2008年11月

2008年11月30日

JC120、ベアーズへ

今日もアルケミーでハードスタッフを購入してくれたお客さん、2名。
ひとりは灰野敬二さんの大阪スタッフTくん。いつもありがとうね。12月14日はよろしくお願いします。
もうひとりはまめぴよちゃん。DVDRも渡せて、よかった。
お茶会、なかなか開催できていませんが、クリスマスの時期にできるといいですね!


今日はベアーズへJC120を運ぶ。
先週のライブの時、ギターアンプがいくらがんばっても深い音が出なくて苦労したけれど、どうもアンプが限界にきている雰囲気だったので、AMSを閉店してあまり使わなくなってしまった私のJCをベアーズに提供することにしたのだ。

楽屋前で山本くんといろいろ話す。想い出波止場のPヴァインからの「大音楽」初回分に付録している特製BOXの裏話をいろいろ聞かせてもらった。
12月5日にPヴァインから出る想い出波止場初期4作、ぜひ早めにご購入ください。特に「大音楽」は初回分の特製BOXがすごいです。なんだかナスカ・カーのような、いや、ズバットのような。。。特撮DVDボックスのような。。。猫がバット振ってるし。。
他にもphewはblogをやっている話には驚いた。秋田さんもblogしているそうな。山本くんはいろんなことを知っているなあ。

なんばに出て、夕食とって外に出ると、スハラくんを見かける。
声をかけようとした瞬間、スハラくんは某ペッパーなんとかに入ってしまった。こちらは夕食とった後なので、追いかけて入店するわけにもいかず、外からスハラくんを眺めて、去った。
あ、そうだ、12月4日のベアーズ・スハラくん誕生祭に私も出演させてもらうにあたり、演目の打ち合わせをすればよかった。とうめいロボ?ジュリー?山本さん?全部やる?どうする?あ、日がない。。

とりあえずみなさんは12月4日はベアーズへGO。誕生日プレゼントも忘れずに!
ステージではJCがさっそく活躍するかな!





kishidashin01 at 00:19|Permalinkclip!日常 

2008年11月29日

手渡せたこと

28日の真夜中(早朝)3時過ぎに、私が数日前にこのブログで紹介したテレビ番組『ことば あふれ出る教室〜横浜市立盲学校〜』がNHKで再放送された。
これを偶然、もしくは意識してか、高知のロックバンド・スワンの大谷くんがリアルタイムで見たようで、その時の気持ちを私にメールしてくれた。
彼なりの言葉で感動した旨が記載されていたが、彼のように私のブログでこの番組に興味を持って見てくれた人がいれば、それは嬉しいなあ。

いずれ私も林直人くんや、スペルマのランコさんや、ウルトラビデのコウイチロウや、非常階段の市口くんや、アウシュヴィッツのミツさんや、SOBのTOTTUANや、モンドブリュイッツの岩崎くんや、もっともっといっぱいの先に逝った友人たちと同じ場所に行くことになる。
でも大谷くんがこのNHKの番組を見てくれたことだけでも、私はもちろん、先人のみんなの思いをもちゃんと彼に引き継がれているのだということが、わかる。
そう思えば、もちろん今までの人生に後悔することはいくらあったとしても、次の世代につながるなにかをしているのだ。
それは目に見えないほどに細いかもしれないが、しかししっかりとした「糸」で結ばれていることを信じられる。

『ことば あふれ出る教室〜横浜市立盲学校〜』はDVDRに録画してあります。
私のブログの読者でこの番組を見逃した方、見たいと思う方はいつでもおっしゃってください。


今日は徳島の小西さんから「ハードスタッフ12号」が届いた。
しかし配送の西濃運輸、西心斎橋の担当者は以前から配達の段取りが悪く、例えばマルカバツやフォーエバーには昼頃届いたらしいのに、アルケミーには夕方まで届かなくて、ずいぶんいらない心配をしてしまった。
もちろん小西さんの書いた住所も正しく、私の携帯の番号まで書いてあるにも関わらず、配達員がアルケミーの入っているビルを発見できなかった模様。でも届いたので、よしとしよう。

届いたハードスタッフを見ていると、地獄変くんがさっそく買いに来てくれた。
嬉しかったなあ。これで彼にも林くんのことがこの本でちゃんと伝わる。
小西さん、私は地獄変くんが山崎くんにお金を払っている姿を見ただけで、ああ、小西さんがした仕事はもう報われたと思いました。
手渡しでこの本が誰かに届くこと、これはすごいことなんだ。
そう、思う。ホントに!

きっと高知のKクラブや明大前モダーンミュージックや中野のタコシェや新宿の模索社にももうハードスタッフは届いていると思います。みなさんもこの週末にこれらのお店にぜひ出かけて、店員さんにお金を払って手渡しで購入してください。
ディスクユニオンは大きなチェーン店なので、店頭に並ぶのはもう数日かかると思います。

ハードスタッフ12号、まだざっとしか読んでいませんが、よく出来ていますね。林直人年表やディスコグラフィのところ、ずいぶん苦労されたでしょう。「OUTISIDER」創刊号のリライトも見事でした。いい仕事ですよ。

10年ぶりの11号、15年ぶりの12号ときましたので、次号は20年後でしょうか、30年後でしょうか。(笑)
ハードスタッフ13号は私の特集をしてくださるとのこと、お互い長生きして、40年後とかに出すのもいいですね。

ハードスタッフ、町田康くんには本日郵送。
中谷くん、君にも送ったよ。一緒に林くんの墓参りに行った仲だから、小西さんが1部差し上げてくれってさ。お礼、言っといてね。
さて、他にも何人か、送らなきゃ。


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2008年11月28日

なーんも考えていないように見える若者こそ

『なーんも考えていないように見える若者こそが、人生のいろんなことに対してマジメすぎるほどに考えているのだということを思い出した。』という言葉は、福岡の書店に勤める高倉女史の言葉。

彼女の本、すごくいいですよ。
書店員タカクラの、本と本屋の日々。―…ときどき育児
書店員タカクラの、本と本屋の日々。―…ときどき育児




そうなんだよね。
我々のように本をたくさん読んでいたり、映画や音楽をたくさん知っていたりすると、なんだか人生のいろんなことを知っているのだと過剰に思ったり、いろんなことをよく考えているように思いがち。
いわゆる「思い上がり」だよなあ。
よく考えているから、なんでも知ってるからといって、それが本当によく考えているわけじゃあないんだよね。

いっぱい情報を集めてマニアックになることは、実は簡単だ。
それは"わかっていること"とは、違う。

だから一見『なーんも考えていないように見える』人の言葉に、案外ちゃんとした答えや真理があるんだよな。
彼らの目線は水平だから。

もっともっと耳をすませて、意識して目線も水平にして、物事や世の中や人を見るようにしないと。
自戒しなきゃ。

まだまだ知らないこと、できること、おもしろいこと、いっぱいあるからね。


kishidashin01 at 00:16|Permalinkclip!日常 

2008年11月27日

ハードスタッフ12号ついに完成!

hshs

徳島の小西さんより連絡があり、ハードスタッフ12号完成版がとりあえず26日に400部届いたとのこと。
残りは明日以降に入荷、随時出荷していくそうです。

事前に直接通信販売を申し込んでくださった方には26日(水)にメール便で発送完了したとのこと。
数日以内にお手元に届く予定です。

アルケミーストアには28日金曜日に入荷予定。

以下、取り扱い店舗には今週末〜来週中盤には入荷、店頭に並ぶはずです。

<ハードスタッフ12号取り扱い店舗>
【北海道】さっぽろ萌黄(もえぎ)書店(古書店)
【東京】模索舎、モダーン・ミュージック、ディスクユニオン、タコシェ
【千葉】いぬん堂(ネット通販)
【名古屋】ウニタ書店
【大阪】アルケミーストア、マルカバツ、フォーエヴァー・レコード
【奈良県大和高田市】レコードあんぐらあ
【京都】三月書房
【滋賀県近江八幡市】酒游館
【岡山県倉敷市】古書蟲文庫
【徳島県北島町】古書ドリス(ネット通販もあり)
【徳島市】古書ソラリス、フクタレコード、ガレージマニア
【高知市】K−クラブ

ディスクユニオンはたぶん全店ではなく、取り扱いをしない店舗もあると思いますのでご注意ください。

●定価1680円(本体1600円+税80円)
●B5・192頁


以下、以前にも書きましたが「ハードスタッフ12号」の通販の方法です。
アルケミーでも通販もしますが、ハードスタッフだけを購入するなら以下の方法が一番安価です。

<通信販売の方法>
最寄の郵便局にある「郵便払込用紙」で下記口座に本の代金1680円を振り込む。
(当面は送料は無料だそうです)
通信欄に「ハードスタッフ12号を注文する」旨記載のこと。
注文者の住所・氏名等は、はっきりと書くこと。

口座番号●01660−4−2968
加入者名●先鋭疾風社

払い込み手数料は購入者が自分で負担すること。
窓口だと120円、ATMだと80円です。

すでに北海道から沖縄まで、続々通販の申し込みが来ているようです。
まだまだ間に合いますので、上記の方法で注文してみてください。


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2008年11月26日

鉄仮面

打ち合わせで泉佐野へ。

大阪も堺より南側の方はぜんぜん風景が違いますね。
和歌山も意外に近いですしねえ。

500円奮発してラピータに乗車。
鉄人28号をモデルにデザインされた車両、かっこいいねえ。

rapita










大阪の地下鉄や私鉄、変わった読み方の駅名ありますね。

『野江内代』
"のえ"はわかるけど"うちんだい"とは普通読めないですよ。

『天下茶屋』
てんがちゃや。てんかちゃやではないです。

『放出』
"はなてん"ですよ。関西の人は中古車センターのCMで知っていますが。


以下、難易度高!

『喜連瓜破』
これ、読めたらすごい!

『柴島』
"しばしま"じゃないです。調べて見てください。阪急で一番乗降数の少ない駅のようです。

あと、これはバス停ですが。。
『杭全』
読めます?もちろん"くいぜん"ではありません。
もうなにがなんだかわかりませんね。。

そもそも大阪府の「吹田(すいた)」って名神のインターもあるし、大きな市ですが、これって「ふいた」じゃないですかね。"すいた"なら「吸田」でしょ。。
大阪はナゾの国。。

kishidashin01 at 19:15|Permalinkclip!日常 

2008年11月25日

なんばでライブ

ベアーズでライブ。

今夜は猿股茸美都子のベースの村井くん、ドラムに尾谷を加えた構成。
9割インプロでしたが、まずまず思うようにできたかな。
でもギターの6弦がリハの時に切れたのは本番までに間に合ったけれど、演奏途中で1弦が切れたのは少し残念でした。

演奏後は見に来てくれた沢口みきちゃんと久しぶりにゆっくり話せた気がする。

人はいろいろだねえ。
でも、まだまだ大丈夫、もっと未来にはいろんなことが待っているよ。
来年はお互いがんばろう、ということで。

ベアーズのアンプはずいぶんヘタってるなあ。
私のギターアンプ、あまり使っていないので、提供しようかなと思います。
近日、運びますね。


kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!ライブ 

2008年11月24日

死神に出会う時のように



誰にだって、お迎えはくる。


だからお迎えが来ていないのに、行くのはまずいよ。


お迎えが来ているのに、行かないのは、それもまずいでしょ。


迎えが来たら、胸はって行けばいい。
それだけさ。


死に神なんてこわくないよ。




もう一度言うけど、迎えが来ないのに行っちゃだめだよ。


誰もそこには、いないから。



kishidashin01 at 23:14|Permalinkclip!日常 

2008年11月23日

できないじゃない、やるの

昨日、なにげなくテレビでNHKを見ていたら、素敵な番組に出会えた。

『ことば あふれ出る教室〜横浜市立盲学校〜』

どんな内容かはこの方のblogに上手に解説されている。
海紘の日々是雑感

本放送は2007年の5月にあったようだが、今回のは「国際エミー賞最終ノミネートにちなんでのアンコール放送」だったようだ。

盲学校に通う子供達。点字には「漢字」がない。なぜなら生まれながらの全盲の子供たちには「音」しかないからだ。
しかしあえて教育に漢字を取り入れ、漢字の点字を作り、ひとつひとつの漢字の意味を教えていく。

ああ、なんて奥の深い教育なんだと思う。
今の通常の学校教育ではこんな教え方はもう不可能だろう。

言葉に、一文字の漢字に、こんなにも意味や思いがあって、それがつながっていくこと。
こんな教育を受けれれば、もっともっと人は豊かになる。

番組中、子供達は大縄飛びもする。全盲なのにだよ。
そして”狂言”もみんなでがんばって発表会で演じるのだ。声が出るようにと腹筋をしてがんばる子供。
そんな子に『できないじゃない、やるの』と言える先生は、本当にすごい。
なんていう優しさだ、強さなんだ。

ラスト、卒業するこの番組の主人公・大塚優里菜ちゃんに、みんなはお別れをしのんで「寂(ジャク)!」「寂(ジャク)!」と叫ぶ。でも彼女は「幸(コウ)!」と返すのだ。この場面ではもう涙するしかない。

我々は「幸」の意味を、本当に知っているのだろうか。わかっているのだろうか。


歌を歌う人、歌が好きな人には見て欲しい番組だったな。
言葉とはいったいなんなのか、再認識できるから。


「幸」運にも、もう1回再放送があるようです。

11月28日(金)深夜3時40分〜4時10分 NHK総合
ドキュメント・にっぽんの現場[再]

関西以外は放送時間帯が違うかもしれません。テレビ欄を確認してビデオ録画してくださいね。


kishidashin01 at 21:49|Permalinkclip!日常 

2008年11月22日

CDJ12月号

音楽誌を読む。

もう雑誌はほとんど読まなくなってしまって、音楽誌もほとんど読んでいないのだけれど、困ることもほとんどないので、雑誌というメディア自体がずいぶんむつかしい時代になっているというのはなんだか身につまされるが、よくわかる。

CDジャーナル12月号。
cdjcdj








掲載されているほとんどの記事には興味がないのだけれど(笑)、今号は知り合いがたくさん掲載されていた。ボアダムズ、少年ナイフ、山本精一、Americo、今井和雄、突然段ボールなどの記事と作品レビューなど。ほぶらきんのDVDレビューも安田さんありがとうございます。
執筆陣では小野島大さん、松山晋也さん、岡村詩野さんといったベテランあたりにまじってザ・キュアのことを北爪さんが書いていてびっくり。もう立派なライターじゃないですか。

私の名前も小野島さんの記事と安田さんのレビュー内に出てきてびっくり。私がなにかをどう言った、書いたということが記事になるとは思ってもみませんでした。
でも一番驚いたのはAmericoのデビューアルバムのレビューで西岡さんのことを「元ナスカ・カー」と書いてあったことだ。そういえばそうだったな。西岡さんにはロサかペンギンハウスで会って以来、長く会っていない。お元気でしょうか。

ああ、でももっとびっくりしたのは、海外ポピュラー音楽のニュースでカーヴド・エアが22年ぶりの新作スタジオアルバムを出す、ボーカルはソーニャ・クリスティナでダリル・ウェイが新曲を書いたとの記事。ええ、それはすごいな。。。

とにかくびっくりしまくりの1冊でした。

新しい雑誌になんだか驚くのは、きっとハードスタッフの記事の協力で、ここのところ20年前、30年前のことを書いたり調べたりしていたからだろう。
今日はゆーもーたーへっどくんが来店、ハードスタッフ12号を予約されていかれました。ちゃんと買う、とのことです、小西さん。


今日はペンタングルの「クルエルシスター」ばかり聞いていた。いつの日か、とうめいロボ・ちひろちゃんのボーカル、山本精一のギターでこの曲を聞いてみたい。

kishidashin01 at 21:50|Permalinkclip!音楽 

2008年11月21日

あがたさんドキュメンタリー

あがた森魚さんの還暦を記念した全国ツアーが開催中で、そのドキュメンタリー映像を友人のSくんが撮っている。
どういう経緯でそう決まったのかは聞き忘れたが、少人数、ほとんどあがたさんのローディと化している時もあるのだろうが、楽しくて刺激的な毎日だろうなあ。
若いって、いいな。(笑)

blog惑星漂流60周年

たぶんこれを書いているのはSくんではないと思うが、2008年11月07日の「松山道後温泉にて」の文章はとてもよかった。

予告編映像ももうYouTubeにアップされている。



完成が楽しみですね!

Sくんは徳島では小西さんのところに泊めてもらったようだ。
ハードスタッフの10号を見せてもらったようで、小さな手書き文字でビッシリ書かれた内容に驚いた模様。
ハードスタッフ12号は来週には出来上がってくる。
こちらも本当に楽しみだ。


kishidashin01 at 17:48|Permalinkclip!音楽