2009年04月

2009年04月20日

JOJO広重「FUTURE DAYS東京出張所」&「占い夜話」

来月5月3日から6日の4日間、渋谷のアップリンク・ファクトリーで占いのイベントをすることになりました。

JOJO広重「FUTURE DAYS東京出張所」&「占い夜話」

占いの件は昨日「TABELA」内の予約制のほうをUPしましたが、予約のいらないファクトリー内鑑定会&フリマを開催します。フリマを見たり買ったりするのはもちろん入場無料ですので、ぜひご来場ください。

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「FUTURE DAYS東京出張所」(連日15:00〜18:30)

日程:5月4日(月祝)〜 5月6日(水祝)

占いの見料:30分¥5,000/1時間¥10,000
会場:渋谷「UPLINK FACTORY」(Tel.03-6825-5502)
http://www.uplink.co.jp/
   東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階

 大阪・心斎橋にある JOJO広重氏さんの占いのお店「FUTURE
DAYS」が、GWに東京で臨時オープン。JOJO広重さんを含む
占いの先生が常時スタンバイし、UPLINK FACTORYが占いの館へと
様変わりします(占いの事前予約は必要はありません/先生の指名は先
着順となります)。尚、会場内ではオシリペンペンズ、とうめいロボと
いったJOJO広重さんゆかりのアーティストたちによるフリマも
やっていますのでお見逃し無く。

★フリマ参加アーティスト:とうめいロボ、埋火、オシリペンペンズ、
おにんこ!、他

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そして、4日間連続のトークショーもあります。

「生きてる価値あり─JOJO広重の占い夜話」(連日19:00
開場/19:30開演)

日程:5月3日(日) ゲスト:嶽本野ばら(作家)
   5月4日(月祝)ゲスト:中原昌也(ミュージシャ
ン)+ 伊東篤宏(美術家)
   5月5日(火祝)【JOJO広重の占い講座<入門
編>】
   5月6日(水祝)ゲスト:サンプラザ中野くん(歌手)

料金:予約¥2,300/当日¥2,800(共に1ドリンク
付き)
会場:渋谷「UPLINK FACTORY」(Tel.03-6825-5502)
http://www.uplink.co.jp/
   東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階


【予約方法】

当トークイベントへの参加をご希望の方は、下記の予約要項を明記の上、指定
のアドレスまでメールにてお申し込み下さい(予約者数が定員に達し次
第、受付を締め切りますので予めご了承下さい)。

【予約要項】

(1)お名前
(2)予約したい日にち
(2)予約したい人数(一度の予約で3名様まで)
(3)ご住所
(4)電話番号

【予約先】
factory@uplink.co.jp
★件名を「JOJO広重の占い夜話」としてお送り下さい。

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というわけで、今年のゴールデンウイーク後半、私はずっと渋谷にいます。
私に会いたい方、鑑定してほしい方、鑑定はしてほしいわけではないが遠巻きで見ていたい方(笑)、デモCDRを手渡したい方、雰囲気を見てから鑑定してもらおうかどうか決めたい方、まあどこも行くところないので好きなアーティストのフリマでも見に行くかという方、えーなんでサンプラザ中野くんとJOJO広重が対談!?という方、嶽本野ばらや中原昌也とJOJO広重のトークなんておもしろそうという方、そもそもJOJO広重のやっている占いって何?という方、将来占い師にでもなってみようかなと思っている方、ぜひどこかの日に遊びに来てください。



kishidashin01 at 22:40|Permalinkclip!占い 

2009年04月19日

第二回・JOJO広重・東京占い鑑定会(5月)開催のお知らせ

FUTURE DAYSを開店してから、関東方面の方からも占ってほしい、関東に来て鑑定して欲しいという要望をたくさんいただいております。ありがとうございます。
4月26日、27日の第一回鑑定会は予約申し込み多数いただき、ありがとうございました。

さて、またもや渋谷のアップリンク・ファクトリーの協力をいただき、来る5月3日(日)、4日(月・祝日)、5日(火・祝日)、6日(水・祝日)の12時〜15時の各日3時間、アップリンク・ファクトリー前のレストラン「TABERA」内で、JOJO広重が鑑定コーナーをひらくことが決定しました。

場所はこちら↓
http://www.uplink.co.jp/info/map.html

時間も限定されていますし、ひとりづつ丁寧に鑑定しますので、完全予約制とさせていただきます。

3日、4日、5日、6日とも、1日3組限定。合計12組。

12時から15時までの間の3時間を、1時間単位で区切ります。次の回の予約が入っていない場合のみ延長可能ですが、原則1組は1時間以内でお願いします。

鑑定料金は1時間で10000円です。出張料もかかりますので、少し高目ですがご了解ください。その代わり時間以内でしたら、何件でも占います。2名1組で来ていただいてもかまいません。3名以上同時は不可能です。ご了解ください。

今回の申し込みはメールでのみ受け付けます。先着優先となります。以下の申し込み方法をよく読んでお申し込みください。キャンセルは原則不可とします。熟考の上、申し込んでください。

*申し込み方法*

<1>申し込みはメールのみとなります。
メールアドレスは、特設メールアドレスで
yoyaku_futuredays@mail.goo.ne.jp
になります。
通常のFuture Daysのアドレスとは異なりますので、ご注意ください。
受付は本日より、予約が埋まるまでです。
予約が全コマ埋まった場合、このアドレスは消去し、予約確定者には個別に連絡のとれるアドレスを連絡します。

<2>お名前、お電話番号、メールアドレス、生年月日、性別を必ずお書きください。ご予約のとれた方にはいたずら防止のため確認のメールとお電話を後日いれますので、携帯など連絡のとれる番号を書いてください。個人情報はこの鑑定のため以外には一切使用しませんのでご安心ください。
(あきらかにいたずらと思われる内容のメールには返信も申し込み受付もいたしませんので、真面目にご記入ください。)

<3>鑑定希望の日、時間帯を以下からお選びになって、申し込みメールに書いてください。

A・3日(日)、12−13時
B・3日(日)、13−14時
C・3日(日)、14−15時
D・4日(月)、12−13時
E・4日(月)、13−14時
F・4日(月)、14−15時
G・5日(火)、12−13時
H・5日(火)、13−14時
I・5日(火)、14−15時
J・6日(水)、12−13時
K・6日(水)、13−14時
L・6日(水)、14−15時

出来るだけ希望に答えますが、希望の時間帯がすでに予約が入っていた場合に、同日の他の時間帯に振り返られてもかまわない場合は<時間帯変更OK>とメールに書いておいてください。

<4>問い合わせは大阪のFUTURE DAYS 06-6241-0471と、予約確定者には当日私と連絡のとれる携帯の番号を教えますのでそちらによろしくお願いします。アップリンク・ファクトリーやTABERAに問い合わせされても、この鑑定の件は誰も答えられませんので、ご注意ください。

<5>料金は当日現金でお支払いいただきます。

<6>5月4日〜6日の3日間は各日とも15時半より、アップリンク・ファクトリー内の特設会場で18時半まで鑑定会を行います。こちらは30分5000円の単位で鑑定させていただきます。またこちらに来られる場合は予約不要です。当日、鑑定の方がいらっしゃらなければその場で鑑定できますし、前の方がおられればお待ちいただければ順番に鑑定させていただきます。
当日は19時よりトークイベントが開催されますので、人数多数の場合はお並びいただいても鑑定できない場合があります。ご了承ください。
どうしてもの鑑定希望の方は、なるべく上記の「TABERA」での鑑定をご予約ください。

<7>6月にも東京鑑定会を開催する予定です。今回の日程に都合のあわなかった方、残念ながら予約できなかった方も、6月以降にご期待ください。

なにとぞよろしくお願いします。

占いのお店・FUTURE DAYS
JOJO広重


kishidashin01 at 13:04|Permalinkclip!占い 

2009年04月18日

ごめんね、レコード・ストア・デイ

昨夜トークをしにいったライブは初日がHOKAGE、今日と明日は十三ファンダンゴで開催される3日間のロックイベントで、協賛に「レコード・ストア・デイ」とあり、レコード・ストア・デイの主旨を書いたポスターも貼ってあった。

昨年から主にアメリカでスタートしたこのレコード・ストア・デイは、小規模のレコードショップがどんどん閉店している現状をなんとかしようと立ち上がった企画のようで、日本でも個人商店的なCDショップが協力しあっているらしい。
日本のレコード・ストア・デイのURLは
http://www.myspace.com/recordstoredayjapan
となっている。

そもそもレコードショップに行こう、レコードショップは本当に素晴らしい場所だ、そこで音楽や人との出会いがあるのだ、音楽はこういうところで出会ってこそ素晴らしい、という主旨(だと思う)の企画なのに、そのことのインターネット告知が『http://www.myspace.com/』になっているのは、どうかと思う。

myspaceはどこか「誰もが立ち上げたとたんに"アーティスト様"」な雰囲気があまり好きになれないでいるのだが、今後のインターナショナルなミュージシャンや音楽愛好家とのつながりには欠かせない存在になっているorなりつつあるのは否定しないものの、なんともいえない生ぬるさも感じている。そしてネット配信だのダウンロードなどで苦しめられている(ように見える)レコードストアがmyspaceで告知している現状の、この圧倒的な弱さを知らしめているようで、なんだか気が重い。

そもそも昨日トークしたHIDEくんも私も、レコードストアにはまず行かない。
HIDEくんは自分の創作には関心があっても他人のCD作品には基本的には興味がないようだ。私はAMSを昨年閉めたので、レコードストアデイに参加する資格もなければ、むしろ経済的事情とやらでさっさとマーケットを裏切った側なので、戦犯に近いのではないかと思う。かろうじてアルケミーレコードというインディーズレーベルを25年もやらせていただいてはいるが、大阪のインディーズシーンをささえているのはアルケミーではなくギューンカセットだろう。

昨日のトークショーでHIDEくんがいみじくも発言していたが、バンドのCDは大量にプレスしてタワーレコードやアマゾンや輸入盤やインディーズを扱うCDショップで販売されるものではなく、ライブ会場の来場記念品としてCDRで販売されるのがふさわしいものとなりつつある。
CDRでもプレスCDでも、入っている音楽の質、音質はかわらない。じゃあCDRなら必要な分だけ作ればいいわけで、なにも500枚も1000枚もプレスして、売れないかもしれないというリスクや、自分の狭い家をさらに狭くするための在庫を持つ必要もない。

過去にはいい音楽がたくさんある。それはザ・タイガースでも、岩崎宏美でも、ジャックスでも、山下洋輔トリオでも、裸のラリーズでも、ゴダイゴでも、ユーミンでも、カメカメ合唱団でも、シェシズでも、三上寛でも、フリクションでも、みんないっしょだ。全部懐メロだ。それらはプレスCDにされる資格がある。
しかし最新のバンドの音は、CDRで十分だ。
CDRにジャケットつけて、1枚100円以下で作れるだろう。それを500円とか、1000円で売って儲けたまえ。それでライブハウスの出演の足りないノルマや、バンドの交通費や、メシ代やなんやかやを補填するのだ。バンドの音楽がそれのためのものなのか、それでバンドがなりたつのか、本末転倒なのか、それは私は知らない。

レコードストアデイズ、なんて、本来は応援してあげたいが、やはり幻想だよ。全部つぶれるのだ。ミュージシャンがCDRでやっている、購入する側もCDRの方が安いからそちらを買うのだよ。メジャーリリースのものはアマゾンで買う。どこにもなくて、レコードストアとやらにしかないものだけを、レコードストアで買う。こんな消費者が大半の現状で、いくらキャンペーンをしたところでお客はショップには戻らないし、そもそも来てもらったところで買ってもらうものがない。
きつい言い方かもしれないが、そうじゃないかね。本当はそうかもしれないと、思っていないとでもいうのかね。タワーレコードはポイント2倍ディしか売れていないのではないのかな?違うかい?ディスクユニオン限定特典をつけているから売れているのではないのかい?ユニオン限定特典をつけている場合とそうじゃない場合の差は歴然としているのではないかな?

「善人はなかなかいない」とはオコナーの小説タイトルだが、音楽はミュージシャンが、リスナーが、コレクターが、レコード会社が、音楽雑誌が、放送メディアが、CDショップが、ネットが、携帯が、評論家が、みんなでよってたかって殺しにかかっているのだ。善人はなかなかいない。オレも戦犯だよ。お前もじゃあないかね。
だから音楽は、いったん終わるのだ。そしてそれは誰にも止められない。

で、それでいいのではないかと思う。

だって、ミュージシャンがなくなるわけではない。
音楽を聞くやつらがいなくなるわけではない。
音楽で喜んだり、感動したり、泣いたり、生きたり、死んだり、夢みたり、遊んだり、ワクワクしたり、しんみりしたり、そういうことになるやつらが、なくなるわけではないのだ。

形はかわるかもしれないが、そこんとこは何もかわらない。
歌だけが残る。
それが一番清い、そんなふうに思うなあ。

それをレコードやCDを残そう、もっと買おう、ショップを応援しよういうのとは、やはり分けて考えるべきじゃないのかな。
オレはCDやCDRがライブの会場の来場記念のおみやげものになったって、いいと思うよ。音楽なんて、コピーすればただで手に入るものなんだよ、そもそも。それを入れる外側に金かけて流通して、どこかで誰かが儲けていたんじゃないのかな。
歌に、値段はないよ。歌は金じゃない。

歌にあるのは、金じゃない価値なんじゃないかな。
お金では手に入らないものだから、こころに届くんじゃないのかな。

なにかが終わって、なにかが始まるんだよ。
その瞬間に我々は立ち会えるのだ。
素晴らしいことじゃないかなあ。

昨日は、そんなふうに思ったな。
全部はトークショー中には言えなかったけど。ごめんね。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2009年04月17日

HIDEくんとトーク

心斎橋のライブハウス「HIKAGE」で、ライブ終了後にHIDEくんとトークをしてくれという。

HIDEくんとのトークは京都、高知に続いて3回目。
基本はHIDEくんがトーク炸裂、今の日本の音楽シーンは、バンドは、ライブハウスは、システムは、MCは、と、文句炸裂&説教炸裂で、それにまあ合いの手を入れたり、適当に話を合わしたりしながら隙を見て自分のトークを入れるという手法だが、もう3回目とあってたいがい聞き飽きてきたので、今日はつっこんでみた。

会場は大爆笑で、大いに盛り上がりました。
最後はなんとなくオチもついて、ステージでHIDEくんと握手しておしまい。

ふふ、今日はずいぶんからかってごめんね!
またトークイベントしましょう!
今度は私に仕返ししてくれていいよ!(笑)


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2009年04月16日

非常階段CD30枚組制作快調

非常階段結成30周年記念CD30枚BOX「ザ・ノイズ」の制作が快調に進んでいる。
5月中の発売を目指している。5月下旬くらいかな。

内容はほぼセレクション終了、編集作業中で、今月中にはマスターは揃いそうだ。
9割程度は未発表テイクで、JOJO広重+頭士奈生樹のオリジナル非常階段だけでCD3枚あるほか、他のバンドとの合体もの、つまり「○○階段」で1枚は作ろうと思い、選曲中。

例えば原爆オナニーズとの「原爆階段」はLPやCDになっているものは1986年のライブだが、1987年にも名古屋で行われており、そちらではラフィン・ノーズの「ゲット・ザ・グローリー」を演奏していた。もう私はすっかり忘れていたが、そういえばタイロウくんとふたりでマイクに『ゲッ!ゲッ!ゲッザグローリィ!』と叫んでいたのを思い出した。これは録音テープは存在するが、今回のBOXに収録するかどうかは未定。

とうめいロボとの「とうめい階段」も客席で録音されていたテイクを聞き、おののく。この日の演奏はなにか神がかっているかのような、異常なテンションだ。「手紙」がいい出来だなあ。

今日はAMSでこの30枚組BOXを購入してくれた方への特典CD-ROMを制作。試作品は出来ました。近日発表しますが、これはこれですごいですよ。アルケミーならでは、でもこんなことしていいのか、的な。(笑)


以前にも書いたが、音楽はもうすぐ、1度終わる。
1960年代くらいから続いてきた、ミュージシャンが出したアルバムを買ってきて、家で個人や家族で聞く、という時代は確実に終わりつつある。
音楽と人間とのかかわりという部分の意味そのものが変わりつつあるからだ。

そのかわり、非常階段30枚組CDBOXのようなものは、異常なほどの存在意味がある。
こんなものは今世紀にはもう作られないし、プレミア価値がつくことが発売前にもう決定つけられているからだ。それはノイズに、異常なまでの意味があることを証明している。

ノイズとはなにか。
その答えが出るのは、もうすぐなのかもしれない。



kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2009年04月15日

さらばミッキー

ベースボール犬「ミッキー」が老衰でなくなったという昨日のニュース。
ベースボール犬ミッキー死す

うーん、これは悲しい。

ボールボーイの仕事をワンちゃんにさせていたこと自体どうなのかはともかく、ミッキーが登場することで球場全体があったかい気持ちになったり、女性や子供のお客さんが喜んだのは間違いないだろう。

私は犬よりは猫派だが、背番号111(ワンワンワン)のミッキーには黙祷をささげたい。これを奮起に、広島カープ、がんばれ。

こんな本もありました。
ボール犬ミッキー
ボール犬ミッキー
クチコミを見る


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常 

2009年04月14日

すべて上昇するものは一点に集まる

先日購入した「フラナリー・オコナー全短篇」の上下巻をパラパラと流し読む。
フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)
フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)


フラナリー・オコナー全短篇 下 (ちくま文庫)
フラナリー・オコナー全短篇 下 (ちくま文庫)


私はオコナーの作品は短編集と単行本などをすでに持っているので、ここに収録された作品の大半は既読のものであった。
しかしいくつかの初期作品、末期作品は初見だし、翻訳が新しいものもあり、ずいぶん楽しめた。いい本ですね。


「すべて上昇するものは一点に集まる(Everything That Rises Must Converge)」は、以前新潮文庫で出ていた短編集には「高く昇って一点へ」というタイトルで収録されていた作品だが、今回の邦題「すべて上昇するものは一点に集まる」のほうが読みたくなる欲求をそそる気がする。
この話を今朝読み返して、私がオコナーの全作品の中でもかなり好きな話だったことを思い出した。

例えば埋火の見汐さん、とうめいロボのちひろちゃん、ゆーきゃんなどにはぜひとも読んで欲しい作品だし、ということは彼らのファンの方にも読んで欲しい佳作なのである。

「すべて上昇するものは一点に集まる」はカトリック教徒であったオコナー自身の強靱な精神力から生み出されたタイトリングのひとつだと思うし、内容も繊細かつ面白く、先ほど紹介したようなミュージシャンのファンなら気持ちにひびく人はかなり多いと思う。
そしてこれは何度でも読む価値のある、ほとんど無駄のない描写の、極めて質の高い短編だ。この話を読まないで死ぬのは、もったいない。
この一遍は「フラナリー・オコナー全短篇」下巻に収録されているが、この本は1470円とやや高めなので、もし新潮文庫版「オコナー短編集」を古本で安く見つけられたなら、そちらでもいっこうにかまわない。こちらならたいがいの大きめの図書館にありそうだ。





以下、オコナーの発言を2点。いい言葉ですね。



『人間とは本質的に不完全なもの、悪に傾きやすいもの。しかし自身の努力に恩籠の支えが加われば救済されうるもの』


『希望を持たない人びとが、小説を書くことはない。それどころか、そういう人は小説を読みもしない。希望を持たない人は、なにかを長く見つづけるようなことはしない。その勇気がないからだ。絶望に至る道とは、なんであれ経験を拒むことである。そして小説は、もちろん、経験する方法である』






kishidashin01 at 19:03|Permalinkclip!読書 

2009年04月13日

ブラックナイト

ナスカカーのナカヤさん、尾谷と3人でディープ・パープル大阪公演に出向く。

インギーとのジョイントコンサートだが、ワンパターンでひたすら弾きまくるインギーは退屈。エフェクターのノイズがずいぶん演奏音にのってしまっていて、トラブルも多く、本人も今イチだったのでは。

ディープ・パープルはベースのロジャー・グローバーやボーカルのイアン・ギランが64才、ドラムのイアン・ペイスも60才とあって、そろそろ老人の域に達している感あり、もうパープルの日本公演もこれが最後かなと思わせる。
イアン・ギランは高音部の声が出ず、昔の曲はつらそうだ。

ああ、でも「ラプチャー・オブ・ザ・ディープ」など、最近のアルバムの曲が断然に良い。長くロックに関わり、酸いも辛いも極めた連中ならではの曲構成だ。うけるのはやはりスモーク・オン・ザ・ウオーターやスペース・トラッキンなどの往年の名曲だが、新曲のほうが音が、深い。

アンコールはハッシュとブラックナイト。40年も前の、パープルのデビュー曲が演奏されるのにも感傷的になるが、ラストのブラック・ナイトにもなんともいえない思いがよぎる。
私が小学校の5年生の頃、姉がこのブラック・ナイトのシングル盤を買ってきて、何度も家で聞いていた。おそらく私の最初のディープ・パープル体験は、このブラック・ナイトのシングル盤だろう。
今でもUCCコーヒーのCMでも使われるこの曲が、イアン・ギランのボーカルで生で聞けて、単純に嬉しい。

長生きはするものですね。
いい夜でした。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2009年04月12日

暴力と殺人とユーモアと恩籠と。

ついつい本をたくさん買ってしまう、



フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)
フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)


フラナリー・オコナー全短篇 下 (3) (ちくま文庫 お 28-3)
フラナリー・オコナー全短篇 下 (3) (ちくま文庫 お 28-3)


400ページ以上の本を2冊もかい!

フラナリー・オコナーという作家は、私の知る限り、最も残酷な作家だ。
数週間前に紹介した
狂鬼降臨 (ふしぎ文学館)
狂鬼降臨 (ふしぎ文学館)

のような「残虐さ」ではなく、「残酷さ」。


オコナーの小説は、読者の心を傷つける。
平穏な世界が一瞬にして暗黒にかわり、そして人をまるで信じられないような世界とセリフに、読者はただただ驚愕し、胸を痛めるのである。

だから誰にでもはすすめない。いろいろな小説を読んで、それでいて言葉に傷つくことを恐れずに書物を読める人間だけに、フラナリー・オコナーという作家はすすめることができる。

「善人はなかなかいない」という単行本が日本で出たのが10年ほど前で、それまでは文庫の短編集くらいしかなかったけれど、この2冊組みのちくま文庫で、短編はほぼ完全に網羅できたのではないか。

興味のある方は上巻の「善人はなかなかいない」「田舎の善人」を立ち読みされるといいと思う。これがOKなら、この本を買ってもよろしい。
ダメな人は、この先を読まないほうがいい。


kishidashin01 at 22:27|Permalinkclip!読書 

2009年04月11日

Life is so short

あっちもそうだけれど

そっちもそうじゃないのかい。


相手を思っているようなことを言うけれど

結局は自分が正しいと

思っているんじゃあないのかな。

おれはわるくない

わたしはわるくない

そんな声が

いっぱい聞こえてきているよ。


ほんとうに

人を愛したこと

あるんですか。


いのちの正体は愛でしょ。

いきることと死ぬことはいっしょだよ。

だから生きていけるんだ。


楽しいことと

悲しいことは

いっしょだよ。


音楽だけとりだしたって

それは意味ないよ。

いくら音楽がすばらしくても

楽しくても

君がだめなら

君の思いがたったひとりの相手にとどかないのなら

だめ、です。


人はいつも、ひとりの他人を相手にして

生きている。

相手はけっして、自分であってはならない。

相手はいつも、他人です。

自分を愛するように

他人を愛してはいけない。

自分以上に相手を愛さないと

生きている意味がない。


結局、自分のことを

選んでいませんか。

自分は弱いと言いながら

自分の意見を通しているのではありませんか。

相手を思っていると言いながら

自分を思っているのではないですか。

それが自分を生きることだというのなら

それは間違っている。

生きていないです。


ほんとうに人を

愛したこと、あるんですか?

Life is so short、ですよ。


人生は短く

ぼくたちは

ぼくと君は

もっと短いです。



kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常