磁石!(笑)


帰りの行程は3時間と少しで尾谷の家まで送れました。
すいていた!


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2009年07月17日

こころのつぎめ

ベアーズも行きたかったけれど、複眼ギャラリーのライブイベントに。

磯端伸一さんとは昨年京都のカフェ・アンデパンダンでのライブイベントでご一緒させていただいたが、それ以来の再会。
磯端伸一さんのギターはJOJO高柳さんに師事したというだけに、正統派フリージャズのギター音だけれども、古い感じはしない。なにかしら、あたたかい音色に和む。

モウリカツラさんとは5月のノイズメーデー以来の再会。
モウリさんとTim Oliveさんとのスクラッチ&エレクトロニクス・セッションは見事でした。特にエンディングのラスト1分くらいはめまいがしそうなくらい美麗なサウンドスケープ。地獄変くん、こういうのを見ないと&聞かないと、感性は発達しないよ。

最後の4人セッションもノイズとかエレクトニクスとかを超えて、21世紀のフリージャズになっていて、見事でした。
またこんなライブ、見させてくださいね、複眼さん。
いいライブでした。





急速にダウナーに。
生きている価値なし、と。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2009年07月16日

とうめいロボインタビュー

昨日紹介したフリーペーパー「farewell」は特別号だったが、通常号の第5号も発行された模様。

farewell vol.5

こちらの号、表紙はオシリペンペンズのモタコくん、中にはとうめいロボのインタビューが掲載されている模様。

以下、昨日と同様ですが。

「farewellは都内近郊を中心としたレコード屋、書店、ライブハウス、映画館、イベントスペース等に配布していく予定です。また、遠方の方はもちろん、希望される全ての方に無料郵送を実施いたしております。ご希望の際はfarewell419@gmail.comまで、お名前、希望部数、配送先をご明記の上メールをください。注文は喜んで1部から承っておりますが、複数部ご注文いただいて周りの方にも配っていただけますと、さらに嬉しい限りです。大好評のfarewell特別号(美人レコード特集)はもちろん、boid paperやfarewellバックナンバー(vol.4とvol.2、vol.1は在庫切れとなっております。ご了承ください。)の配送も承っていますので、ご注文お待ちしております。」

大阪ならスタジオパズル、蒼月書房さんなどで置かれてはいかがでしょう。
私も早く読みたい。








『なにもかもが終わってしまったと感じたら思い出して』と言っていたのは、なんだったっけ。
そんな時の答えを、見失い、ました。



kishidashin01 at 23:27|Permalinkclip!音楽 

2009年07月15日

farewellスペシャル

音楽関係のフリーペーパー「farewell」スペシャル号が発行になった。

fare









farewell特別号『美人レコード特集』


この号には私もインタビュー記事を掲載してもらっている。
このフリーペーパー「farewell」の存在自体まるで知らなかったが、約1ヶ月ほど前、編集部からメールで取材の申し込みがあり、少し考えたが、答えることにしたのである。

内容は「レーベルの行方」というもので、以下の3つの質問に答えるというもの。私の他にはECDさんやマジキックの植野くんらが答えていた。

Q1.(ご自身のバンドやアーティストとしての活動とは別に)自らレーベルを運営しようと思ったきっかけ・理由を教えてください。

Q2.メジャーレーベル(レコード会社)では達成することができない、自主/インディレーベルの最大の利点・強みは何だと思いますか?

Q3.自主/インディレーベルを運営し、そこから作品を発表し続けていくことは、今後の音楽シーンの変遷にどのような作用を及ぼしうると思いますか?

私の全部のアンサーをここにUPしても差し支えはないと思うが、まあ本誌を手にとって読む喜びもあるでしょうから、Q2、Q3の答えはそちらでお読み下さい。

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Q1.(ご自身のバンドやアーティストとしての活動とは別に)自らレーベルを運営しようと思ったきっかけ・理由を教えてください。

A1.1970年代、高校生や大学生だったころ、ロックやジャズのレコードが大好きでした。自分たちでバンドとかやるようになって、自分たちのレコードができて、レコード屋さんに並ぶようになればいいなあと思っていましたが、当然、夢の夢なわけです。1970年代の終わりころ、自主制作でレコードが作れることがわかり、自分たちの作品を作るきっかけがありました。その頃の友人だったひとりの男が、パンクのミニコミを作ります。関西シーン全体のレポートや批評が中心でしたが、彼が個と個の点ではなく、それらを集めた企画、ツアー、ライブなどをしていくうちに、責任を持って他者に紹介していくレーベルの必要性を感じたわけです。それが1980年に設立されたアンバランス・レコードというレーベルでした。このレーベルは経済的理由から3年ほどで消滅するのですが、このレーベル・オーナーと私が話し合い、共同で1984年に設立したのがアルケミー・レコードです。
アルケミー・レコードの設立時の立脚点のひとつは「記録すること」でした。我々が好きな音楽はともすればマイナーで、一般の世界からはまるで無視されるようなものが大半ですが、そういった音楽の中にも素晴らしいものはたくさんある。それらを記録して残したい、という気持ちです。
もうひとつはレコードなどの形にして残すことにより、それが自分たちの意図しないような場所や人にまで届き、想像を超えるようなつながりをしていくこと。それを期待してタイトルを作っています。なのでバンドを売ろうとか、メジャーの前段階のステップという意識は最初からありませんでした。記録して伝えるという、レコードというものの基本に全てをおいているつもりで、それは25年たった今もあまりかわっていませんね。
アルケミーとは錬金術のことですが、これにもいくつかの意味があります。まず我々の好きな音楽は世間一般から見ればゴミのようなものですが、そういった音楽を録音したり励ましたりサポートすることによって、黄金よりも素晴らしい音楽となっていく様はまさに錬金術であるということ。もうひとつは同名の水木しげるの漫画にも書かれているのですが、錬金術とは石を金に変える魔法ではなく、石が金に変わると信じることによって金では得られない喜びを得ることだ、という部分です。インディーズレーベルの醍醐味はこの金で買えない喜びをいくつつなげていけるだろうか、ということだと思います。自分のバンドの作品を出すだけならお金があれば誰でもできます。レーベルはまた違う喜びがあると思いますね。(JOJO広重)

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本誌の巻頭特集は美人レコードで、にせんねんもんだいのインタビューも読める。
円盤の田口さんのインタビューもレーベルの行方について言及しているので、興味のある方はこちらも必読。

表紙のにせんねんもんだいの写真はとてもきれいだ。こんなに内容の濃いフリーペーパーを広告もなしで無料で発行するなんて、本当にすごいな。
地方の方、地方のお店などでも、申し込めば郵送してくれるそうです。
以下、farewellのページより引用。

『特別号も通常のfarewellと同様、都内近郊を中心としたレコード屋、書店、ライブハウス、映画館、イベントスペース等に配布していく予定です。また、遠方の方はもちろん、希望される全ての方に無料郵送を実施いたしております。ご希望の際はfarewell419@gmail.comまで、お名前、希望部数、配送先をご明記の上メールをください。注文は喜んで1部から承っておりますが、複数部ご注文いただいて周りの方にも配っていただけますと、さらに嬉しい限りです。』




姫ちゃん、長くあっていませんね。元気ですか。



kishidashin01 at 17:29|Permalinkclip!音楽 

2009年07月14日

早く、ゆっくりオトナになってね

休日。ひとりで映画を見に行く。

「いけちゃんとぼく」
映画「いけちゃんとぼく」公式サイト


もちろん、少年のオトナになっていく段階の、痛々しくも切ない成長ドラマではあるけれど、キーになっているのは「短い恋」というテーマだと思う。

高知の海がきれいだ。
ロケーションには高知が抜擢されているが、今、自然が本当にきれいな場所は四国ではないかと密かに思っている。映画には最高の場所でしたね。

モト冬樹という役者は、軽く見ていたかもしれない。この映画では、かなり重要なサブキャラクターを演じているが、いい演技だった。
『大きな器はな、水を溜めるのに時間がかかるんだ』
というセリフは、最高だ。

CGで登場するいけちゃんはもちろん違和感はあるが、声優・蒼井優のセリフまわしがすべてを帳消しにしている。やさしく、せつなく、そして、はかない。

きっと映画としての興行成績はあまりふるわないだろう。でもテレビやDVDで、家庭のテレビ画面で見ては、なにかいまひとつ"伝わらない"気がする。
できれば映画館で、好きな人とふたりで見て欲しい。

私はひとりで、いつものように最前列で見ましたよ。
でもとなりに誰かがいる気がして、何度も落涙しました。
タオル持っていっていて、よかった。(笑)





さよなら。

わたしたち

とても短い恋をしたの。

あんまりにも

短い恋だったから、

わたしもう一度

あなたに会いに来たの。


kishidashin01 at 22:48|Permalinkclip!映画 

2009年07月13日

愛はいらないから

先週、東京・渋谷で聞いた、とうめいロボの「おはなしおばけ」の歌詞が気になっている。



愛は
いらないから
おはなしを
きかせて



「ソーダボール」という曲で、底から空へ飛び立つ命のことを歌い、どこへいくのかという自らの問いに、「てがみ」という曲で"命の正体は愛だよ"と答えを見つけたとうめいロボ。
このふたつの歌に、あらゆる絶望の先にはきっと希望があるという、とてつもなく大きな愛を感じたリスナーも多いと思う。


でも、いま、
「愛は/いらないから」
と、それすらも差し出す彼女がいるのだ。

私は困惑しつつ、しかしまだ歌詞を模索しているというとうめいロボに、果てしなく期待と希望を持ってしまうのである。


愛は、いらないから。
そうか、そうかも。

そうかも。



kishidashin01 at 23:56|Permalinkclip!音楽 

2009年07月12日

サオマイでライブ

午前中に小田原でいい時間を過ごしたあと、大阪へ移動。

なんば・サオマイでライブ。

出演者のほとんどは、ベアーズなどでは私の対バンにはめったにならないであろう若手のノイジーなバンド&DJという企画。
私も普段とはまるで違うであろう来場者の前でどんな演奏ができるか楽しみでした。

デズ度120%でいどみましたが、どうだったんでしょうね。むしろお客さんは退いていたような気もします。(笑)
失敗?はは。

他のバンドのライブはあまり見れませんでしたが、こういったことをやっているのは世界的にみても大阪だけじゃないかなあ。
君たちは世界の最先端を行っていると思うよ。そのまま、つっぱしってください。

kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ