2008年12月

2008年12月21日

高知への準備

今週の火曜日、23日は高知の「カオティック・ノイズ」でソロのライブがある。
そのライブ開始前、ビデオ上映&トークイベントをすることになった。
10月に新潟でも同様の順序でイベント出演したので今回も何の問題もないが、まずは司会進行を行うK-CLUBオーナー・Iくんの、私への質問を楽しみにしている。


例えば関西NO WAVE黎明期、じゃあINUやアーント・サリーやSSやウルトラビデが実際どうだったのかは、本当に少ない数の観客だった人たちと、私のように生き残っているある程度の人数の現場の人間しか知らないわけで、その中で人前で偽りなく話すことが出来るのは私を含めても10人もいないかもしれない。

お客さんには自分の生まれる前の話だったりするわけで、音楽という連続的な歴史の上での、ごくごくマイナーな話にはすぎないとは思うが、やはりこういったことをきいてみたいという望みはあるだろう。
Iくんの質問がどのようにお客さんの希望とリンクするか、それを私がどう対応するかは、やはり少しはスリリングだ。

いつだったか、何年か前に姫路で似たようなビデオ上映&トークイベントを催された際、お客さんで積極的に私に質問してくる方がいて、その質問があまりにもくだらなくくどい人がいて、ちょっと困ったことがある。(笑)

Iくんならそんな外れたことはきかないだろう。
笑える質問を、たくさん用意しておいてください。
こちらも秘蔵映像を持っていきますね。


kishidashin01 at 22:00|Permalinkclip!日常 

2008年12月20日

ウルトラビデ2009

ジ・オリジナル・ウルトラビデ再結成のためのスタジオ練習。

いやあ、熱い熱い!
濃厚なメンバーによる濃厚なサウンド。ビンビンのHIDEくんのベース、ビシバシ決まるTaiquiくんのドラム、極めて怪しいシンセのナカヤさん、これにわたしのギターと、4人全員のボーカリゼーション。
いやあ、濃い濃い!おもしろいや、やっぱり。

ウルトラビデは1978年結成なので、まるで30周年(31年目突入中)なのだけれど、メンバー全員まだ40代、そして現役だ。
そしておいぼれることなく、世界や恋や死や、若者でも歌わないような”しょうもない”ことにこだわった歌をみんなが歌ってるのは、やっぱりいいな。

とりあえず1月末のなんばベアーズのライブに向けて進んでいくけれど、もうバッチリなのは完全に見えた。あとは1月末までに、嫌にならないようにするだけかな。(笑)


今日、HIDEくんとTaiquiくんに渡したのは1978-1980年のウルトラビデのライブ音源+スタジオ音源のCDR19枚組。たぶんスタジオテイクのカセットがもう1本あるはずなので、最終は20枚組になるはずだ。これがまた無茶苦茶おもしろい(もしくは最高にくだらない)内容で、これもいつかリリースしたいのだが、20枚組だとさすがに売れないかな。(笑)




kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2008年12月19日

声の小さかった人

今年ももうすぐ終わる。
今年も、何人か、気になる人が亡くなった。
知人、ミュージシャンの関係はそんなに多くなかったかな。今年前半にはクラウス・ディンガー(元クラフトワーク、ノイ)や川内康範などが亡くなったが、もう晩年という感じだったから、そんなにがっかりしたわけでもない。
デイヴ平尾さんは1度も会うことがなかった。生ライブで「ひとり」を聞きたかった気もする。

赤塚不二夫さんは追悼盤となったCDのレビューをスタジオヴォイスでさせてもらったが、10数年前にニアミスは何度かあったが、ついにご本人に会うことはなかった。

遠藤実さんに国民栄誉賞というのはどうかと思う。きっと亡くならなかったら、麻生首相は思いだしもしなかったろうから。

今年亡くなった方で一番残念なのは、市川準さんだろう。59才は映像監督としては早すぎると思う。
市川さんの作品は、映画よりはCMのほうが好きだった。
最初に注目したのは「恋は、遠い日の花火ではない」のCMで、今でも思い出に残る好きなCMだ。



こちらは市川さん監督作品だったかどうかは、忘れた。たぶんそうだろう。


中年になって、恋する気持ちを思いだす瞬間。
こんなに切ない瞬間をわずか30秒のCM映像に押し込めたのは、この市川準が最初で最後ではないかな。
そしてそれは中年世代のセンチメンタリズムだけではなく、人が普通に生きることのすぐ横に幸せがあること、普通であることの素晴らしさをも、このCMの中に生き生きと映像化できているではないか。
長塚京三はこのCMのイメージを一生引きずることになったし、そしてそれは正解だったようにも思える。もう1度長塚を使った市川監督作品を見たかった気がする。

市川順監督に死について、コメントしている素敵なブログがあった。
そうね、広告人なら、そう思うよね。
冥福を祈ります。

市川準さん

kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!映画 

2008年12月18日

愛読誌の休刊/腰のこと

雑誌はほとんど買わなくなってしまったが、唯一毎月購読していたのが月刊「易学研究」だった。

ekigaku



この「易学研究」が今月号で休刊するという。休刊とは言っているが、おそらく廃刊になるだろう。占いの世界もなかなかに狭い世界で、インディーズと似ている部分などもあり、いろいろ考えさせられる。
昔は政治家や大企業にはお抱えの易者などがいたらしいが、今の政局や経済実態を見ると、おおよそ占い師に伺いをたててから実行しているとは思えないので、易者の立場もけっこう弱体化しているのかな。
この雑誌が休刊になるのも、今の周易の世界に勢いがないのが原因かもしれない。

「易学研究」には3年ほど前、私が断易で立てた卦を本誌に掲載してもらったことがある。私の師匠の原稿の中で紹介してもらったもので、旅行占だったが結果的には天候占で、ずいぶん当たっていた。この時は実に易はおもしろいなあと思った。旅に出る前に立てたのだが、出発の日は曇り、翌日は雨、その次の日は嵐(実際は台風だった)、その翌日に台風が去って晴れるという流れがひとつの卦の中にちゃんと表現されていた。

毎号読んでいたのは師匠の原稿が読みたいからで、毎回勉強になったのは言うまでもないが、驚愕するような占例もたくさんあった。機会があればまた紹介したい。

今回の最終号に掲載の占例もおもしろかった。
腰痛に悩む中年女性からの依頼で、腰痛がひどいのだが病院で見てもらうとなんともないと言われる。指圧の治療院に行くと少しましになるが、原因不明なので占ってほしいという。つまりは健康占だ。
しかし私の師匠はいきなり"夫婦仲"を占いだすのだ。そしてこの女性が夫以外の男性と交際中であることを見抜いてしまう。来占者の女性は顔を真っ赤にして恐縮し、実は指圧の治療院の先生と交際中であることを告白するのである。
つまり腰痛が治らないのは、この男の先生に会いに行くために必要なので、治らないのだ。病院で見てもらっても原因が見つからないのは、そういうことだったのだ。
心を入れ替え、治療院の先生との交際を止めると、あんなにひどかった腰痛はウソのように治ったということだ。
もちろん、本当にその不倫が腰痛の原因だったのかどうかは、実際にはわからない。
占いはしょせん占いだからだ。
しかし男と会うのを止めたとたんに治ったのなら、心理的にせよなんにせよ、なんらかの因果関係はあったのかもしれない。

占いはもちろん神秘的なものだが、大切なのは実際の生活にどうなのかという部分なのだ。そこを取り違えると、占いも意味や価値が違ってしまう。
「オーラの泉」のような、霊視のようなものは、なんだか好きになれない。


もうひとつ、原因のわからない腰痛の場合、生活の中で上下関係でうまくいっていない時におこることがある。腰は上と下のつなぎ目である。目上の人(上司、親、先祖など)や、目下の人(使用人、子供、年下の人など)に不義理していないか、恨まれていないか、ちょっと考えてみてもいいかもしれない。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!読書 

2008年12月17日

Krautrock

先日、小西さんが大阪に来られた時、元グルジェフのHくんからジャーマンロックのコンピレーションDVD6枚組を借りた。

V.A. / KRAUTROCK...AND BEYOND PART 1

アモンデュール2、タンジェリン・ドリーム、グル・グル、クラウス・シュルツ、カンなど、1970年代にこういったジャーマンロックにはまっていた時に、こんな映像を見ていたらどんなに激しいインスピレーションをかき立てられたことだろう。
残念ながら今見ても、正直、しょうがない。懐かしいなあとか、今見聞きするとかっこわるいなあとか、あんなに好きだったのにもう今は魅力を感じないのは「残念」以外の何者でもない。
つまりはこういった映像は今はもうYouTubeでいつでも無料で見れる。自分が10代の頃に最高に好きだった音楽が、なんだか『たいした価値はもうないんだよ』と評価されているような気持ちになるのだ。

ただ、逆に当時は軟弱なロックだと批判的に聞いていたジャーマンロックは、今見てもおもしろい。かっこわるいことはなんてかっこいいんだろう、というわけなんだと思うが、初めて見るジェーンやノヴァリスの映像は、やはり嬉しい。

灰野さんが数年前ジェーンにはまっていたのは有名らしく、意外にジェーンはドイツでは人気バンドで、作品も多数出ている。
以前にも書いたが、リリース・ミュージック・オーケストラやノヴァリス、ジェーンは日本では評価が低く、日本盤もあまりちゃんとは発売されなかった。
最近、時間があればじっくり聞いてみたいと思う。

しかし、ジョイアンリミテッドやフローデコローネ、エルダーリン、ルシファーズフレンドを今DVDで見ても、確かにしかたない気がする。
スコーピオンズも、本当にかっこわるい。(笑)
しかし、それがいいんだよなあ。
複雑ですね。

例えばこのアルバム、ずっとCD化を待っていたものの、やはり2009年を目の前にして、買うかどうかは迷うなあ。

Konzerte
Novalis/Konzerte


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2008年12月16日

オレはものすごく太っ腹で大胆な

Pヴァインからリリースされた想い出波止場の再発CD「水中JOE」が売れている。
水中JOE (HQCD)
水中JOE (HQCD)


アマゾンはここ数日売り切れ>再入荷待ち状態。ほかの「大音楽」「ブラックハワイ」「マンタコ」は(在庫あり)の状態なので、「水中JOE」が飛び抜けて売れたことがわかる。

店頭でも「水中JOE」だけが売り切れているお店が続出している模様。私がこのブログでプッシュしたためだけではないと思うが、おそらく「水中JOE」は年内に初回プレスは完売するだろう。

以前にも書いたが、想い出波止場のこの「水中JOE」は本当にすごいアルバムだ。私にも「どうやってこの音が録音されたのかさっぱりわからない」箇所がいくつかある。それというのもこのアルバム録音当時の1991年、山本精一くんに『広重くん、レコーディングには来ないでくれ。来て録音の様子を見たら、絶対怒るから』と言われ(笑)、ついにスタジオには入れてくれなかったからである。膨大なレコーディング費の請求書が後からきて、どうやって録音したのかさっぱりわからないマスターをポンと渡された時のことはよく覚えている。

想い出波止場の今発売されている4作品はどれも傑作で、どれを買ってもはずれではないが、どれか1枚というなら「水中JOE」をお買いあげください。めっちゃおもしろいことは保証します。そして、ホントーに狂ってます。(笑)

みなさんがこの想い出波止場のCDをたくさん買ってくださると、これまた超名盤で現在廃盤の羅針盤の初期アルバムが再発できる可能性がグッと高まります。「らご」「せいか」「ソングライン」の3枚はどれも名盤で、特に「ソングライン」は涙ちょちょぎれる山本精一傑作中の傑作。ぜひ再発にこぎつけたいので、ご協力よろしくお願いします。



kishidashin01 at 23:24|Permalinkclip!音楽 

2008年12月15日

我々の、夢の丘

徳島からハードスタッフの発行人・小西さんが大阪に来られた。
ハードスタッフ12号が無事発刊されたので、関西の協力者や関係者でささやかなお祝いの会を催すことになったからだ。

もうハードスタッフを20冊以上売っている中古レコード店・○か×で集合し、7人で近くのお店で約3時間、楽しいひとときを過ごした。
小西さん、お疲れさまでした。いい本ができて、本当によかった。

今日は小西さんがどうしてミニコミを発行することに至ったのかという、小西さんの大学生時代の話を少し聞けた。本当に小さな小さなきっかけだ。
またこのことはあらためて書きますね。


そもそもハードスタッフは徳島という四国の、その中でも小さな町で作られ、発行されているミニコミにすぎない。その発行ペースも最近は10年に1冊、15年に1冊という超スローペースだ。
それなのに、ミュージシャンや作家や文学者や研究者や執筆家などにちゃんとつながっていき、実際に当人に会ったり、コンサートを企画したりしていること。
こんな手作りの自費出版のミニコミが、大手CDショップや大型書店、アマゾンでも買えるようになっていること。
そしてきちんと若い読者に届いていること。
こういったことは、地方に住む、音楽でも文章でもなんでも、なにかを発信しようとする人たちにとって、大きな希望につながっているのではないかと思う。
例えどんな田舎に住んでいたとしても、別に大都会に出て行かなくても、なにかを作ったり、誰かに思いを届けることはできるのだ。


今日は小西さんから、ディスクユニオンでのハードスタッフについて、インディーズの仕入れ担当のMさんと少し行き違いがあったことをおしえてもらった。
私がこのブログでハードスタッフをディスクユニオン店頭でも販売すると、仕入れ担当者に伝わる前にフライングで書いてしまったため、ユニオンの店頭や仕入れの方にご迷惑をおかけしたようだった。この場で申し訳ないが、お詫びします。
ディスクユニオンの金野さん、インディーズ仕入れ担当のMさんに、JOJO広重が謝っていたこと、よろしくお伝えください。

もう一件、私がハードスタッフで「代書人バートルビー」について書いたことにより、地獄変・田中くんがその本を読みたがったことをこのブログに書いたが、今日の宴会の席に出席した女性から、自分がわけあって「代書人バートルビー」の本をだぶって持っているので、1冊を田中くんに渡してほしい、と預かった。
田中くん、また都合のいい時にとりに来てください。

このこともそうだが、あの本が読みたいなとか、あのアルバムが聴きたいなあと思えば、そしてそう思っていることを発信すれば、こうやって思いもかけないところからそれがまわってくることもある。
私自身、そういった「希望を持っていればいずれは出会える」ということには、何度も遭遇している。
簡単にドリーム・カム・トゥルーとまでは断言できないけれども、時間はかかる時もあるけれども、夢は希望を失わなければいつしか叶う、時もおおいにある。

聞きたいなと思う音には、いつか出会える
見たいなと思う演奏にも、いつか出会える。

会いたいなと思う人に、会える時もあるのだ。

思うこと。
歌を歌うことも、文章を書くことも、人を好きになることも、大きな意味では根本で「思う」というところでつながっている。
それは信じてもいいんじゃないかな。



↓ここからも買えます。1500円以上なので、送料無料、かな?
ハードスタッフ 12号


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常 

2008年12月14日

灰野さんとライブ

大阪・本町nu-thingsでライブ。

今日は灰野さんとの共演。
自分のソロは新曲や螺旋階段時代の「しろ」ととうめいロボの「雪」をつなげてみたり、三上さんの歌詞を織り込んでみたりと、いろいろやってみました。40−50分かなと思っていたら70分も演奏してましたね。

灰野さんは2時間超のライブ、哀秘謡スタイルからプログレッシブなブルースまでいろいろ。ファンの方は堪能できたのではないかな。

最後のDUOは機材トラブルもあり、苦戦しました。
ライブ終演も遅くなってしまいましたね。
来場してくれた方、ありがとうね。今日はたくさんいいライブブッキングがかぶっていた中、私と灰野さんを選んでくれてありがとう。

ライブハウスのオーナーの阿木さんの話してくれたこと、たくさんおもしろいことありました。ぜひ高島屋ローズルームの裸のラリーズの音源、平野さん発掘して、出してくださいね。ふふふ。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2008年12月13日

ブログ

このブログを始めて2年近くたつけれども、本当に多くの方から『ブログ読んでいます』と声をかけていただいた。

実際に書いたことに対するコメントをメールなどでいただくことも多い。
また感想をいただいたりすると、こちらが思っている以上に深く読んでくださっていたり、思ってもいなかった部分に反応してもらったりして、これはこれで嬉しかったり、おもしろかったり。

意外な方に読んでいただいたりしていることもあって、それはそれで驚くこともたびたびあります。著名な方もたくさんおられます。

続けているうちにおもしろいこともたくさん。
例えば私がブログ内で『Kくん』とか書くと、「Kくんって誰だ?○○さんのことか?」とか様々な憶測をよんだり「私のことでは?」と思ったりされているみたいで、それが全部違っていたり。(笑)
I社のMくんのことはよく伝わるのですが。(笑)

ブログ以前のダイアリーの頃だったかもしれないが、落ち込んだことを書いた翌日に遠方から電話あって『広重さん!大丈夫?』と心配の電話もらったり。

一番おもしろかったのは、どこか地方のライブに行った時に、終演後の打ち上げの席で初対面の方が『ブログ読んでます。。。聞きたいことがあるんです!広重さんと沢口さんはどういう関係なんですか!?』と、肉体関係あるんでしょというまんまの顔でマジで訊かれた時は思わず吹き出してしまいました。
えー、なんもありません。いい友人でございます。(笑)

私の拙い文章が、読者の方になにがしかの思いをもっていただいたり、なにかを残せたり、これがきっかけで音楽を聞いたり本を読んだり映画を見たりするきっかけになっているなら、それで十分私は幸せだ。

おそらく私の文章や言動に反感を持ったりする方もおられると思いますが、なにとぞご容赦ください。人生は短いです。世界は広くてせまいです。あげあしをとられている時間が惜しい、ただそれだけです。

もっともっとしたいことがあり、伝えたいことがあり、残しておきたいことがあるのです。どうせもう数十年したら死にますので(笑)、どうかそれまで、もう少しの間おつきあいください。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!日常 

2008年12月12日

ハードスタッフと蔓不足

徳島の小西さんよりメール。
ようやくディスクユニオンでもハードスタッフが販売されている模様。
今回は少し出遅れましたかね、ユニオンさん。
http://blog-kichijyouji.diskunion.net/Entry/928/
でも小さな古書店や中古レコード屋が先行してたくさんの部数を販売できたのは、このミニコミ誌にふさわしい出来事のように思う。
ディスクユニオンさんは本当によくがんばっているレコードショップなのでどうこう言う気はないのだが、零細ながらも個人経営のお店が小回りがきく分、先んじたことが、実はすごく大切なことを象徴しているからだ。

そう、毎年黒字決算を出しているユニオンさんは中小企業かもしれないが、我々は零細企業、いや、企業どころか単なる零細にすぎない。そんな小さなお店がそれぞれハードスタッフを数十冊を手売りするという心意気が素晴らしいではないか。

小西さんのことは朝日新聞徳島版にも掲載された模様。WEB版では小西さんの写真がカラー写真になっていますね。
北島町立図書館長 15年ぶりのミニコミ誌


しかし私にとっては今日はこちらのニュースが大ニュース。
お水取りピンチ!

私は東大寺の信者でもなんでもないけれど、奈良のお水取りのイベントは大好きで、あの東大寺二月堂の修二会で松明の火の粉を浴びるのが毎年3月の楽しみのひとつ。
その松明をくくる「蔓(つる)」がそんなに大事なものとも知らず、またこんな手弁当的な信者のご苦労によってささえられているとはまるで知りませんでした。

そうですか、蔓が...。などと、腕組みして考えてしまいました。(笑)


kishidashin01 at 22:56|Permalinkclip!日常