2007年08月

2007年08月17日

夕映えに死す

夏休み中に本を読む。
その内の1冊。

夕映えに死す (徳間文庫 さ 1-119)



笹沢左保/木枯し紋次郎シリーズは私の70年代からの愛読書だが、紋次郎という渡世人の設定が決まっているため、他のキャラクターの渡世人を主人公にすることができない。もちろん紋次郎は究極のキャラだろうが、主人公の渡世人が、もう少し人や世間に対して甘いとか、年齢が若い or 年をとっている、情に弱い、などの設定でのストーリーは紋次郎シリーズでは描けない。

この「夕映えに死す」は、夕焼けのシーンが必ず出てくること、渡世人が主人公であること、ラストで必ずその渡世人が死ぬこと、という設定で書かれた各話独立した短編集である。単行本がずいぶん昔に刊行されたのみで、初の文庫化となった。

もちろん紋次郎シリーズと同じく、全ての話がアンハッピーエンド、問題が解決しても読後に重いものが残る、笹沢作品ならではの異色な時代小説である。

どの話も面白い。紋次郎シリーズと同じくどんでん返しがあり、時代考証や風俗の描き方も見事。なかでも、ずうたいがでかく怪力でめっぽう強い渡世人なのに涙もろい”政太郎”が主人公の『夕映えに涙が笑った』、それまでは筋の通った人格者として知られた渡世人がある時を境に「生きているのがいやになりやしてね」と生きることに嫌気がさした男”浜吉”が主人公の『夕映えの道は遠かった』が秀逸。



あっしには関わりのねえことでござんす。


いやまったく、ほんとうに。



kishidashin01 at 20:39|Permalinkclip!読書 

2007年08月16日

海・そら

ほぼ毎年、もう25年間ほど、夏になると学生時代の友人たちと、田舎の海辺の家に集まって、数日を過ごす。
今年も3日間、過ごした。

天気もよく、海も夜空も美しかった。

友人達はアルケミーや非常階段のことを知らない。
今もソロで歌ったり、ギターを弾いていることも、たぶん数人しか知らない。
だから、単に学生時代の友人として接し、扱ってくれる。

ちょっと、肩をはらずに、過ごせた数日間。




kishidashin01 at 22:11|Permalinkclip!日常 

2007年08月11日

春よ/春に/春は/春の

もう数ヶ月前のことだが、マイク・オールドフィールドなんかてんで誰も聞いていないのでは、などとコラムで書いたら、当然聞いてますよ、普通に聞いてますよと、何人もから言われた。

いやいや、オマドーンの日本盤はもう何年も出ていない、というか、今の時期にマイク・オールドフィールドなんか聞いているのは、やっぱりちょっと世間からズレてませんか、と思うのだが、どうもJOJO広重がマイク・オールドフィールド程度の音楽を紹介するのは普通すぎてあかんらしい。

そおか、じゃあ、誰も聞いていない(であろう)音楽の話しでもするか。

「ダンス2ノイズ」という10数年前にビクターから出た数枚のコンピ盤のうちの1枚には、エンジェリン・ヘヴィ・シロップによる「春爛漫」が収録されていて、これは板東さんというつきあいの長いエンジニアの、最高の部類に入るシゴトではないかと思っている。ミネちゃんの艶っぽいボーカルも、中尾さんの怒濤のようなギターも、タカちゃんのフルートも、ドラちゃんのバッキングも、最高だ。
このアルバムには町田くんの某曲のカヴァーも収録されており、他のいくつかのアーティストの演奏はてんで聞かないが、この2曲はよく聞いている。

引っ越しの荷物の整理、「ゴミアクタ」のCDが出てきた。
収録アーティストによる即興集だが、いつかアルケミーで再発したいと思いつつも、収録人たちの了解を得られないのはミエミエで、ずいぶん見送られている作品。
これも、おもしろい。

どうせ誰も聞いていないドール・バイ・ドール(CDには未発表テイクも収録されていました)聞きながら、ヴィニール・ジャパンが「グッド・ミショナリーズ」のCD化した吉報を聞いて欲しいなと思いながら、またまた引っ越しの荷物の中からマーク・ビアのシングル盤数枚をひっぱりだす。
ヴィニール・ジャパンさん、マーク・ビアもよろしく!

って、イエスの「リリース・リリース」を聞いていたら、カード関係のお知り合いのAさん登場、雑談しながらスティーブ・ハーレィをご存じなかったので、ベスト盤を1枚差し上げる。

何年たっても私にとっては「フィッツのAちゃん」も久しぶりに登場、お菓子の差し入れありがとう。お礼にJOJO広重トレカを差し上げる。喜んでいただけましたでしょうか。



kishidashin01 at 23:07|Permalinkclip!音楽 

2007年08月10日

あいたくて/あいたくて

AMSでクサンチピータと中林キララのソロのライブ。

クサンチピータは、名前は聞いていたが、ライブは初見。
スラップハッピー/ヘンリー・カウや、ブリジット・フォンテーヌなどを想像させる歌とギター&コントラバスのDUO。

でも、「きっとルーツはそんなんじゃあないんだろうな、そんなふうに思うのはおじさんだよなあ」と思っていると、最後にユーミンのカヴァーを演奏してくれたようで、そうだよね、と、なんだかなっとく。


で、キララくんのソロを見るのは2回目だが、今回は歌もの。
園まり、ドリフ、ほぶらきん、ブラックサバス、アルバート・アイラーときたもんだ!って、ほぶらきんの曲をステージでカヴァー演奏されたのは初めて見た気がします。
懐かしい当時聞いていた、なんてヤツは会場では、これまたおじさんの私だけだったでしょうか。
「Uターン禁止の行き止まり」という歌詞は、今でも時折思い出すほど、こころに刻まれているんですよー。

しかしほぶらきんの「陽気なサイパネ人」を聞くと、この歌のライブの時に、タンバリン片手にコーラスして踊りまくっていた、元アウシュビッツ、リフォームのキーボーディストにして、現在弊社の会計&税理関係をしてくださっているS氏のかつてのお姿が脳裏に甦る。
ぽっかぽっかぽっかぽっか...


kishidashin01 at 23:48|Permalinkclip!ライブ 

2007年08月09日

アツサニモマケズ

ガラダマの柿木くん、モタコくん、和田くんなどが、大阪の店によって顔を出してくれる。
メールではとうめいロボのちひろちゃんや高知の井上くん、京都のバーのマスターなどなど。

みんないろいろありがとう。

ものすごく元気でもなければ、疲れてしまているわけでもないけれど、みんなからの言葉やメールや写真なんかは、すごく励みになっています。

したいこと、やらなくてはならないこと、修正していかなくてはいけないこと、片づけなど、いろいろあって、やっぱり順番にコツコツやっていくしかないねえ。

もっとがんばりまっす!


kishidashin01 at 20:28|Permalinkclip!日常 

2007年08月08日

京都の夏

京都の伏見に所用でおもむく。

長く京都に住んでいたが、この伏見の酒造メーカー街に行くのは初めて。
静かで、京都市中ともまた雰囲気の違う、古くていい町ですね。

フランス人のミッシェルが今年の頭に日本に滞在していた時、ここに寄ったかなあと、思ったり。


okuoku

kishidashin01 at 23:28|Permalinkclip!日常 

2007年08月06日

ライブのこと、いろいろ

先週末の高知、中山双葉、とうめいロボなどが出演した「カオティックノイズ」でのライブのことを、帰ってきたT嬢から少し話をきく。
おみやげのお芋もありがとう!

ここのところで一番見たかったライブでした。
集客はいまひとつだったとのこと。
えー、なんで!今、一番「旬」なブッキングだと思うが。
これも自民党凋落の高知の不景気のせいか?
ライブはとてもよかった模様。
コンガくん、ありがとう!出演者はみな喜んでいます。
またよろしくね!

ライブの集客の減少のことは、もう全国的なレベルの話で、高知だけの問題ではないですね。
もちろんお客さんも時間やお金に余裕があればもっと行きたいのだろうけれど、どうしても選んで行かなくてはならないのでしょう。

何年か前、私と三上寛さん、向井千惠さんが高円寺のどこかで出演して、お客さん9人くらいだったことがあって、3人のキャリアを合わせると90年くらいになるので、10年でお客さんひとりか!と笑ったこともありました。
で、そんな時の三上さんの演奏がめっちゃ熱くて最高だったりして、もうおかしいやら凄いやらなんやら。


今日はAMSでたまたま「渚にて」のおふたりに会う。
さっそくとうめいロボをお薦めとして、聞かせたり。


9月のチコヒゲさんの大阪公演の対バンの相談を受けて、少し悩む。
BIDEくんに声をかけて、29年ぶりに「BIDE & JOJO」の再結成、チコヒゲさんの対バンにどうかという企画を試みるも、その日はBIDEくんの企画でなんばベアーズでライブをすることが決まっているらしく、この企画は頓挫しました。

まあ、いつかやろう、BIDE & JOJO。

1978-1979年あたりのライブやレコードコンサートのチラシがたくさん出てきました。
状態もいいです。
これを使って1979年あたりの関西のライブ状況チラシ展覧会&トークショー&ライブをやったらおもしろいかと思う。
複眼ギャラリーかアップリンクファクトリーとかでどうでしょう。
AMSでもいいけど。


kishidashin01 at 23:42|Permalinkclip!音楽 

2007年08月04日

まとめて/レツゴー役立たず

テレビからCMのBGMでキング・クリムゾンの「イージー・マネー」や、ユーミンの「卒業写真」をかが流れてくる時、どう反応していますか?
懐かしい?
それとも、ちょっと複雑な気持ち、とか。
ユーミンはともかく、「イージー・マネー」はやっぱりヘンな曲だな、とか。

CMディレクター諸氏、そろそろ音楽にペンペンズか灰野敬二くらい、使ってください。
ムーブラテとかの軽自動車のCMで、灰野敬二、三上寛、JOJO広重とアイドル1名で、ドライブに行くCMとか、当たると思うがどうでしょう、博報堂さん。
アイドル「ドライブ、どこまで行くの?」
3人「地獄までさ!」
アイドル「!(汗)」
三上「冗談だよう!」
全員「わっはっは」
車の行く手の彼方に暗黒の雲がたちこめている。。。とか。

あかんな。



コサカイくんのblogが更新されているのを知る。
http://members2.jcom.home.ne.jp/warmgarden/FUMIPEIJI/fumiuyo.htm

今回はししょうこと、北嶋建也のセカンドを取り上げてくれている。

なかなか言葉にしづらいことを、ちゃんと書いているなあと感心する。
PSF/モラーンミュージックの生悦住さんなんかは「いい音楽は売れない」とか「こんないい音楽が評価されないのは世の中がダメだ」的なことを言う/書くけれど、そうではない。
むしろここにコサカイくんが書いていることのほうが、真実や現実に近い気がする。
コサカイくんは演奏者の方から書きながらも、ちゃんと第三者的視点を持ってリスナー/オーディエンスの方からの見方も持っているからだ。

なかなか他の人のホームページやblogを読む時間がなくて、申し訳ない。
いや、時間がまるでないわけではないが、どうしてもマメにチェックは出来ていない。

で、FNMの石橋くんのblogで
http://news.fmn.main.jp/
7月24日「 レッツ・ゴー役立たず」の項で、私のこのblogの発言を読んで、反応&行動してくれていたことを知る。

ありがとう、石橋くん。
それで、いいです。

この項でも、石橋くんはじょうずに書いているなあ。
コウイチロウのことを『音楽なんか役立たず、音楽どころか自分も含めて役に立つことなんてつまらない、でも役立たずなことをやるのがやるのが最高におもしろい』と、ちゃんと書いてくれたのは石橋くんが初めてな気がする。

ナンセンス、意味がないことに意味がある、アート、ただおもしろいだけやったらあかんの?的な、ちょっととんがった若者がおちいりがちなエラーや、結局考えてしまってできなくなる、もしくはなにもせずに悦にいる的な、もっと深刻なエラー。
そのあたりのちょっと上を、コウイチロウなんかをきっかけに見つけてくれたらと思っていたりも、する、私は。

79年にコウイチロウの作った「おもしろテープ」とマジックで殴り書きされていたテープは、本当におもしろかった。
モタコくんに、佐伯くんに、ミッコくんに、彼らの世代やその下の連中に、もっともっとおもしろい「おもしろテープ(もしくはCDRかなにか)」を私に聞かせてほしいのだ。


コサカイくんも石橋くんも、ちゃんと言葉で話せていいなあ。
私はね。。。
ここ数年、趣味で音楽やったり趣味で音楽のお店経営したり趣味で音楽を紹介するのはやめてほしい、ということを、どうやったらうまく言葉にできるかを考えている。

もうひとつ、やりたいからやっている、作りたいから作った、という音楽(その他のものも多数)がいかに現代に多くて、そしてつまらないかを、これもちゃんと語りたい。


レッツゴー役立たず。
レッツゴー・スペーストラッキン。




kishidashin01 at 23:59|Permalinkclip!音楽 

2007年08月03日

ベアーズ

なんだかたっぷり仕事して、遅くなってしまったが、なんばへ。
ベアーズに顔を出す。

ライブは見れなかったが、ナスカカーへのジョイントで出演していたスズキジュンゾくんに会えたのが嬉しかった。
少し痩せた様子。でも元気そうでなにより。

ナスカカーのナカヤさん、kishidashin完全版とかで、私のギターをコンピューターで解析して再現したとのこと。エコーのかけ方やアタックや奏法を研究したそうで、うーん、そんなに理解してくれたのはあなたが最初です。(笑)

9月14日ベアーズの「遠藤みちろう/JOJO広重」のチラシを初めてみる。
ツーマンなんですね、はじめて知った。デュオなんかもやりたいなあ。

9月8日(土)ベアーズのライブ「VOMIT!!」のチラシをカウンターで見つける。
黒パイプの出演。え、Kくん、これって「アルケミズム」と同じ日ではないか。
そう言えば黒パイプのKくんから『7日(土)はライブでベアーズに行きますので翌日のアルケミズムが見れます』的なメールをもらっていたが、彼が日程を混乱していることを知る。
Kくん、そういうわけで、アルケミズムとバッチリ、バッティングしています。(笑)
そこんとこ、よろしく。

アシッドマザーのライブもチラッと見るが、観客動員は100名越える満員で、人の壁しか見えません。でもマゾくんのシンセとピカチュウのドラムは音がでかくてよく聞こえたなー。

疲れが出て、早退しました。
みなさん、また!



kishidashin01 at 22:32|Permalinkclip!ライブ 

2007年08月01日

幼少から18才まで

ハードスタッフ発行者、徳島の小西さんのインタビューを受ける。
元ハニー&コスチューム、現「関西パンク史家」を自称する西村明氏も同席。

小西さんのハードスタッフはもう14年ほど発行されていないが、次号は故・林直人氏の特集になる模様で、私のインタビューが掲載される号はその次の号となる予定で、小西さんもおっしゃっていたが、おそらく年齢(発行ペース)を考えると、小西さんのミニコミ史においての最終号になりそう、とのことで、発行は早くても10年後くらいになるのかな、と思われるインタビュー。

今回は全8時間程度の予定インタビューの第一段階2時間程度、というお話でしたが、約3時間弱になった。

私の記憶する幼少の頃、つまりは1962年(3才)くらいの記憶から、高校卒業の18才くらいまでの話をした。
はじめてのメディアへの接触、つまりはテレビアニメの鉄腕アトムや鉄人28号を経て狼少年ケン、そこに登場するサブキャラクターの片目のジャックにひかれたこと、ジャングル大帝のこと、時代劇テレビ番組の丹下左膳が好きだったこと、1965年に丹下左膳を見ていて、CMのタイミングにチャンネルをまわしてウルトラQ/SOS富士山を偶然発見し、ウルトラQに夢中になった話など。
漫画はおそ松くんや巨人の星、あしたのジョーなどに夢中になり、少年サンデーを経てマガジンや、月刊誌・少年ブックやぼくら、冒険王を読んだ話。
怪奇大作戦に影響され、岸田森のファンになったこと。
4才上の姉のこと。
小学3年生くらいの時に小説を書いたこと、漫画をノート27冊書いたこと、演劇をしたこと。
切手を集めたきかっけ、切手の趣味誌の創刊の話。そこから知り合った徳島のO氏のこと、彼からの影響の大きさのこと。
そのほか、初めて他人に見せた、高校時代のプログレ好き仲間同士の記録など。
どらっぐすとあにたどりつくまでの話。
初めてギターを買った14才のこと、初めてのバンドSLOTHのことなど。

もっともっと話したが、もちろんここには全部は書けないので、10年後(?)に出版され掲載された時の楽しみにしておきたい。

話しておくべきで話さなかった(時間切れやタイミングで話せなかった)ことでトピック的なエピソードが2つある。

一つは5才の時、幼稚園の卒業間近の時の記憶。
最初の自殺という考えを自分で持った記憶のこと。

もうひとつは7才の時の心霊体験のような出来事。

またの機会に話そうと思う。






kishidashin01 at 21:16|Permalinkclip!日常